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フォト撮れメモ 平成21年

  2009平成21年   
1/2 中岳・新燃岳   1/3 大浪池   1/11 高千穂峰   1/17 大浪池   1/24 大浪池
1月2日(快晴)中岳・新燃岳
韓国岳のライブをインターネットで見ていると今日も真っ白だ。
布団の中にもぐりこんでテレビを見ていてもソワソワ、身体は早くも霧島へと向かっている。
霧島神宮の初詣の参拝で渋滞するかもと思ったが午前9時頃ではすんなりと進むことが出来た。
大浪池の予定で途中タイヤバンドの装着を練習するつもりだったが急遽変更、高千穂河原へと登って行く。タイヤバンドも必要なし。
昨年まではスタッドレスタイヤを装着していたが磨り減ってしまってお金もなく以前使っていたタイヤバンドの厄介になることになる。
高千穂河原には多数の車が停まっていて参拝する人、高千穂峰へと行く人、そして中岳を目指す人と結構賑わっている。
空は雲ひとつなく青空が広がっていて昇るにつれて汗が出て防寒具も脱いで登る陽気である。
ところが新燃岳の頂上に着くや強烈な風が容赦なく吹きつけビデオなんて撮れたものでなく一脚で身体を支えてのデジカメ撮影。
頬が痛く熱っているのが判る。縦走している人もあり見渡すと登山者がぽつんぽつんといるのが見える。
新燃岳の火口回りは風の通り道で戻るときは火口回りの外を歩くことにした。韓国岳は南斜面も白くなっていて新燃岳のうさぎの耳辺りも白くなっていた。
それにしても元旦2日目青空に包まれてほのぼのとした登山日和であった。


新燃岳と韓国岳 氷結した新燃岳火口 高千穂峰と中岳 中岳登山道から望む桜島
フォト「新燃岳と韓国岳」「氷結した新燃岳火口」「高千穂峰と中岳」「中岳登山道から望む桜島」

1月3日(晴れ)大浪池
新燃岳 青空 フォト「新燃岳」と「青空」

大浪池の頂上に着いたが北の風が強くて湖面もさざなみが立っている。まともに風に当ると冷たく痛い。
頂上正面で日の出を撮影するつもりだったが東回りの方の空が色づいているようなので急いで東回りを登って行く。
日の出の時刻は7時17分だったか、やばい!!日の出の時間に間に合わない。
小走りに東回りを進んでいくのだがすぐに息が上がりペースダウン。あわれ年はとりたくない。
高千穂峰の山腹の左から陽が射していて新燃岳から昇る噴煙が輝いている。やっとこさ日の出前に撮影することが出来て一息入れる。
高千穂峰の山腹のおかげで日の出の時間が遅れて幸いした。韓国岳に目をやるとすっかり陽が当っていて山頂の雪も昨日よりは激減。

大浪池と韓国岳 韓国岳 フォト「韓国岳」と「大浪池と韓国岳」

空は雲ひとつなく青空が広がっていて昇るにつれて汗が出て防寒具も脱いで登る陽気である。
でもその上空は天を突き抜ける青い空があり縦撮り、横撮りと自分好みに撮影する。縦撮りがなんか深みがあって自分は好きな撮り方だ。
東回りを戻るときに男性とすれ違う。やはりカメラマンで「早いんですね。」と声をかけられた。
大浪池の火口湖のふちは白い線が一周していて下に降りてみる。
やはり波があり韓国岳が湖面に揺らいで映っている。岩の下には氷柱が出来ていておもしろい造形を造っていた。
ここからも縦撮りで撮影する。横だと下がって撮らなくてはならずそんなにバックできるところではない。
波が静まってくれと願って待つのだが自然はそんなに気を利かせてはくれない。


