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フォト撮れメモ 平成23年

  2011平成23年   
1/2 御池・小池   1/8 大浪池   1/26 新燃岳噴火
 1月2日(晴れ) 御池・小池

御池と高千穂峰 御池と高千穂峰 フォト「御池と高千穂峰」

元旦2日、今日も朝から青空が広がっている。
正月3ケ日はのんびりと過ごすはずだったが昨日も快晴、今日も快晴ではじっとしていられない。家から霧島連山を見ると真っ白だ。
ビデオカメラをフロントの上にセットして里から霧島連山を撮ることにした。大淀橋を渡って堤防からまず撮影、新燃岳の噴煙が青空に鮮やかに映っている。
そばを走っている車も停車して霧島連山を撮影していた。里から見る雪の霧島連山は年に1回あるかないかだ。次に向かったのが山田町のかかしの里だ。

小池と高千穂峰 小池 フォト「小池」

無風で快晴で雪山ありでここの公園は大勢の人が来ていた。滑り台あり、パークゴルフあり、良い眺めだ。次は御池の近くの牧場に寄り撮影してから御池に行く。
チェーン規制の看板が立っているが天気が良く道路は凍結している様子はなく車はスイスイと走っている。
御池の縁には雪が残っていた。雲が出てきたが小池まで行って見ることにした。小池は少し波立っていたが池に雪の高千穂峰という構図が撮影でき満足する。


 1月8日(快晴) 大浪池

大浪池頂上 大浪池火口湖 フォト「大浪池頂上」と「大浪池火口湖」

週末の土曜日、好天に恵まれて大浪池登山口は車が停められない。
霧島神宮から新湯を通り大浪池までチェーンなしで大丈夫だった。それにしても風はなく青い空が広がり登山口まで雪で覆われている。
登山口で簡易アイゼンをつけて登山道の行きを踏みしめ登って行く。登山道は雪の重みでハイノキやヤブツバキの枝が垂れている。
大木ではないが結構大きな木も数本倒れていた。島根の岸壁の船も雪の重みで沈没したりしていて雪の力に戸惑う。頂上に着きすぐ下へ降りる。
三脚を紐で結び肩に掛け、一眼レフを小脇に抱えてビデオを撮りながら降りていて前のめりにひっくり返る。
ビデオもカメラも雪でびっしょり濡れてしまったがちゃんと動いていて一安心。火口湖に降りても雪で行動範囲が限られていて長くは居ず上へ上がる。
簡易アイゼンが途中で外れたりしてまた引き返し、見つけては装着しなおす。
人の足跡はあるのだがそれでも雪の中を登るのは結構疲れる。東回りへ進みすぐに引き返し下山する。下山途中でNさんと会い雑談。
Nさんは韓国岳に登ってから大浪池登山口まで車で来ていま大浪池に登っているとのこと。えびの高原へはチェーンなしでも行けたとか。


 1月26日 新燃岳噴火
1月19日に小規模噴火を起こした新燃岳が,26日に大噴火。
新燃岳噴火 新燃岳噴火 新燃岳噴火
フォト「新燃岳噴火」


  平成23年   
2/13 大淀川堤防   2/15 大淀川とかかしの里   2/21 金御岳   2/24 えびの高原
 2月13日(晴れ) 大淀川堤防

新燃岳と獅子戸岳、韓国岳 廃車前のメーター フォト「新燃岳と獅子戸岳、韓国岳」と「廃車前のメーター」

昨日の強風で火山灰が敷地に積もり、土嚢袋5杯になる。新燃岳の噴火が止まない限り灰との格闘が続く。
昨日の夕方、近くの大淀川の堤防に行き強風の中、霧島連山を撮影する。気になるのが新燃岳で噴煙が立ち上っているが噴火はここ数日無く静かな夕暮れである。
夕日が霧島連山のずっと左へと沈み空が紅く染まった。夏だったらも少し霧島連山寄りに太陽があるのだが。
さて、今朝は火山灰を地区の指定場所に持って行きそのまま昨日の堤防へと向かう。韓国岳は冠雪しているが高千穂峰はここからでは雪が見えない。
1月始めの霧島の雪はきれいだった。この陽気か、大淀川の水もぬるんでいるようで都城盆地の畑も緑が多くなっている。
でもハウスのビニールに積もった火山灰を除去している生産者や道路を走る車の後は灰が舞い上がっている。
マイカーも10年と半年乗っていてその走行距離が一番下のフォトである。平均して年に2万6千km走った勘定だ。月曜日で廃車となる。お疲れ様でした。


 2月15日(快晴) 大淀川とかかしの里

パークゴルフ場と霧島連山 フォト「パークゴルフ場と霧島連山」

昨日の雨で新燃岳の火山灰はどこに行ったのか・・・今朝から真っ青な空が広がっている。
風もなく灰が舞い上がる見慣れてしまった風景は今日はない。
昨日廃車の手続きをしたので家内の車でふたたび大淀川へと走らせる。家内は旅行で昨日からいない。
大淀川では手前の堤防の下へ降りて川べりまで進み写真を撮る。
この場所からだと夕日が川辺に下りて映えることだろうと想像、次が楽しみだ。反対側の堤防へと向かい霧島の山を見る。この場所は先日も来た所で霧島連山に田園と絵になるところだが私の腕と気性では待つと言うことが出来ない。「待てば海路の日和あり」なのだが。澄み渡った青空に白い山に今度は山田町へと向かう。
志和池から山田町への幹線の灰の山には凄すぎる。我が家の灰の2倍以上の量があるはずだ。
山田町の田園からかかしの里まで向かう。一堂ケ丘公園のパークゴルフ場からは大勢の人がプレーをしていてにぎやかな声が霧島連山にこだまする。ここから先への道路は通行止めとなっていて進めない。


 2月21日(晴れ) 金御岳

都城盆地と霞んで見える高千穂峰 金御岳峠のサシバの館 フォト「都城盆地と霞んで見える高千穂峰」と「金御岳峠のサシバの館」

金御岳(かねみだけ 472m)はR222沿いから車で峠まで上れる。
都城市街地から約10km日南へ手向かう途中に位置する。峠から見た都城盆地の先に高千穂峰が霞んで見える。
その後方から新燃岳の白い噴煙が高く上がっていた。峠で写真を撮りサシバの館には入らず遊歩道を山頂へと登る。
と言っても歩いて5分ちょっとしかかからない。山頂からの眺めは最高である。山頂にはハングライダーやパラグライダーの飛翔台があり空を飛ぶ人の度胸がすごいと思う。
春は桜がきれいでピクニックに最適だろう。秋にはサシバという鳥の渡り鳥の観測地でその時期よく報道されている。
一度山頂まで歩きいろいろ撮影した後駐車場まで降りて腹ごしらえをする。その間も車が来ては眺めを堪能し走り去って行く。散歩する人もいた。ご近所の人だろう。
日も沈むとやはり寒くなり手袋をはめ都城盆地の夜景を撮る為じっと待つ。
峠の照明柱に明かりがつきあたりは結構明るくなり、明るくなりすぎ星を見ることは出来ず。夜景を撮影して家路へと急ぐ。


 2月24日(晴れ雲多し) 生駒高原→えびの高原

韓国岳登山口 えびの高原エコミュージアムセンター フォト「韓国岳登山口」と「えびの高原エコミュージアムセンター」

ドライブを兼ねて山田町から高崎町、小林市へと回る。
霧島の山は雲が取れそうで高千穂峰は見えてきたが韓国岳の方はまだ雲の中だ。生駒高原は青空が広がっていて夷守岳もよく見える。
緑も多く灰の量は少ないようで道路を走っていても灰が舞い上がることはない。生駒高原からえびの高原へと車はカーブを登って行く。
途中工事のため片側通行が2箇所ほどあった。えびの高原まであと5kmの表示を過ぎて車は登って行く。露天風呂の手前からあたりの景色が一変、ガスのせいだけではなく灰色がかっているる。
車が通った後は灰がもうもうと舞い上がっている。不動池の駐車場に軽トラが1台停まっていた。韓国岳登山口には誰もいない。
車から降りて写真を撮るが道路は灰が残っている。えびの高原からすぐ、つつじケ丘へは通行止めでここで引き返す。
路肩に車を停めて池めぐりをすれば戻ってきたら車は灰だらけになっていることだろう。



  平成23年   
3/31 桜めぐり
 3月31日(快晴) 観音池公園→かかしの里→牧場の桜→出の山公園→小林市総合運動公園→御池
観音池公園 かかしの里の桜並木 御池の桜木
フォト「観音池公園」「かかしの里の桜並木」「御池の桜木」

新燃岳火口から4km規制が3kmになったがまだ韓国岳、大浪池の登山解除までにはならず。
桜も5分咲き、7分咲きのようで昨年よりは満開の時期が10日くらい遅いみたいだ。それでも晴天続きで青空に桜を撮りたくて桜めぐりとなった。
スタートは近くの観音池公園である。車のダッシュボードにビデオカメラをセットし家を出る。ここの桜並木は日本100選に選ばれていて桜並木の距離が長い。
でもまだ桜は4,5分咲きといったところだ。観音池公園へと向かう左手に霧島連山が霞んで見える。
次は山田町の一堂ケ丘公園の桜である。その前に孫の家により孫たち4人を乗せていざ出発。一堂ケ丘公園に着き桜並木を車で登って行く。
桜もきれいで遊具に孫たちは遊んでいる。次があるので帰ろうと言うのだが聞き入れてくれない。
次は小林市の牧場の桜である。ここの桜並木は有名である。歴史がある。と書いたがまったくその内容は知らない。ここの桜並木も一直線で長く、また左右にも伸びていて見ごたえがある。
広域農道の桜並木も走っていて気持ちが良い。ここからすぐ近くに出の山公園があり霧島山からの湧き水で池がありその周りに桜が植えてある。
池越しに見る対岸の桜の山と夷守岳の姿が絵になる。魚の種類も多く養殖しているのだろうか、試験場みたいである。ここで孫たちと昼のハンバーグをぱくつく。
次は小林市総合運動公園である。ここから眺める霧島連山は雄大である。広場あり競技場あり野球場、テニス場、プール、アスレチック等あって楽しめる。
最後に御池に寄り水辺で遊ぶ。何日か前に通行が出来るようになって車の通りも多く御池に来る人も結構いた。


高原町から望む新燃岳 出の山公園と夷守岳 御池近くの牧場
フォト「高原町から望む新燃岳」「出の山公園と夷守岳」「御池近くの牧場」


  平成23年   
4/3 御池近くの牧場   4/5 かかしの里   4/10 池めぐり   4/17 甑岳   4/20 新燃岳遠景・丸尾の滝...   4/23 えびの岳   4/28 えびの岳   4/29 御池・高原町   4/30 池めぐり
 4月3日(晴れ後曇り) 御池近くの牧場

菜の花と高千穂峰 菜の花 フォト「菜の花と高千穂峰」

先月の31日に孫たちを連れてここ御池近くの牧場に来たのだが晴天なのにゆっくりと撮影も出来ずに帰ってしまった。
心残りで再度じっくりと撮りたくて牧場に来た。天気は下り気味で高千穂峰の二子石にもうっすらと雲がかかり始めていた。
御池少年自然の家に咲く桜も満開で車を道端に停めて撮影する。青空でないのが残念だ。でもきれいだ。牧場の菜の花は黄色の絨毯を敷き詰めていて曇り空ながら楽しめそうだ。
車を最頂点に停めてカメラと三脚を持って牧場内を歩き回る。菜の花の他にも草花が咲いていて春を実感する。
牧場の高低差で見え方も変わり一周したり縦に動いたり横に移動したりアップダウンで足腰を鍛える。
昼前には雨がぽつりぽつりと落ちてきたので帰ることにした。


 4月5日(晴れ) かかしの里

志和池から望む霧島連山 かかしの里から望む高千穂峰 フォト「志和池から望む霧島連山」と「かかしの里から望む高千穂峰」

雲の形が良い。天気もよく風も強く桜も満開だ。
このような絶好日に家にいるなんておかしい。桜満開の山田のかかしの里へと向かう。
途中では雲と高千穂峰を見ながら車を停めては撮影する。わき見運転ではなく横目でチラッと見ては車を停めての撮影だ。いいわけ・・・。
孫を連れてかかしの里に到着。花見する人が大勢来ている。シートを広げて花見の宴もたけなわである。
青空に白い雲、そして満開の桜に風が吹き花びらが散る。桜吹雪か花吹雪、とまではいかないが絵になる。
小さい孫は大きい孫が見てくれているので桜の下を歩いて撮影できた。満足である。


 4月10日(晴れ) 池めぐり
生駒から望む夷守岳と韓国岳 不動池 キリシマミズキ
フォト「生駒から望む夷守岳と韓国岳」「不動池」「キリシマミズキ」

霧島神宮から高千穂峰への道路は通行止めで小林からえびの高原へと向かう。
桜は散りはじめていて時々花吹雪になる。菜の花の黄色も目に飛び込んでくる。
生駒高原の菜の花も盛りで来園者が多いみたいだ。生駒高原の横を走ると右手の土手は菜の花の黄色で絵になる。
小林えびの高原線の沿道はヤマザクラやキリシマミズキが目に付き途中途中で車を停めては撮影である。
不動池に着くまで降灰の影響もなく車が通った後も灰が舞う事もなかった。不動池の駐車帯には結構車が停まっていて池めぐりの方へと皆向かっているようだ。
六観音御池の裏手から撮影して池めぐりの登山道に戻り今度は六観音御池の展望台から撮影する。
遠く近くではしゃいでいる声がしたりして皆さん自然を満喫していらっしゃる。六観音御池から白紫池へと登って行き二湖展望台へは向かわずまた池の裏手の尾根を歩く。
尾根から北展望台を見ると6人か7人いるようだ。白鳥山へは行かないでセンターへと下る。久しぶりの山歩きでやはり疲れが後で出た。


 4月17日(曇り) 甑岳
小林えびの高原線沿いのキリシマミズキは先週から一段も二段も大きくなっていた。
えびの高原へと車を走らせると黄色がやけに目に飛び込んでくる。車を停めて鑑賞する人や車の中からシャッターを切る人、そして私のように三脚を抱えて道路を歩く人。
えびの高原のノカイドウは蕾も大きくなっているかもと思いながら久しぶりの甑岳登山だ。霧島山は池めぐりorえびの岳or甑岳or夷守岳くらいが行ける所だろう。
ここ甑岳も昼前から登り始め何人の人とすれ違ったことか、遠くから声も聞こえてくる。
ビデオを撮っていると鳥の鳴き声に飛行機の音、それに人の声が録音されている。甑岳の頂上から火口には降りず東回りへと進む。
火口の中を撮影するのに頂上正面からばかりなので角度を変えて東回りから撮影、気分転換である。東回りの途中から火口へと降りてススキの中を進む。人が通った後がススキの道を作っている。
空は曇り空で韓国岳もぼんやりとしか見えず湿地の水も波立って来た。甑岳から戻ってきたのだがえびの高原のノカイドウを見る元気は無く帰路に着く。
本当は大浪池登山口から新湯まで足を伸ばすはずだったのだが・・・。


甑岳へと続く赤松千本原 東回りから火口を見下ろす キリシマミズキ
フォト「甑岳へと続く赤松千本原」「東回りから火口を見下ろす」「キリシマミズキ」

 4月20日(晴れ) 霧島神宮→丸尾の滝→えびの高原
霧島神宮付近から望む新燃岳 丸尾の滝 タヌキ?
フォト「霧島神宮付近から望む新燃岳」「丸尾の滝」「タヌキ?」

今日は西岳から吉之元を通り霧島神宮線、丸尾経由でえびの高原へと向かった。
吉之元から高千穂峰がすぐ目と鼻の先にあり高千穂峰の山肌は灰色をしていて青空に灰色では被写体には向かず通り過ぎる。
霧島神宮線沿いのモミジの並木も新緑になり初夏をも思わせる。
霧島神宮から南下して高台へと向かい霧島連山が一望できる場所に着く。新燃岳からは白煙が上がっていて先日の噴火が嘘のようである。いつまた噴火するかわからない。
丸尾への「日本の道百選」を走る。平日で交通量も少なくビデオカメラをセットしてのんびりと走る。
追いつく車もなく制限速度以下になったりする。初夏の風が社内に流れ込む。丸尾の滝で撮影、高さ20m、幅20mと案内板がある。観光客も多く次々と人が入れ替わりしていた。
丸尾から新湯へと車は登って行く。ギアは1段落とす。オートだからDレンジの下だ。新湯は立ち入り禁止のバリケード。車を脇に停めて撮影していたらタヌキだろう一生懸命土をあさっている。
シャッターを切っても気づかない。近づくとびっくりしてこっちを見ている。足がすくんだのだろう。大浪池も入山禁止で誰もいない。
えびの高原ではつつじケ丘の広場でおにぎりをいただく。ノカイドウはまだ蕾も出ていなかった。
えびの高原のキリシマミズキはまだ房が小さく小林へと下る。露天風呂からがキリシマミズキの絶景が続く。本当にだ。
青空にミズキの黄色が一段と鮮やかさを増す。来て見て撮って本当に良かった。大満足である。