1月11日(晴れ)高千穂峰
山神から望む高千穂峰 夏尾から望む高千穂峰 御池小登山口
フォト「山神から望む高千穂峰」「夏尾から望む高千穂峰」「御池小登山口」

二子石 二子石を望む 高千穂峰山頂を望む
フォト「二子石」「二子石を望む」「高千穂峰山頂を望む」

御池小登山口から高千穂峰を目指す。
2年ぶりに宮崎県側から急登となるルートを進むことになった。
昨年はこのルートで滑落死亡事故があったばかりなので単独登山なので入山記録簿に書くことにした。
と下のほうにルート図が書かれていた。わたしがHPに掲載しているルート図である。
こんなところで役に立っているんだと思うだけでうれしくなってしまった。
肝心の登りだがルート図では「登り2時間30分」と書き込んでいるが今の私のペースでははるかにオーバーするだろう。
年とったものだ。
登山口から五合目までは木漏れ日のある原生林を登って行く。見晴らしが利かなくて右手に二子石を木の間から見ながら登って行く。
五合目までの所要時間が1時間18分。カメラとビデオの撮影で時間がかかるのである。もちろん息を整えるため。
その後山頂までは2時間もかかってしまった。
御池分岐から山頂目指して登って行く。右手には雪で白くなった韓国岳が見えその左手には噴煙をあげる新燃岳がある。
高千穂峰の登山道にもうっすら雪が積もっている。
高千穂峰の山頂は風が容赦なく吹きつけビデオを撮るのにも足を踏ん張っての撮影である。カメラは適当に撮影して早々にもと来たルートを降りて行く。


御池小登山口 入山者記録簿 五合目
フォト「御池小登山口」「入山者記録簿」「五合目」

皇子原分岐 鳥居 山頂
フォト「皇子原分岐」「鳥居」「山頂」

1月17日(晴れ)大浪池
大浪池と韓国岳 フォト「大浪池と韓国岳」

16日午後3時現在でえびの高原まではチェーン不要と今朝の新聞に掲載されている。
インターネットの道路情報ではまだチェーン規制だ。
昨日は何年か振りにタイヤバンドの装着と取り外しの実技練習をしたので今日はチェーン規制でも自信あり。
霧島ハイツの先で車を停めて桜島を見ていた男性に「えびの高原はどうでしたか?」と聞いてみたら「手前はまだ雪が残っていたので途中から引き返したところです。」と言われた。さっそくタイヤバンドを後輪に装着することにした。装着時間は約15分。昨日の実技が生かされていてにっこり顔。
追い越していく車はチェーンをつけていないようでスピードが違う。私の車は時速40キロくらいだ。
労災病院から新湯の坂を過ぎて大浪池まで来たが道路には凍結したところが少なくタイヤバンドをつけてごとごとと走るのが恥ずかしいくらいである。
新湯からビデオをずっと回していたので大浪池の登山口を過ぎてえびの高原まで行くことにした。そのビデオはムービーで見てください。
えびの高原から大浪池登山口に戻ってさあ登山開始、風もなく青空が広がっているので大浪池の湖面には韓国岳が映りこんでいるはずと滑りやすい登山道を登って行く私である。
途中からは簡易アイゼンをつけて登ることにした。すってんころりんでは身体が持たない。
頂上に到着するや湖が前面凍りついているのにびっくり、よっぽど今週の冷え込みが厳しかったのだろう。
でも霧氷を見れなかった。昨年12月の大浪池は湖が凍ってはいなかったが霧氷は東回りに多く見ることが出来た。これも自然界だからと東回りに進むことにした。
東回りを引き返していたら時々結構お会いする人と今日も会い立ち話となった。Nさんの話もでて最近会わないんだがと言う。私も最近会っていないけど年賀状をいただいたので元気にしているはず。山行きの場所が違うのではと思う。
湖に下りて見たら氷が盛り上がっていた。岩の下に出来る氷の芸術は雪が多かったのか白い雪を被っていた。簡易アイゼンをつけて凍った水際まで歩いたがガチガチに凍っていた。タイヤバンドの取り外しは装着の半分の時間、グー。