新湯 キリシマミズキと甑岳 ヤマザクラと甑岳
フォト「新湯」「キリシマミズキと甑岳」「ヤマザクラと甑岳」

 4月23日(晴れ) えびの岳
御池と高千穂峰 キリシマミズキ えびの高原から望む韓国岳
フォト「御池と高千穂峰」「キリシマミズキ」「えびの高原から望む韓国岳」

御池に寄り写真を1枚2枚、小林からえびの高原へと車を走らせ途中でまた1枚。
昨夜の雨も止み昼前から青空が広がってきている。沿道の新緑も輝いて見え若葉も鮮やかだ。キリシマミズキの黄色い房が風に揺れている。
露天風呂に車を停めて先日と同じ場所でまたまたキリシマミズキを撮影する。雲が流れ太陽を隠すと急に寒くなり風も冷たくなる。
太陽が顔を出すと今度は暑く感じる。昼過ぎにつつじケ丘の広場に着く。ここに車を停めてえびの岳に登る。登山口は県境の標識からだが
広場を進みキャンプ場を抜け赤松の林を直登である。直登と言っても夷守岳ほどの傾斜でもなく距離もなく火口回りが見えているから今の季節迷うことはない。
火口回りに着くとここもキリシマミズキが咲いていた。火口の中へと入っても周りの景色が見えなくなるので東回りへと行き途中谷に降りて登りはブッシュを強引に進む。
ブッシュを抜けると登山道に出てあとはのんびりと最高点まで進む。
誰とも会わない。鹿もいない。最高点からの眺めは良く新燃岳の噴煙も見え隠れしている。火口回りを一周しようと最高点を過ぎて下って赤松のところまで来たが引き返す。
広場に戻りおにぎりを食べて帰る。


えびの岳登山口から見たつつじケ丘 えびの岳最高点を見る えびの岳から望む韓国岳と硫黄山
フォト「えびの岳登山口から見たつつじケ丘」「えびの岳最高点を見る」「えびの岳から望む韓国岳と硫黄山」

 4月28日(曇り後晴れ、えびの高原荒れ模様) 新湯・えびの岳

沿道に咲くキリシマミズキ フォト「沿道に咲くキリシマミズキ」

久しぶりに星を撮ろうと深夜前に家を出る。
まず御池に寄る。月は三日月だが見えてなくて暗い。星も秋のように瞬いていなくてISO800で撮影したが出来栄えはぱっとしない。
次に高原町から撮影するが山が見えず。次は小林の出の山公園に行く。ここも夷守岳は見えず雲が覆っていた。風も強くなり始めている。
生駒高原はもう撮影する情況ではなくえびの高原へと車を走らせる。深夜2時前にえびの高原着、ガスと強風で視界不良。防寒着を2着着込み車の中で仮眠する。
それでも寒くてエンジンをかけて暖機運転をしておくと「アイドリングストップをしましょう。」と
ナビがおしゃべりする。いやなナビだと思いながらエコモードを中止する。ナビが黙ってしまった。日の出は5時半くらいなのだが、えびの高原は相も変わらず荒れた天気だ。
待っていても池めぐりには行けそうもなく新湯まで下って新燃岳の日の出を撮ることにした。 新燃岳の白煙は南へと低く流れていて韓国岳から流れて来る雲と噴煙の区別がつかない。
両方ともオレンジ色に輝ききれいだ。太陽が顔を出すと赤松も鮮やかになり私もカメラにタイマーをセットしてはいポーズである。
えびの高原に戻る途中の沿道の景色がすごくきれいだった。でも韓国岳は雲に覆われていて池めぐりの方も雲の中で先日登ったえびの岳にまた登ることにした。
またキャンプ場の赤松林から登り火口周りを西回りへと進む。えびの岳の最高点に着きまた来た道を引き返し下山。


 4月29日(晴れ) 御池・高原町

北斗七星 フォト「北斗七星」

昨晩の星景があまりにも悲惨だったので再度トライ。
深夜2時前には起きていて2時から大リーグを見、午前4時前に出発する。行き先は御池と高原町。遠くまで行く時間がない。
東の空も明るくなり始め星も少なくなってきた。4時37分御池の近くの牧場から撮影する。北斗七星は斜め上にある。
東の空には三日月が見える。御池には4時51分、高原町のほたるの里に5時10分。高千穂峰の上空にはもう星はなく東の空がオレンジ色に染まっている。
どうしても東ばかりを撮影してしまう。新燃岳の噴煙は見えず。
日の出は5時38分、戻る途中の田園を撮影していて日の出となる。帰りながら高千穂峰を撮影、昨晩のリベンジが出来た気がする。


 4月30日(晴れ) 池めぐり
午前4時前、不動池。星は出ているがなにせ風が強すぎる。あたりには他に人の気配もなく車の中で風がおさまるのを待つ。
今日はヒートテックのアンダーウエアを着てきたので寒さは凌げる。
午前5時が過ぎても風は強く星も消え白々として来た。しかたなく池めぐり登山道を歩くことにした。
赤松の中は風が遮られて寒さも不動池ほどではないが手袋はしている。六観音御池の裏山に登り日之出を待つ。でも日の出の時間になっても雲に遮られ色なし。
5時40分甑岳と夷守岳の間にオレンジ色した太陽が見えた。日の出の時間から10分過ぎている。でもすぐに太陽は雲に隠れてしまった。
六観音御池の裏手にはオオカメノキにシロモジがたくさん咲いていて華やかだ。これで晴れていて青空の下で撮ればぐんと見栄えがするだろうなと思いながら撮影する。
太陽が顔を出したときに枯れ木と太陽で芸術作品完成である。タイトルは「バレリーナ」。裏手の最高点のところまで登ると三角点がある。
駐車帯に停めた自分の車や登山道を歩く人を撮影する。まるで・・・みたいだ。


池めぐり登山道 バレリーナ オオカメノキが咲く池めぐり登山道
フォト「池めぐり登山道」「バレリーナ」「オオカメノキが咲く池めぐり登山道」


  平成23年   
5/2 えびの岳   5/8 赤松千本原   5/14 えびの高原   5/15 かかしの里   5/29 えびの高原
 5月2日(晴れ、黄砂) えびの岳

えびの岳登山道から望む大浪池 えびの岳西面の枯れ木 フォト「えびの岳登山道から望む大浪池」と「えびの岳西面の枯れ木」

ノカイドウの花だが去年は4月17日に蕾が膨らんでいた。
4月下旬には満開だったのに今年はようやく蕾が色づいてきている。それも1本の木にだけである。今年は後2週間前後に開花するのか。
昨日今日と黄砂がひどくて視界が悪い。家から高千穂峰も見えず、昼過ぎからえびの高原へと向かう。午後2時にえびの岳へと登山道を登り始める。鹿が多いのが目立つ。
えびの岳の最高点、頂上には約40分で着くのだが3時15分に到着する。

赤松林に咲くキリシマミズキ えびの岳東面の枯れ木 フォト「えびの岳東面の枯れ木」と「赤松林に咲くキリシマミズキ」

黄砂で青空も遮られ曇り空になっている。桜島も見えない。遠くだから当たり前か。新燃岳の噴煙も今日は見えず。
GWの中日、えびの岳の頂上にいても車やオートバイの音が良く聞こえる。
明日から後半に突入で人出も増えそうだ。でもノカイドウを見に訪れる人はがっかりだろうな。
頂上から西回りへと進み登山道からはずれ火口の周りを進む。頂上から火口崩れの沢まで約1時間かかった。


 5月8日(雨のち晴れ) 赤松千本原

えびの高原露天風呂 甑岳登山道の水溜り フォト「えびの高原露天風呂」と「甑岳登山道の水溜り」

GW最終日の日曜日、深夜2時起床。外を見ると雲が広がっている。星はなくまた眠りにつく。
午前5時前また眼が覚めて外を見ると情況は変わらず。朝8時過ぎぱらぱ雨が降っていて時折辺りが暗くなり激しい雨が降る。
結局日が射してきたのは午前11時前でどっこいしょと車をえびの高原へ走らせる。
昼12時20分、生駒高原を走っている。夷守岳にかかっていた雲が徐々に消えていく。時間が経つにつれ甑岳も顔を出し韓国岳も見えてきた。エアコンをつけなければボーとなる。
えびの高原の手前の露天風呂あたりに車を停めて赤松千本原の中に入り散策する。道路が見える範囲の散策だがあまり夢中になると方向を間違ってしまう。
気をつけないと危ない、危ない。甑岳登山口に移動してまたまた赤松の中を歩き回る。気温が上がっているのだろう、平坦な中を歩いていても額には汗が出てしまう。
甑岳の登攀口まで来たが登る元気もなくまた引き返す。甑岳登山口に戻ったのが午後3時20分、ノカイドウを見て帰ることにした。
ノカイドウは1週間経って紅い蕾が増えていた。でも2株だけで他はまだ蕾もない。


 5月14日(晴れ) えびの高原

ノカイドウと鹿と韓国岳 ノカイドウ フォト「ノカイドウと鹿と韓国岳」と「ノカイドウ」

昨日の夕焼け空が脳裏に残っていて今日も夕焼けになると信じる。午後3時前に家を出る。
ノカイドウが今朝の新聞に掲載されていたので夕焼けとノカイドウと星景も撮るつもり。
Mさんが夷守岳に今日登っているはずで生駒高原から夷守岳を撮影する。韓国岳にかかる雲も感じのいい雲だ。夕焼けが期待できそう。
午後4時半えびの高原ノカイドウ前に到着、結構車が停まっていた。新聞に書いてある通り2株だけが良く咲いていて花は白くなっていてピンクの花が見当たらない。
夕方の高原は肌寒くブレーカーを着込む。半袖の人は見当たらない。えびの高原の手前の露天風呂あたりに車を停めて赤松千本原の中に入り散策する。
他の株も見て回ったが沿道の2株だけが良く咲いていて他の木は咲いてはいるが少しだけだ。
花をまったくつけていない株も多数ある。今年は裏年のようだ。午後5時半過ぎ、不動池へと移動し夕焼けを待つ。
昨日は7時10分頃だったから今日もその時刻だろう。7時前まで待ったが夕焼けは望めそうもなく引き返すことにした。
不動池の登山道で待っていると低い市で雲が焼けたが韓国岳の上空の雲はほんの少し焼けただけだった。
星景は雲が多くて月もぼんやりで星は見えず午後7時半不動池をあとにする。


 5月15日(晴れ) 山田町かかしの里

かかしの里より フォト「かかしの里より」

夕焼けを追って今日は山田町のかかしの里からだ。
午後5時40分、一堂ケ丘公園の桜並木の坂を車で登り広場に着く。上空の雲は少ないが霧島連山には雲があり夕焼けが見られそう。広場から階段を登る桜の木にはさくらんぼがびっしりと鈴なりだ。
まだ小さく、熟したら誰が食べるのだろう?小鳥かカラスか?
一堂ケ丘公園は広場もあり遊具などの施設もあり日が長くなって楽しむ家族の姿がある。ちょっと肌寒くブレーカーを着込み霧島連山に落ちていく夕陽を眺めている。
刻々と時間が経つにつれ霧島連山の表情も変化していく。シャッターを切りビデオを回し自己満足の世界である。
太陽が西に沈み東の空には満月に近い月が高いところにいる。星も撮れそうだが月の明かりで星は多くは見えないだろう。


 5月29日(雨) えびの高原

えびの高原に咲くミヤマキリシマ フォト「えびの高原に咲くミヤマキリシマ」

台風一過、昼過ぎ自宅から霧島の山を見ると青空が見え山も見える。すぐに昼食をとりえびの高原へと出発する。
山田町を過ぎ、高原町を過ぎ、小林の手前で黒い雲が高度を下げ山を隠しだした。生駒高原に着いたときには霧島の山の中腹辺りまで雲が垂れてしまった。
急いでえびの高原まで行っても多分景色を見ることは出来ない。
それでは途中途中で車を停めて辺りを散策しながら行こうと決めた。雨も降り出しガスもかかり視界が悪くなる。
えびの高原に近づくにつれ情況は最悪で視界10メートルあるかないかライトをつけスピードダウンだ。
えびの高原の手前の露天風呂の駐車帯に車を停めここで雨が止むのを待つ。2時間近く待ち雨風が弱くなったのでえびの高原へと向かう。
車の通りはぼちぼちだ。多分晴れているのを期待して上って来られたのだろう。ミヤマキリシマも咲いているし。
結局雨は止まず傘を差して広場やつつじケ丘をぶらぶらして帰る。



  平成23年   
6/4 硫黄山   6/9 池めぐり   6/29 硫黄山   6/29 甑岳
 6月4日(晴れ) 硫黄山
えびの高原つつじケ丘 硫黄山から望むえびの岳 不動池 賽の河原から望む韓国岳
フォト「えびの高原つつじケ丘」「硫黄山から望むえびの岳「不動池」」「賽の河原から望む韓国岳」
午前2時前に家を出発する。えびの高原まで星景でもと思っていたが薄い雲が出ているようで星はぼんやりとしている。
結局星景はえびの高原についてから撮影したがだめだった。不動池に着いたのが午前3時半頃で早くも車が3台停まっていた。
つつじケ丘で星景と夜明けを撮影するため待っていたが夜明けまで時間があり過ぎ新湯へと下る。
ここ新湯の松越しに新燃岳を撮るのだがこれもいまいちパッとせずまたえびの高原へと向かう。
午前5時前硫黄山辺りから空が染まりだしてきた。どんよりとした色だ。5時過ぎようやく韓国岳上空の雲が染まり撮影オーケーである。
5時半過ぎ不動池へと戻り硫黄山へと登る。もう太陽は東の空から上がっていた。先日まで硫黄山も入山できなかったが今朝は掲示板もロープもなくミヤマキリシマを楽しみながら登って行った。
ただ最近は新燃岳の噴火で登山らしいことをしていなくてすぐ足に来る。それにしても朝のミヤマキリシマは夜露に濡れてすがすがしい気持ちになる。
早起きは三文の徳とか。硫黄山を行ったり来たり、裾野を歩き回りさすがに朝早くで疲れてしまった。
帰りの時間は午前8時だった。


映りこむミヤマキリシマ 硫黄山のミヤマキリシマと韓国岳 韓国岳の裾野に咲くミヤマキリシマ ミヤマキリシマ
フォト「映りこむミヤマキリシマ」「硫黄山のミヤマキリシマと韓国岳」「韓国岳の裾野に咲くミヤマキリシマ」「ミヤマキリシマ」


 6月9日(晴れ) 池めぐり

雲海と山並み 雲海と山並み フォト「雲海と山並み」

AM0:20 自宅出発。
AM2:05 不動池到着。星が沢山見える。北斗七星もカシオペアも。他に車はない。
AM2:21 不動池の上に見える北斗七星を撮影する。家で見たらピントが合っていなかった。
AM3:31 六観音御池。星景を撮るも月明かりがなく池も見えない。これも失敗。
AM4:05 北展望台。六観音御池からここまで登ってくるのにバテバテだった。
日の出の時間は午前5時6分。東の空が明るくなり始めてきた。地平線には雲があるので日の出は遅れる。待っているとカメラの機材を担いで男性の方が登って来られた。
中判ではなく大判のカメラである。すごい。露出計を持って計られている。見ていて難しそうだ。ぽちぽち話をしながら待っていると日の出の時間となる。
AM5:10 日の出。甑岳の向かって右側からお出ましである。
AM5:30 北展望台から白鳥山へと移動。
AM6:00 白鳥山を下り二湖展望台を過ぎ池めぐりの合流地点に着き、ここをまっすぐ進み裏手の尾根を散策する。
AM8:24 不動池に戻ってくる。硫黄山へは向かわず帰宅する。


日の出 甑岳上空から昇る太陽 朝焼けした雲海
フォト「日の出」「甑岳上空から昇る太陽」「朝焼けした雲海」

 6月29日(晴れ) 硫黄山

硫黄山賽の河原に映りこむ韓国岳 フォト「硫黄山賽の河原に映りこむ韓国岳」

昨日九州南部が梅雨明けである。さっそく前日の夜11時に家を出発する。家から眺める星の数も沢山見えている。
星景を撮影しながら不動池に着いたのが深夜2時過ぎである。雲が上空に広がっては流また星が見え出す。結局寝ないまま3時頃硫黄山へと向かう。
結局寝ないまま夜明けを迎えることになる。夜明けから日の出がドラマチックで自然が私を包み込んでいるかのようであった。
星がきれいで夜明けが素敵で、あさやけがまた素晴らしい。午前6時半、甑岳へと向かう。
登るのがやっとである。寝不足の疲労も溜まっている。甑岳は明日アップしよう。
今日午前10時半頃新燃岳が小噴火した。私は家に帰る途中で気づかず。