1月24日(晴れ)大浪池
大浪池と韓国岳 東回りから見た大浪池 フォト「大浪池と韓国岳」と「東回りから見た大浪池」

昨日の夜には今年一番の寒気が南九州にも流れ込み鹿児島県の平地も積雪があるとメディアで言っていた。
夜が明けて午前8時半頃だったか家の隙間から韓国岳を見ると韓国岳にかかっていた雲がなく南側も白く雪がある。
インターネットで見ると韓国岳は北側の山頂から裾野まで真っ白だ。チェーン規制もないようだ。
いざ着替えをしてえびの高原向けてアクセル全開。でも運転は慎重に易しく運転するのが自慢である?。
高千穂峰の頂上も白くしていて新湯の坂もエンカルは道路に撒かれているが道路に積雪はなく、他の車も前後して霧島道を走っていく。
大浪池登山口に到着、前後して走っていた車はそのままえびの高原へと向かって行った。
大浪池登山道の中間あたりから木々には霧氷が咲いていて青空に映えている。登山道の積雪は少ないが滑りやすいので上りも慎重になる。
簡易アイゼンをつけるほどでもなく頂上に到着。
頂上に立つと目の前には霧氷がびっしり、対岸の火口壁も韓国岳も青空の下きらきらして見える。
東回りに咲く霧氷も大きくて見ごたえがある。火口壁は上から下まで霧氷である。
韓国岳避難小屋までは足を伸ばさなかったが途中から崖の方へと進み大浪池や韓国岳、高千穂峰や新燃岳、獅子戸岳を撮影し引き返す。
大幡山や丸岡山も白くしていた。
天気が好くて下山するときには登山道の霧氷も消えていた。今夜から明日にかけての天気が気になってしまう。



  平成21年   
2/1 獅子戸岳   2/7 韓国岳   2/11 大浪池   2/14 新燃岳   2/21 甑岳   2/28 大浪池
2月1日(快晴)獅子戸岳
獅子戸岳 獅子戸岳頂上 高千穂峰と新燃岳
フォト「獅子戸岳」「獅子戸岳頂上」「高千穂峰と新燃岳」

新湯で日の出を待つ。高千穂峰の向かって右手がもう明るく輝いている。
昨日も今頃の時間に新湯で日の出を待っていた。でも強風と低くたれた雲、赤松林もざわめいていて車から降りるのも難儀する天候だった。
今朝は風もなく、また雲もなく日の出前の静けさだけが周りにはある。新燃岳の噴気も今日はまだ静かに推移している。
7時8分日の出の時間だ。韓国岳の山頂に陽が差し込んできた。獅子戸岳へと新湯林道を歩く。冬晴れの風もなく天は青一色だ。右手に新燃岳を見ながら写真を撮る。
斜めに差し込む朝日が気持ちよく写真も実力以上に出来上がる気がする。
獅子戸岳の頂上へと登って行く。縦走しているらしい男女が獅子戸岳を登っているところを青空一杯に取り込んで撮影。
振り返れば遠く桜島が噴煙をあげている。獅子戸岳の頂上から大浪池、その右手に韓国岳、甑岳は見えない。
また右に振ると夷守岳、丸岡山、大幡山そして矢岳、高千穂峰、新燃岳となかなかのロケーションである。開聞岳は見えず。
新湯から登山する人も今日は多いようで登山口には5、6台の車が停まっていた。


2月7日(晴れ)韓国岳
韓国岳4合目からの日の出 高千穂峰と新燃岳 フォト「韓国岳4合目からの日の出」と「高千穂峰と新燃岳」

朝6時半過ぎ、韓国岳登山口に到着。
いつもは山頂からの日の出を撮影するのだが今日は硫黄山に立ち寄り夜明け前の風景を撮ることにしていた。
韓国岳の北峰の左側が少しグラデーションになっていた。市房山や石堂山の方は雲海になっていて山並みがきれいだ。
次は韓国岳の爆裂壁からの日の出の撮影だ。
いつもは5合目あたりから日の出を狙っているのだが今日は4合目に来た時点で爆裂壁から太陽が顔を出そうとしている。
ビデオを構えスタンバイ、と言っても手持ちでじっと回し続けるのである。
ビデオを撮り終えると今度はデジカメだ。もう太陽は顔を出しているので座ったりしゃがんだりして太陽を引っ込めて撮影。
韓国岳の姿を撮りながら、また大浪池の影も撮りながら登って行く。8合目あたりから火口の方へと登って行く。
山頂を見ると太陽が正面にあり眩しい。9時前にようやく山頂に到着、桜島は見えない。
高千穂峰の山頂に雲が山頂を取り巻くように流れていくのだがいかんせん陽が昇っていてただ流れるだけだった。
以前大浪池から見た高千穂峰を取り囲む紅く染まる雲にはならなかった。次に期待しよう。今日の韓国岳はもう春が来たような陽気だった。