硫黄山の星景 硫黄山から見た日の出 韓国岳
フォト「硫黄山の星景」「硫黄山から見た日の出」「韓国岳」

 6月29日(晴れ) 甑岳

甑岳火口 フォト「甑岳火口」

AM6:24 硫黄山から甑岳登山口に移動する。早くも車が1台停まっていた。
AM7:34 甑岳の頂上に着く。時間のかかること、運動不足か年のせいか。朝早い時間でも夏の暑さには参ってしまう。
AM7:34 桜島が小噴火、桜島は雲に隠れていて見えない。火口へと降りる。
AM8:25 下山。
AM9:53 登山口に到着する。先着していた車の持ち主とは甑岳の急な勾配を登っていたときに会った。
女性の方で1人でいつも韓国岳に登っているのだが登山禁止のためここを登っているとのこと。小林市の方である。
また頂上にいたときに会った団体の方6、7名の方に挨拶する。あとで知ったのだがフォトスライドのDVDを送った人もその場に居たとのこと。



  平成23年   
7/10 えびの高原   7/15 山の夜景   7/16 池めぐり   7/24 えびの岳   7/30 硫黄山
 7月10日(晴れ) えびの高原

不動池の柵と入道雲 朽ちた木 フォト「不動池の柵と入道雲」

午後4時えびの高原への入口に立ち青空と夏雲を撮る。
韓国岳はここから見ると中腹から上は雲に覆われている。今日は車から降りてのんびりと沿道を散歩する予定である。
えびの高原から降りてくる車は多いが、向かう車はこの時間何台も無いようだ。七折の滝にさしかかると沿道にノリウツギの白い花?花弁を見つける。
えびの高原へ向かいながら所々で車から降りて散歩する。道を歩くとこれまでとは違った見方や発見がありおもしろい。

夕日に染まるえびの高原道 フォト「夕日に染まるえびの高原道」

不動池に着くと車も多く停まっていて空には夏雲があり柵に座っている人を入れてパチリ。韓国岳はやはり中腹から上は雲で新湯まで下ってみる。
新湯から見る新燃岳も雲がかかっていた。えびの高原へ戻る途中でも道草をして大波いの山肌や夏雲に青空を眺める。
道路から山側は雲があるが反対側は青空である。午後6時半過ぎえびの高原から韓国岳を見ている。
韓国岳にかかる雲が青空の下で流れ刻々と変化していく。午後8時18分真上にある半月の明りで星数は少なくあたりも明るい。
ISO-1250で4分露出したら白く飛んでしまった。それでISO-800で2分露出するとオーケーである。


 7月15日(晴れ) 山の夜景

高千穂牧場近くから見た新燃岳と中岳 フォト「高千穂牧場近くから見た新燃岳と中岳」

今夜は満月で雲も少なく台風6号が近づく前に満月と星を撮るため午後8時過ぎ家を出発する。
満月なので夜空の星は少ない。満月は露出をアンダーにしてPで撮影する。月の撮影も難しい。霧島神宮へと向かい、丸尾滝から新湯、えびの高原へと車を走らせる。
夜中にあまり住宅や建造物の近くに行くのは不審者と間違えられるから気を使う。えびの高原に近づくにつれ雲の広がりが多くなり不動池に着いたときは雲が東から西へと流れていた。
今夜のカメラの設定はISO−800で露出時間は長くても40秒で心の中でカウントする。
この後の行動は夜明けを撮影するため、池めぐりコースを歩く。


 7月16日(晴れ) 池めぐり

池めぐりコースから見た韓国岳 日の出 フォト「池めぐりコースから見た韓国岳」と「日の出」

午前1時50分不動池で星景を撮影して池めぐりコースへと入って行く。
カメラの設定は変わらずISO−800のままである。満月が見える方向は明るすぎて星数も少ないが反対側ではまあ見えている。
カシオペアも頭上右にある。さすがに寒くウインドブレーカーを着て六観音御池へ向かう。足取りがおぼつかない。六観音御池についたのが午前3時前である。
ここからの登りがまた億劫なのだ。私にとっては心臓破りの登りだからだ。白紫池に着いたのが午前4時前だ。ここで撮影して二湖展望台からの日の出には十分間に合う。
池めぐりの途中で甑岳の頂上に明りを見つけた。そして白紫池で撮影しているときに韓国岳でも明りが動いていた。
登山禁止になっている山へは登らないよう自覚することが大事だと思う。午前5時23分甑岳の向かって右手から日の出である。


 7月24日(晴れ) えびの岳

日の出 フォト「日の出」

午前2時40分つつじケ丘に車を停めてえびの岳へと向かう。
LEDのヘッドライトと単三2本入りの懐中電灯を照らしながら登山道を進む。
月は半月が欠けていて真上近くに見えているが林の中まで月明かりは届いていない。ヘッドライトも懐中電灯も光は弱く登山道の先がよく見えず2度3度と道をはずす。
えびの岳を東回りに進み頂上に到着。一番開けている高台でえびの高原を走る車のライトが流れて見える。
桜島も見えているが上のほうは雲がかかっていて錦江湾も見えず。撮影する場所が限られていて構図が思い通りにならない。
遠く硫黄山に灯りが1つ、甑岳の頂上にも灯りが1つ見える。日の出も撮影し西回りへと進みキャンプ場に下る。


 7月30日(晴れ) 硫黄山
甑岳の夜明け 朝日を浴びる硫黄山東面 韓国岳
フォト「甑岳の夜明け」「朝日を浴びる硫黄山東面」「韓国岳」

前夜、夜空に星がいっぱいだ。えびの高原も星が家で見る以上に見えるはず、10時半頃家を出る。
御池→高原町→出の山公園→生駒→えびの高原へと星を撮影しながら車を走らせる。
生駒ではインターバル撮影をするため車は停車、午前0時50分に始めて終わったのが午前2時30分頃である。
1時間40分天の川は韓国岳の向かって左から甑岳へと動いていた。午前4時前、不動池に到着する。湖面には星が映りこんでいた。さっそく撮影である。
午前4時半、硫黄山から東の空は青く染まっている。日の出は午前5時半頃だから1時間前からグラデーションが始まっている。
甑岳の先には市房山や石堂山が雲海に浮かんでいる。午前5時33分、日の出だ。朝日が斜めに射し込みなかなかいい感じである。桜島も噴煙を上げている。
硫黄山を一周して戻ったが桜島は2回爆発していた。まだ午前7時前である。


えびの高原 韓国岳 韓国岳登山道
フォト「えびの高原」「韓国岳」「韓国岳登山道」


  平成23年   
8/11 星景   8/12 白鳥山   8/21 小林線展望台   8/24 美川町   8/27 星景(生駒ほか)   8/28 硫黄山
 8月11日(晴れ) 星景
美川町から見た高千穂峰と北斗七星 高千穂牧場駐車場から見た新燃岳・中岳・高千穂峰 フォト「美川町から見た高千穂峰と北斗七星」と「高千穂牧場駐車場から見た新燃岳・中岳・高千穂峰」

 PM6:30 高原町から星を期待したが高千穂峰は雲に隠れていた。
月も丸くなっていて東の空で輝いている。山行きの格好ではなかったので一度家に帰る。
夕食を摂りすぐに霧島神宮周りへと向かう。月は上空にあるが雲もなく山も星もきれいだ。
午前0時を過ぎてえびの高原から白鳥山へと登る。月齢11.3、午前4時前にはまあるくなった月も西に沈む。


 8月12日(晴れ) 白鳥山

白鳥山頂上からの星景 フォト「白鳥山頂上からの星景」

午前2時過ぎ、白鳥山の頂上。
月が沈むまで後約2時間北の方角は星が多く見えるが天の川までは見えない。二湖展望台まで戻ってインターバル撮影を試みる。
設定は50秒露出、インターバル3秒、ISO-1250で甑岳方向を撮影開始だ。星数が少ない。
午前4時前つきは西へと傾く。辺りは明るく周りが見えていたのに暗闇へと変化する。その代わりに夜空には星が、天の川が見えてきた。流れ星も多くなった。
大きな火球が同時に流れたときには拍手してしまった。これがなかなかアングルの中に入らない。
インターバル撮影は甑岳方向からオリオン座が出てきた韓国岳へと切り替える。撮影が終わって家でパソコンに取り込むとピントがイマイチだ。
レンズを換えて初めての撮影だったからと諦め。