2月11日(曇り)大浪池
9時に大浪池登山口にてあくたれ猫さん、Kさんと待ち合わせの約束だ。
その前に池めぐりコースから韓国岳を撮ろうと思い不動池に7時前に着く。
韓国岳の中腹から上は雲に隠れているが太陽は白く見え、夷守岳も丸岡山も見えている。
甑岳もうっすら見えていて雲が取れるのを池めぐりコースの丘から待つこと1時間余り。
晴れるどころか周りの山まで見えなくなってしまった。9時の約束なので8時半過ぎに車まで戻ることにした。
大浪池へと向かう登山口には結構多くの車が停まっていた。
9時前に大浪池登山口に着くとあくたれ猫さんとKさんが来ていて挨拶して大浪池の頂上へと登って行く。
Kさんは高校生で私と違って体力の差が歴然、最初から遅れてしまう。若さには勝てない。
大浪池の頂上に着いたが湖も見えない、韓国岳も見えないので下に降りることにした。
湖のほとりに降りると遠くがガスで見えなくて幻想的であり二人とも気に入ったようだ。雪も残っていて鹿の足跡に降った雪を撮ったりしている。
上に上がって東回りとか西回りに行けたのだが何も見えないのでそのまま下山する。
11時には登山口に着きあくたれ猫さんたち2人はスケートをしにえびの高原へと向かった。
この次は高千穂峰に登りたいとKさんが希望していたのでまた4月ごろ行きましょうと約束。


大浪池登山口 大浪池頂上 大浪池の二人
フォト「大浪池登山口」「大浪池頂上」「大浪池湖畔」

2月14日(晴れ)新燃岳
湯之野分岐手前より 湯之野分岐より新燃岳を望む 新燃岳のウサギの耳
フォト「湯之野分岐手前より」「湯之野分岐より新燃岳を望む」「新燃岳のウサギの耳」

昨夜の大雨も明け方には止んでいて晴れればスギ花粉もないチリも地面に落ちて澄み切った青空になるだろう。
と、想像しながら久しぶりに湯之野から新燃岳を目指すことにした。
湯之野から登って杉林を歩く頃には木漏れ日も差し込んできた。昨年は花粉症気味だったが今年はその気配もなく杉林の中をマスクなしで歩いている。
鼻がくしゅくしゅすることもなく目がかゆくもない。今年は安泰だ。
杉林から雑木林へと進み1時間くらいで左に新燃岳のウサギの耳が見えてきて正面には中岳が見えてきた。分岐まではもう少しだ。
視界が開けてきたら今度は風が強くなってきた。分岐から板の階段を登って行くのだが新燃岳から強風が吹き降ろしていて足も止まってしまう。
新燃岳の上空は青空が広がっているが、反対を向くと高千穂峰は霞んでいる。
やっと新燃岳の山頂に到着。火口の縁に行こうとするが火口から立ち上がる風で足をすくわれそうで行けない。
少し下がってあたりを寝るがほかに誰も見当たらない。思い切って縁まで進み2枚撮影、すぐに板の階段を駆け下りると言った方がおもしろい。
人は見なかったが鹿を見たので良しとしよう。自分で慰めている。


2月21日(晴れ)甑岳
赤松千本原 甑岳登山道の霜柱 甑岳火口から韓国岳を望む
フォト「赤松千本原」「甑岳登山道の霜柱」「甑岳火口から韓国岳を望む」

昨夜の冷え込みが厳しかったのだろう、登山道には霜柱が立っていて水溜りには氷が張り落ち葉には雪が残っている。
露天風呂の登山口には他に車はなくひとり赤松千本原の中へと消えていく。
赤松の上の空には青空が広がっていて今日は春の陽気になりそうだ。
霜柱を踏みしめブレーカーも脱ぎ一騎に甑岳の頂上だ。と思いたくなるくらいに汗をかきかき登って行く。
振り返ると桜島の噴煙が風に流れている。甑岳の頂上から火口の中を見ると鹿が2匹無心にご馳走をはぐくんでいた。
火口の中の湿地の水も完全に凍っていて韓国岳が池に映りこむこともない。鹿も気配を感じて逃げたのだろう、下山するまで見かけなかった。
雲ひとつ見当たらない青空で火口の中を私一人、何することもなく南面の縁に行きへっぴり腰でビデオを撮りデジカメで撮影し下山。
この南面の縁の木にもピンクの布が巻かれていた。下山した後、小林の方へと車を走らせ甑岳を外輪から撮影。ビデオの編集で最後に使う予定である。
甑岳の頂上で出会った男の人も霧島の四季を撮影しによく霧島山に来るそうで私を見て「写真集を出されている方ですか?」と聞かれた。


甑岳火口入り口 甑岳南面から望む夷守岳と丸岡山 赤松千本原
フォト「甑岳火口入り口」「甑岳南面から望む夷守岳と丸岡山」「赤松千本原」

2月28日(曇り時々晴れ)大浪池
大浪池東回りに咲くマンサク マンサクと大浪池 フォト「大浪池東回りに咲くマンサク」と「マンサクと大浪池」
今週の初めにSさんのHPで大浪池のマンサクが開花と紹介されていた。
春雨前線が停滞している今日はどんよりとはしているが高千穂峰の頂上に雲がかかっているだけで雨は大丈夫だろうと車を走らせる。
韓国岳は高千穂峰より150mくらい高いので当然雲の中だろう。
大浪池登山道を登っていると青空が広がったりしてマンサクに青い空と夢を膨らませてくれるではないか。
登山道にはヤブツバキも咲き始めていて花が登山道の石畳に落ちている。
やっと花咲く気候になったんだなと思いながらビデオを回す。デジカメもおニューでシャッター音が心地いい。
東回りに進むと崖の縁に大きな花びらのマンサクが誇らしげに咲いている。花びらではなくてガクとか聞いたことがある。図鑑で調べよう。
この時間には雲が高くなり韓国岳の山頂も見え隠れしだした。でもなかなか青空が見えない。
それでも今年初めての花を見て撮影してビデオに撮ってと興奮している私である。
満足して下山しているとSさんと会う。霧島神宮からこちらに足を運んだとのことで新聞社から大浪池のマンサクの写真を頼まれたとのこと。
Sさんもあっちこっちと忙しそうだが私と同じだろう、好きこそなんとかで苦にならない。多分そうだろう。
西回りのマンサクも韓国岳を正面にしていい構図で咲いていた。青空も少しは出ていて春になったんだと思う私は大浪池を満喫している。
登山する人も多くまた大浪池を見に登ってくる人も多かった



  平成21年   
3/7 新湯林道   3/14 大浪池   3/15 大浪池   3/20 大浪池   3/28 御池
3月7日(晴れ)新湯林道
新燃岳の噴煙 フォト「新燃岳の噴煙」
今朝の寒さはまた冬に戻るかのように霜柱が立っていた。
朝6時半前、新燃岳の上空には朝焼けになってくれればいいのに、と思う雲が流れている。
でも太陽が出る方向には雲がかかっていて朝焼けにはならず。待つこと1時間、やっと太陽が輝きだして暖かさが戻ってきた。
それでも厚手の上着を着て、冬にする厚手の手袋をはめて林道を歩く。まだ登山口にはほかに車はなし。
林道を進むとキブシが房をつけて長く伸びていて、キリシマミズキも早い木には房が出来ていた。
シキミの木も黄色の花をたくさんつけていてひっそりとたたずんでいた。健気である。
木々には若芽が見え葉を大きく広げようとしていて春はもうすぐ知覚まで来ていると感じる私だ。
林道をまっすぐには進まず2ヶ所ばかり横道に逸れて散策する。鹿を多く見かけるようになった。春になったから若芽を捜しているのだろう。
私を見つけては威嚇したりあわてて逃げたりする。雄鹿は威嚇する。
林道終点の上の沢まで行き引き返すことにした。まだ誰とも会わない。会うのは鹿だけだ。
大浪池のほうを見上げてマンサクを見に登っている人が結構いるのではないかと想像したりする。
新湯に戻ったのが11時過ぎ、急な登りはないのだが結構歩いたので疲れてしまった。
よる年波には勝てない。あるのは気力だけ・・・。