 8月21日(曇り) 小林線展望台

小林市側の山並み フォト「小林市側の山並み」

気温が高い日が続くが天候不順も続く。
星を撮りたいのだが秋空のようには晴れてくれないが前夜から期待を持って出発する。
美川町で太陽が沈んでから待つこと2時間余り、星は見えたが高千穂峰が雲に隠れている。
これではインターバル撮影も無駄で中止、えびの高原へと向かう。温泉郷から新湯へと向かう登りからガスが立ちこめ視界が悪くなる。
新湯で停まって辺りを見ても何も見えずえびの高原までノロノロ運転である。えびの高原で待つこと夜中の11時、ガスは立ち込めたままだ。
それではと小林市の方へと下ると案の定星が見え隠れしていた。でも雲の流れが速い。展望台に車を停めて車の中で星を捜す。時々眠っている。
時々車が3台えびの高原へと向かうがすぐに展望台に戻った。午前6時日の出を見る。


 8月24日(晴れ) 美川町

比較明合成の星景 フォト「比較明合成の星景」

西の空は夕焼けである。
孫を自宅へ送り美川町から高千穂峰と北斗七星を撮りに向かう。午後8時ISO-1600、露出時間60秒、インターバル3秒の設定でインターバル撮影開始。
夜の空には雲があるが天の川もぼんやり見えたりしている。待つこと2時間でバッテリー切れだ。
その間夜中に一人でいるとどうしても不審者に間違えられそうだ。帰宅する車がそばでスローダウンしこちらを伺っているように見える。
バッテリーを取り替えてレンズを覗くと曇っていた。レンズフードも夜露で濡れている。温度差があるので途中から曇るのだろう。
雲も広がってきたので帰路に着く。


 8月27日(晴れ) 星景(生駒ほか)

生駒高原から北極星の軌跡 フォト「生駒高原から北極星の軌跡」

御池のキャンプ場からは残り少なくなった夏を楽しむ声が対岸まで聞こえてくる。今の時間は午後8時である。
御池から見た高千穂峰は雲に隠れているが徐々に雲が消えている。生駒からえびの高原へと向かうのだがこの雲もその頃には消えるだろうと楽観視。
星景の撮影場所である高原町から見た霧島の山はまだ雲が多い。ここでの撮影はパスして生駒へと車を走らせる。
途中の広域農道から見た星が北の空も南の空もきれいで他の車の灯りをかわしながら撮影する。
出の山公園では池に星が映りこんでいた。あとは撮影する腕だけと張り切っている。生駒高原でもまたまた張り切って星を撮影する。
北極星をコマ撮り撮影するのだが時々レンズが夜露で濡れていないかチェックする。日付が変わる前にえびの高原へ到着。


 8月28日(晴れ) 硫黄山

オリオン座 フォト「オリオン座」

えびの高原に着くと強烈な風のお出迎えである。
外で撮影なんてものじゃない。車の中にいると突風で車が揺れる。空には満天の雲ひとつない星空が広がっている。素晴らしい!!
風のおさまるまで車の中に退避だ。シートを倒してみる星空がきれいだある。
そのわりには流れ星は少なく見えても薄く流れている。午前1時過ぎ、車から出て星を撮影する。三脚を手で押さえ心の中でカウントする。
ウインドブレーカーに手袋をしての撮影だ。午前2時過ぎに韓国岳登山口に車を停めて硫黄山へと向かう。
ゴアテックスの雨具もザックに入れて石の階段を登る。硫黄山の上に立つと東からの風がひっきりなしに吹いてくる。
吹き止むのを待っていれず雨具も着て撮影を始める。寒さが増している。硫黄山を移動しながら岩陰に身を寄せ星を撮るのも大変、でも今夜の星はすごくきれいだ。
星の名前と位置がいまいちはっきりしない。日の出前山は雲に覆われ日の出を見ずに退散する。



  平成23年   
9/5 硫黄山   9/7 甑岳   9/22 御池近くの牧場   9/23 新燃岳の小噴火ほか   9/23 御池
 9月5日(晴れ) 硫黄山

賽の河原から望む韓国岳 雲海と甑岳 ススキと韓国岳
フォト「賽の河原から望む韓国岳」「雲海と甑岳」「ススキと韓国岳」

多分雲も切れるだろうと西岳まわりでえびの高原へと向かう。
美川町の撮影場所から夕焼けを期待したがどんよりとした夕焼け空になった。
日が沈み北斗七星が見えるのだが雲が多くはっきりした北斗七星はわずかに時間でしか見られず。
インターバル撮影を1時間くらいして温泉郷から新湯へと車は登って行く。新湯に着き車から降りるとライトに照らされた新燃岳の灰がさらさらと舞っている。
車の屋根を見るとうっすらと積もっている。すぐに車に乗りえびの高原へと向かう。えびの高原の星空は靄がかかっているらしくぼんやりとしか見えない。
エコミュージアムセンターの駐車場で待つこと数時間か、ここでインターバル撮影開始である。
午前2時、不動池の駐車場から硫黄山へと歩く。星もきれいで不動池の湖面を見ると星の映り込みが少なかった。夜明けまでススキを入れて星を撮ったり、岩陰で風を避けたりしていた。
夜明けから日の出にかけて雲海に朝日に照らされきらめくススキに寒さも忘れそう。前回は日の出前に雲が覆ってしまい日の出は見られなかったが今回はすべて良し。


 9月7日(晴れ) 甑岳

湿地のツクシクロイヌノヒゲ 甑岳火口から望む韓国岳 フォト「湿地のツクシクロイヌノヒゲ」と「甑岳火口から望む韓国岳」

午前3時、甑岳登山口。星は瞬いているが月は西に沈んでいて暗闇の中を赤松の樹海へと下る。
LEDのヘッドライトに手持ちの懐中電灯で登山道を歩く。登山道は広いので迷うことはない。また甑岳の登りも整備されていた。
甑岳に来る途中でも星景を撮っていたが風景を入れようとするとやはり月明かりがあったほうが撮影しやすい。
甑岳火口に下りて夜空を見渡すと360度星が見える。湿地と韓国岳を入れて撮影したが露出が不足している。
日の出の時間になるので火口から上がり頂上で待つ。新燃岳は見えないが韓国岳の左手から噴煙が東へと流れていた。
日の出も噴煙で見ることが出来ずまた火口へと下る。朝日の斜光にススキがきれいで湿地の草も青空を映しこみきれいだ。今が旬の甑岳のススキである。


 9月22日(晴れ) 御池近くの牧場
昨日は台風一過、夜の星がきれいだった。
そして今夜も星はきれいだろうと日の入り前に御池の近くの牧場にいる。霧島の山ははっきり見えているが雲が多く、ひつじ雲の夕焼けを期待していたのがはずれた。
でもここ数週間山が見えなかったのでストレスが溜まっていたようだ。陽が落ちて空にも星が瞬きだした。

霧島連山の夕焼け フォト「霧島連山の夕焼け」

雲間から北斗七星の柄が見え露出45秒でインターバル撮影を始める。風が冷たく吹いていてウインドブレーカーを着る。
夜の空の雲も流れて行き星が見えるだろうと思っていたが反対だった。星は雲の中に消えてしまってインターバル撮影は1時間で終了。
予備のバッテリーを数えてみたら1個足りない。山で落としたのだろう。全部で7個だからあと3個ネットで注文した。





 9月23日(晴れ) 新燃岳の小噴火、行楽地から霧島山を見る
今日は秋分の日で3連休である。
わたしは年中連休があるようなものだが・・・。
孫を連れて家内と3人でまず納骨堂に寄りご先祖様を拝んで石山の観音池公園へと向かう。
観音池公園への桜並木を走っていると新燃岳が噴火している。青空に白い噴煙だ。車を停めてカメラで撮影しビデオで撮影、三脚までは用意できなかった。
噴煙の高さは2〜300mだろうか、噴煙は霧島市のほうへ流れているようだ。
観音池公園で遊んでいても新燃岳が気になる。昼12時前に高原町の皇子原公園へと向かう。連休初日でヒガンバナも真っ盛り、駐車場に停めるのも大変でくるっと回って退散する。
人と車で交通整理のおまわりさんが大忙しである。ここは明日も明後日も大入りだろう。次にコスモス牧場へと向かう。
ここは家族連れで賑わっていた。もちろん孫の伊織も大満足で遊具で遊びウサギとヤギと子馬とブタとヤギで遊ぶ。
帰りたがらない孫を「海に行くよ」と言って御池へと戻るのである。帰りの車の中で孫はお休みだ。今夜も一度御池へ星を撮りに行こう。


新燃岳の小噴火 コスモス牧場と霧島連山 ヒガンバナ咲く御池
フォト「新燃岳の小噴火」「コスモス牧場と霧島連山」「ヒガンバナ咲く御池」

 9月23日(晴れ) 御池

御池とカシオペヤ座 フォト「御池とカシオペヤ座」

夜8時に御池に着く。昨夜とは違って雲がぐんと少なく星は輝き時々流れ星も見える。
御池にはまだ人がいて車のライトも湖に向けて照らしていた。ボートを照らしていてライトアップを撮影する。
インターバル撮影は最初北極星を入れて撮影していたが雲が多く撮影中止。
御池のキャンプ場と高千穂峰をいれて撮影開始、午後8時半から10時過ぎまでシャッターの音だけがする。
さっきまでいた人たちも帰って行った。風は微風で湖面には高千穂峰が映りこんでいる。ピントがイマイチで∞のちょっと前にセットしてISO2000で露出40秒である。
寒くて防寒具を着込んでただひとり夜空の星を見上げている。魚眼レンズがあれば広域を撮影できるのにと思ったり
天体望遠鏡と接続すれば星団なんかも撮影できるのにと思うがまずお金がいる。先を見れば段々夢ばかり広がっていくが我慢もしなければならない。
出来栄えはどうか。





  平成23年   
10/1 里から望む高千穂峰   10/6 里から望む高千穂峰-その2   10/16 美川町〜えびの高原   10/19 山田町から   10/24 御池と近くの牧場   10/26 韓国岳裾野と池めぐり   10/31 池めぐり
 10月1日(晴れ) 里から望む高千穂峰

美川町から望む高千穂峰 フォト「美川町から望む高千穂峰」

午前7時前、青空にうろこ雲。
ドラマ「おひさま」の最終回も見たいが雲は刻々と変化していくからさっと着替えて出発する。
近くの大淀川支流の土器田橋から東岳川をいれて撮影する。あいにくうろこ雲は東のほうだけに広がっていた。
昼2時半頃から高千穂峰を追って撮影することにした。都城盆地も稲刈りが始まっていて黄金色を撮らなければと車で移動する。
山田町では畑の脇に柿の木があり実は生っているがまだ葉が木に沢山残っていた。美川町からの高千穂峰はナイスビューで田んぼも黄金色して早くも稲干しが行われていた。
庄内川の土手を歩きメダカの里まで来て見たがそこは埋められていて跡形もなかった。


 10月6日(晴れ) 里から望む高千穂峰-その2

御池と高千穂峰 フォト「御池と高千穂峰」

10月1日は西岳方面から見た高千穂峰だったが今日は高原町方面から見た高千穂峰を秋の情景を捉えながら午後3時半頃自宅を出る。うろこ雲も朝から少しは出ては消えまた広がりを繰り返していた。
夕焼けのうろこ雲も期待できそうであった。順路は志和池〜山田〜夏尾〜御池〜高原である。本日のテーマは柿とコスモスとうろこ雲に夕焼けしと星で心もち浮き浮きしている。
秋晴れの下、稲刈りもほとんど終わっていて稲干しの列が連なっている。日没までの時間を計りながら撮影場所を進めて高原町に着くと霧島連山の上空にうろこ雲。
早くもうろこ雲は染まり始めていて久しぶりに見る光景に興奮した私だった。


 10月16日(晴れ) 美川町〜えびの高原〜生駒高原

丸尾の滝と星景 フォト「丸尾の滝と星景」

久しぶりに今夜は星が出そうなので午後4時過ぎ家を出る。
行く途中にゲームソフトと漫画の本とお菓子を持って孫の家に寄る日没が午後5時37分と新聞に載っていたが早めに美川町の撮影場所に到着、夕焼けを待つ。
桜の木には桜の狂い咲きを2輪見つけた。夕焼け空とはならず日が暮れて空には星が1つ2つと見え、まず白鳥座を真上に見て、次にカシオペア座と秋の四辺形が見えてきた。
北極星が見え、北斗七星は北西の空に沈んで見える。えびの高原へと向かいながら撮影していくがインターバル撮影はしなかった。
月の出が午後8時半過ぎなのでそれまでは星も見えるが雲が広がり始めている。新湯に着くと新燃岳の稜線から月が昇ってくるところであった。
えびの高原では月明かりと雲で星の数も少なく小林へと下る。小林方面から車が次から次に来てすれ違うがなぜこんなに車が多いのだろうと思った。
コスモスが咲く生駒高原に着くと理解できた。
生駒高原ではライトアップしてフェスティバルが夜遅くまで催されている。今の時間は午後10時半頃。







 10月19日(晴れ) 山田町から

一堂ケ丘公園から見た北極星の軌跡 フォト「一堂ケ丘公園から見た北極星の軌跡」

昨日の夕焼けはきれいで今日もきれいかなと夕方山田町へと向かう。
高千穂峰の山頂には雲がかかっていて笠雲みたいだ。太陽は西に沈もうとしていて笠雲が焼けるのではと期待する。
桜島の噴煙が上がっている。稲刈りもすっかり終わり田には稲穂がこずんであり撮影するがなかなかである。
家もあり車も通り構図に入ってしまう。空には雲もなく拍子抜けの風景となった。一堂ケ丘公園に行き星景を撮る。
上空には星があるが高千穂峰はもう雲に隠れていた。1枚だけ撮影する。公園の下を走る道路脇から北極星の軌跡をインターバル撮影すること約1時間。
雲が広がってきたので撮影終了。


 10月24日(晴れ) 御池と近くの牧場から

御池と高千穂峰 牧場の朝 新燃岳の噴煙
フォト「御池と高千穂峰」「牧場の朝」「新燃岳の噴煙」

昨日、里から霧島連山を撮影したが夜になって雲に隠れてしまいインターバル撮影では山は写らず40分ほどで止めた。午前2時半、今度は御池へと向かい星景を撮ることにした。遠くからよりも近くの方が山がはっきりと見えるはずで星も車中から確認できる。
午前3時、御池の様子はと言えば山は見えるが雲も広がっていて星は上空にしかない。真上にはオリオン座が輝いており北のカシオペア座はひっくり返っている。
北斗七星はまだ見えず数枚撮影して牧場へと向かうことにした。牧場では鹿の泣き声がして目が光って見える。ここも雲が星を邪魔しているがインターバル撮影を決行、レンズも曇ったり、夜露にフードが濡れたりだ。
星も消えかけたのでまた御池へと戻る。御池の湖面は少し波があるが朝もやも立ちいい感じである。お月様が見えないのが惜しいかと思う。
しっとりしたやさしい写真が撮れたと自画自賛。


 10月26日(快晴) 韓国岳裾野と池めぐり

甑岳 韓国岳 フォト「甑岳」と「韓国岳」

午前3時起床、すぐに着替えてえびの高原へと向かう。
小林線からえびの高原へと走り、途中の展望台に寄ろうとしたが星を撮影している人がいてそのままスルー。韓国岳の裾野から星景を撮ることにした。
甑岳に向かって右に北斗七星、左にカシオペア座が位置しカメラで見ると入らない。
韓国岳の右上空にオリオン座が見え冬の大三角形が良く判るがこれも立て位置でしか入らない。



池めぐり登山道の紅葉 池めぐり登山道の紅葉 フォト「池めぐり登山道の紅葉」
やはり星の見え方は里からすると断然多く見ていてうっとりするのは私でけではあるまい。
太陽は夷守岳の右手から昇りススキを照らす。不動池へと移動する。夜中から停まっているらしい車の数も紅葉の時期となり増えていた。
不動池から六観音御池まで歩いたが紅葉は結構進んでいた。登山道から見る紅葉もきれいである。六観音御池の対岸の紅葉もこれからが楽しみだ。
波もなく湖面に映りこんでいる。平日だが観光にドライブに登山に訪れる人が多かった。






 10月31日(晴れ) 池めぐり

雲海 池めぐり登山道 不動池
フォト「雲海」「池めぐり登山道」「不動池」

天気予報では午前3時頃から星マークである。目覚ましをセットして眠ったが午前1時過ぎには起きてしまった。
外はまだ小雨模様で星も出ていない。天気予報を信じて即出発する。小林線の展望所に着く。雨は止んでいるが星が出ていない。
小林市の灯りも見えず待っていると上空の雲が流れて星が見えてきた。星は撮影したが町灯りが見えず午前4時過ぎに不動池へと向かう。
午前4時半、月は出ておらず漆黒の闇だ。漆黒と言うことばの意味がイマイチである。星景は月明かりや町の灯りが構図に入っていたほうが様になる。
日の出までには北展望台に着かなければと気ばかりあせって進まない。ちょっと歩けばその分休んでしまう。
北展望台に近づく頃に雲海となり雲が甑岳へと六観音御池へと流れ込む。まだ日の出前でカメラに収めるが暗い一時経つと雲海が消えていく。
北展望台から二湖展望台へと周りまた六観音御池へと戻る。六観音御池の展望台からは対岸がガスで見えず不動池へと戻る。
早くも紅葉は進み落ち葉となって登山道を彩っている。
池めぐりが終わり花を撮影するため大浪池登山口の先まで行く。月曜日でも観光バスや県外車、池めぐりや甑岳登山の人が多く賑わっている。
大浪池への沿道も紅葉し秋本番だ。