3月14日(曇り後時々晴れ一時小雪)大浪池
ヤブツバキ咲く登山道 大浪池
フォト「大浪池」と「ヤブツバキ咲く登山道」

去年やおととしのトレッキングメモを見なかったが3月半ばに降る雪は何年前だったか覚えていない。
家にいても今朝方の冷え込みは冬に戻ってようで暖房を入れてパソコンと遊んでいた。
ライブで見るえびの高原は白く雪が積もっていてガスがかかっていた。「昼からは晴れてくるでしょう。」とのことでさっそく大浪池へと向かう。
霧島に近づくにつれ雨も降ってきたりしている。新湯に差し掛かるともう冬景色である。
でも道路の凍結もなく大浪池へ到着、車も結構多く停まっている。
登山口から真っ白で念のため簡易アイゼンをザックに入れて雪の積もった登山道を登って行く。
ヤブツバキも雪椿だ。シキミも雪シキミだ。登山道の木々には霧氷も小さく咲いているが絵にはならない。
ときどき強く粉雪が舞ったりしてマンサクはどうなっているのだろうと想像する。
大浪池の頂上に立つと韓国岳は雲の中で対岸の崖は白く、西回りに咲くマンサクは雪に埋もれてしまって黄色い鼻先を雪の中から覗かせている。
霧氷で凍っているので簡単には雪は落ちないのだ。
東回りのマンサクは夜風が吹き荒れたのだろう、西回りに咲くマンサクよりも花は埋もれてしまっていた。
風が当らない木のマンサクはマンサクのガクの周りに程よく雪がついていてアップで撮影する。
時間が経つにつれて晴れ間も多くなり今がシャッターチャンスとばかり撮影。自己満足の世界を楽しむ。


3月15日(快晴)大浪池
大浪池東回りからの日の出 大浪池東回りから望む韓国岳 大浪池
フォト「大浪池東回りからの日の出」「大浪池東回りから望む韓国岳」「大浪池」

今日は天気がいいので大浪池登山口に5時過ぎ到着。今日も車が結構停まっている。5台、6台まだ停まっているようだ。
日の出が6時25分なので東回りまで登って行くのにちょうどいい時間に着いた。月は半月、空には星もある。雲は見当たらないようで懐中電灯をつけて登山道を登る。
今日は簡易アイゼンは置いてきた。登山道の雪解け水が凍り付いていて月明かりに光っている。
以前家だっているときにスッテンコロリンと尻餅をついてしまったので登りも光っていないところを選んで行く。
頂上に着き東の空を見るともう朝焼けが始まっている。でもペーテスはあがらず慎重に東回りを進む。
地平線にも雲はなく高千穂峰の後方がオレンジ色していて撮影ポイントを見つけながら先へと進む。
東回りにある2番目の木のテーブルに着いて撮影しているとSさんが少し遅れて来て朝の挨拶である。ここでSさんと別行動をとって東回りを先へと進む。
対岸に来た地点から登山道を上に登り崖沿いを進むことにした。と言ってもいつものコースだ。
太陽をバックに霧氷を見ると朝焼けしていてピンク色に見えたりもする。これを撮ったらなかなかいい写真が出来上がるのではとひとり満足。
それにしても青い空に黄色いマンサクの花と白い雪は年に1回も見れればうれしいのに、2回見れたから感動ものである。
登山口に着くと路肩まで車があふれていた。


フォト「大浪池」

ツララ 霧氷 大浪池 マンサク
フォト「ツララ」「霧氷」「大浪池」「マンサク」

3月20日(曇り)大浪池
大浪池西回りより マンサク 大浪池 大浪池登山口
フォト「大浪池西回りより」「マンサク」「大浪池」「大浪池登山口」

大浪池頂上に6時前スタンバイ。ガスがかかっていて湖面は見えず、韓国岳も見えず。
東回りに行こうかと思って歩き出したがガスがとれそうにない様なので西回りのマンサクの前で待つことにした。
西回りで待つこと約2時間、ガスが少し流れているようで火口回りの木がうっすらと見えてきた。
太陽はとっくに昇っているのだが光は届かず手袋をはめる。
湖面が見えてきてたまに太陽の光で湖面が輝いたりする。北の空には青空が広がってきているのだが韓国岳はすっぽりと雲で覆われている。
時間が経つにつれて大浪池の対岸も見えてきたが崖の上からガスが流れ込んでいる。
この状態では東回りにも行く気になれず下山することにした。下山する登山道では登ってくる人たちと朝のご挨拶である。
今日から3連休の人も多数おられるであろう、霧島の山も賑わうことだろう。
帰り、新湯から韓国岳を見ると山頂まで見えていた。