  平成23年   
11/7 小林線展望台   11/14 えびの高原3路線   11/15-16 小林線の星景と霧島神宮他   11/24、25、26 山田町かかしの里他
 11月7日(晴れ) 小林線展望台

夷守岳 霧島バードライン フォト「夷守岳」と「霧島バードライン」

小林線の展望台、雲はあるが星も見える。
ここに来るまでにも生駒と七折の滝で星景を撮影する。がなかなか思うようには撮影できず。
真上にオリオン座があり冬の大三角形が見え、おおいぬ座にこいぬ座が判った。その上にあるはずの双子座が判らない。
展望台で待っていると北斗七星が見えてきた。北斗七星にカシオペア座も見えインターバル撮影を始める。しかし30分もしないうちに雲が星を消してしまった。

小林線の紅葉 小林線の紅葉 フォト「小林線の紅葉」

流れ星の大きく輝く軌跡を2つ見てがカメラのアングルには入らず。しし座流星群のピークが今月18日だそうでしし座からの流れ星も見えた。
夷守岳から昇るはずの日の出も雲に遮られ見ることは出来なかった。午前8時過ぎにえびの高原へと移動する。途中で車を停めて歩いて撮影する。
不動池には車も結構停まっている。白鳥温泉へと霧島バードラインの紅葉はもう終わっていた。


 11月14日(晴れ) えびの高原3路線(小林線・牧園線・霧島バードライン)

新湯の赤松 小林線 フォト「新湯の赤松」と「小林線」

午前2時半、満月から欠けて数日経った月が煌々と夜空を照らしている。
小林線の展望台から見る星は星座が目立つ。等級の低い星はわたしの目ではよく見えない。
月が明るいのでISO800で30秒くらいの露光で撮影する。午前3時15分頃、今度は霧島バードラインの枯れ木のそばだ。
その上空には明るい月にオリオン座が見えている。月を入れた構図は星が飛んでしまい星景にならない。それでも雰囲気が味わえれば良しとしよう。
戻ってエコミュージアムセンターの駐車場である。午前4時過ぎだ。ここの駐車場で北斗七星と北極星を1時間ばかりインターバル撮影をする。
次に牧園線で新湯へと向かう。ここで日の出を撮影する。午前7時、高千穂峰の御鉢から日の出である。さあまたえびの高原へと戻り韓国岳からの日の出を待つ。
午前8時8分、韓国岳の北峰からお出ましである。さて紅葉はと言えばほとんど終わっていて紅葉前線は霧島神宮あたりだろう。


 11月15日-16日(晴れ) 小林線の星景と霧島神宮他

小林線展望台より フォト「小林線展望台より」

今週末は天気も下り坂のようで18日がピークのしし座流星群を先取りしたい。
と思ったら月明かりもなんのそのえびの高原へと向かう。15日午後11時、御池に到着。数枚撮影して小林市へと走る。
午後11時40分に小林市の出の山公園着、次に生駒高原で撮影しえびの高原へと走る。
日が過ぎて16日の午前0時30分七折の滝を初めて夜間撮影する。水の音は聞こえるがライトを照らしてかすかに流れているのが判る。
展望台に午前0時50分過ぎ到着する。着いたときは雲が広がっていて星は見えず車の中で待つことにした。
神話の里前から望む高千穂峰 フォト「神話の里前から望む高千穂峰」

1台車が通過して行っただけでエンジンを切った車の中は寒く防寒具を足回りにもしている。
午前3時半頃には雲も流れて月明かりの中に星が見えてきた。残念ながらインターバル撮影は途中で止めてしまった。
えびの高原から温泉郷へと下り神話の里公園前で日の出を待つ。


霧島ロイヤルホテル フォト「霧島ロイヤルホテル」

16日午前6時過ぎ、神話の里公園前。
東の空は明るく染まり温泉郷を照らしている。手持ちで撮影したためぶれてしまっていた。
午前6時49分日の出を迎える。ススキの穂が日の出に照らされきれいである。
この時間になると通勤する車や登校する児童が目に付く。霧島神宮へ走るのに逆行になり運転も慎重になる。
霧島神宮の紅葉は参道や境内では色づき始めたところだ。
社務所へと向かっている宮司さんや巫女さんを見かける。今の時間は午前7時20分前だ。
帰路につく途中の高千穂峰を撮影する。
今夜の天気は晴れだがさて星と流星群はどうなるのだろう。


 11月24日(晴れ) 山田町かかしの里他
雲ひとつない秋晴れ、午後3時山田町の畑地にある柿の木2本を見に行くと葉っぱもなく柿の実が1つ。
撮影はあきらめてやまだ温泉へと向かう。ここは温泉入口から桜並木があり高千穂峰が桜越しに見え春が楽しみである。
また紅葉も今が盛りできれいに色づいている。が高千穂峰をバックにとはなかなかアングルが難しい。やまだ温泉の近くの切り開かれた雑木林から望む高千穂峰は雄大で柿の木もあるではないか。
柿の実も葉っぱもあり高千穂峰がバックに撮れると思ったが木のある場所が厄介なところにある。おまけに陽も傾き柿が日陰に入っている。再度出直しとしよう。
かかしの里の紅葉も今が旬でよく映える。柿の木もあるがこの木も高千穂峰を入れて撮影できるがいまいちである。
このままここに留まり星を撮影する。かかしの塔もいれ撮影した。なかなかいい。流れ星も2個見たが空ばかり見ていて首が痛い。明日また柿の木をトライするつもりだ。


やまだ温泉近くから望む高千穂峰 山田町一堂ケ丘公園の紅葉 紅葉と高千穂峰
フォト「やまだ温泉近くから望む高千穂峰」「山田町一堂ケ丘公園の紅葉」「紅葉と高千穂峰」

 11月25日(晴れ) やまだ温泉近く
前日の夕方のフォトは柿の木が日陰になっていて今日午後再度撮影する。
皇帝ダリアの構図はちょっと強引になってしまったのでカットする。


柿の木と高千穂峰 柿の木と高千穂峰 紅葉と高千穂峰
フォト「高千穂峰」

 11月26日(晴れ) やまだ温泉近く
柿の木と高千穂峰 フォト「柿の木と高千穂峰」
24日の夜もインターバル撮影したがレンズが曇り途中で中止。
今日午前3時半頃から再度インターバル撮影をする。時々レンズを覗くとやはりレンズが曇りだしている。
40分くらい実行したがどうなっていることやら。



  平成23年   
12/4 硫黄山から夜明け、霧島神宮の紅葉他
 12月4日(晴れ) 硫黄山、霧島神宮他

甑岳 硫黄山から望む桜島 神話の里から望む桜島
フォト「甑岳」「硫黄山から望む桜島」「神話の里から望む桜島」

深夜2時過ぎ家を出る。途中寄り道をしながら星景を撮影、今夜の星は一段ときれいである。
ここは温泉入口から桜並木があり高千穂峰が桜越しに見え春が楽しみである。
丸尾滝はライトアップされていて水が落ちる様が絵になる。丸尾滝でも星景を撮影したがライトアップで露出が長すぎ白っぽくなっていた。
丸尾から新湯の登りにはもうエンカルが要所要所に置いてあった。新湯では風が強く吹きざっと撮影をしすぐに車の中に飛び込む。
次に向かったのが霧島バードラインでここから星景を撮影する。前回は星の数が少なく失敗したが今夜は星がズバッとある。いい星景が撮れたことだろう。
インターバル撮影を始めて20分経過した頃レンズを見ると曇っている。
これ以上しても無駄かもと思い止めて硫黄山へと引き返す。硫黄山に登り夜明けを待つ。
東の空の雲はオレンジ色に染まっているが一部にしか染まらず、雲も低く沸き甑岳や韓国岳を覆ってしまう。
星も消え白み始め韓国岳の4合目に霧氷を見つける。太陽はまだ韓国岳の稜線から顔を出さず不動池へ戻り霧島神宮へと引き返すことにした。
丸尾から霧島神宮への道路には紅葉が見られ太陽に輝いている。今日は日曜日でこの時間でも(午前8時前)車も多い。
霧島神宮も観光バスが列を作って停車していて参拝者にカメラマンにと多くの人がいた。




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