3月28日(小雨)御池
御池と高千穂峰 御池のほとり 御池青少年自然の家の近く
フォト「御池と高千穂峰」「御池のほとり」と「御池青少年自然の家の近く」
2日前に御池を通ったときは青空に桜がきれいだった。
今日は曇りで小雨も降ってはいたが孫2人を連れて御池を一周することにした。
御池の桜はまだまだ満開でしっかりと咲いている。でもヤマザクラはもう葉桜になっていた。孫も厚着をさせて手袋をはめて小雨降る御池回りの歩道を歩く。傘も用意しているが必要なし。
アヒルかガチョウか渡り鳥か判別は出来ないが孫は大はしゃぎで鳥の中に入っていくのである。
御池は一周が3キロくらいだったか、歩道には春の草花も咲いていて風もなくのんびりとしていた。
孫の日翔は途中から防寒儀を脱いで歩く。賢太は日翔がこけないように注意している。
キャンプ場の手前ではいわの間から流れ落ちる冷たい水に水汲みが始まり、キャンプ場ではおたまじゃくしをすくい上げてお菓子の容器に詰めて持って帰るのだとはしゃぐ。残りの半周もなんなく歩き、今度はボートに乗ろうと言い出す。雨も降っているからと孫をなだめて自宅へと車を走らせる。
車の中で孫はお休みである。



  平成21年   
4/5 新湯林道   4/11 大浪池   4/15 韓国岳裾野   4/17 矢岳・竜王山   4/18 新湯林道   4/22 新湯〜大幡池   4/24 両滝   4/26 大浪池〜韓国岳   4/28 新湯〜新燃岳   4/30 韓国岳〜避難小屋〜えびの高原
4月5日(小雨)新湯林道
新湯林道しんもえ橋のキリシマミズキ フォト「新湯林道しんもえ橋のキリシマミズキ」

今日は小雨降る霧島山をキリシマミズキを追って見ることにした。
キリシマミズキは標高の低いところから房を大きく成長させていく。
新湯の水汲み場あたりのキリシマミズキは黄色も鮮やかで房も大きく見ごたえあり。次は新湯林道、傘を差してしんもえ橋までだ。後から1組が私を追い越して行った。
しんもえ橋の上から見る沢の左側にミズキの花がびっしりと咲いている。
黄色は露出をプラス補正で撮らなければ鮮やかな黄色が表現できないと本に書いてあった。
林道を戻るときにも1組とすれ違う。次にえびの高原へと車を走らせる。えびの高原沿いのキリシマミズキはこれから房を大きくしようかというところだ。
韓国岳裾野のミズキもまだ早いだろうと韓国岳登山口をパスする。雨の降り方も強くなり車からミズキを見ながら小林方面へと下る。







4月11日(快晴)大浪池
大浪池と韓国岳 大浪池と韓国岳 フォト「大浪池と韓国岳」2点

久しぶりに週末が雲ひとつない快晴である。こんな日には新緑の山に行くに限る。テレビではマスターズが放送されているがやはり山には勝てない。
新湯の水汲み場あたりのキリシマミズキは黄色も鮮やかで房も大きく見ごたえあり。
7時前に大浪池登山口に到着、県外の車が2台停まっていた。持ち主はもう山の中だろう。
今日は日南の人にもメールをしたように大浪池の湖を一周することにしている。
マンサクはまだ黄色い花を咲かせているがミツバツツジはまだ早い。蕾もまだ膨らんではいない。



大浪池西回りより 大浪池東回りの稜線 フォト「大浪池西回りより」と「大浪池東回りの稜線」

大浪池を一周するときはいつも東回りからだ。陽が昇るにつれて東回りの火口壁も明るくなってコントラストを増していく。稜線の岩に人が小さく見えたりする。
東回りを進むと韓国岳もかこうに壁に消えていく。
東回りでは影が多いせいだろう、花もまだ蕾である。マンサク、キリシマミズキ、シロモジ、オオカメノキとまだだこれからだ。
西回りからは岩も大きくなりいわばを渡り歩くようになる。
岩から岩へと慎重に進むと前方に大きなキリシマミズキを発見、その近くにはオオカメノキ。
青空に映えるキリシマミズキを十二分に満喫してもスタート地点に到着。一周の所要時間しめて2時間。


4月15日(快晴)韓国岳裾野
硫黄山のくぼ地に出来た池 甑岳 フォト「硫黄山のくぼ地に出来た池」と「甑岳」

昨日の雨で空はどこまでも青く絶好の山行きだ。
えびの高原への沿道にもキリシマミズキの房が風に揺らいでいる。
えびの高原のノカイドウの咲き具合は帰りに見ることにして韓国岳登山口へと車を走らせる。
平日だが登山口の駐車場には結構車が停まっていて韓国岳に登る人や硫黄山を散策するカップルあり。
裾野のキリシマミズキの写真を撮っている人は私以外に見かけなかった。ミズキのガーデンの貸切だ。
韓国岳の裾野に咲くキリシマミズキ キリシマミズキ フォト「キリシマミズキ」と「韓国岳の裾野に咲くキリシマミズキ」

硫黄山のくぼ地には昨日の雨でできたのか池になっていて韓国岳が映りこんでいた。
キリシマミズキも池に映りこんでいて縦に撮ったり横で撮ったり、はたまたビデオをまわしたり忙しい。
くぼ地からの斜面を登り裾野の中へと入って行く。
裾野にはシロモジにミズキの黄色とオオカメノキの白い花が咲いていて青い空に煌いているように見える。
黄色に青のコントラストがすごい。誰もいないのもすごい。独り占めしているようだ。いつもの撮影場所で撮影し満足して戻る。
帰りに寄って見たノカイドウは蕾が紅くなって膨らんでいる木もあり今年はゴールデンウィークの前に咲くのか?


キリシマミズキ オオカメノキ 韓国岳登山口
フォト「キリシマミズキ」「オオカメノキ」「韓国岳登山口」

4月17日(曇り後ガスの中)矢岳・竜王山
矢岳中腹にて 矢岳登山口と高千穂峰 フォト「矢岳中腹にて」と「矢岳登山口と高千穂峰」

今日の天気予報は晴れマークが並んでいる。
矢岳登山口に着くとほかに車はなし。太陽もぼんやりとしている。私みたいだと思ったりもする。
矢岳へと登る途中の谷に下りると新緑がきれいだ。キリシマミズキも咲いている。ナガバノモミジイチゴも白い花を咲かせている。
ヤブツバキも地面にたくさん落ちていた。もちろん木にもまだたくさんの赤い花をつけている。
谷から矢岳へと向かう斜面はいつ登っても青息吐息だ。
矢岳の中腹ではナガバノモミジイチゴが群生していて斜面が白い花で飾られていた。その中に入って撮りたいがとげが痛い。
この頃はまだ高千穂峰も見えている。中岳も見えている。
二子石あたりにガスがかかりだしていて矢岳の頂上に着く頃にはまわりの山が見えなくなるとは想像しなかった。
裾野にはシロモジにミズキの黄色とオオカメノキの白い花が咲いていて青い空に煌いているように見える。
木の花、草花と写真を撮りながら登って行く。青葉若葉も美しく心が和む。

竜王山 矢岳山頂 フォト「矢岳山頂」と「竜王山」

矢岳から尾根伝いに竜王山へと向かう。周りがガスで囲まれていてシロモジやミズキの黄色が浮かび上がって見える。
竜王山からは新燃岳も中岳も見えず今来た登山道を引き返す。ここでミツバツツジの赤く色づいた蕾を1つ発見。ヤマツツジも発見。



4月18日(晴れ)新湯林道
ミツバツツジ フォト「ミツバツツジ」

夜明け前午前5時半、新湯にてスタンバイ。
空には雲があるが東側の空はぼんやりとしている。朝焼けになるか?秋と違って張るの朝焼けはあまり見たことがない。夕焼けには春でもよく焼けるが・・・。
結局朝焼けにはならず6時半新燃岳と中岳の間から太陽がぼんやりと現われた。
すぐに新湯林道へと三脚を持って歩く。新湯の沢の流れをしっかりと撮るためだ。三脚が重い。
両滝を右に見て新湯林道を歩くと目の前にミツバツツジがピンクの花を咲かせていた。
突然目に飛び込んできたので初恋の人にあったようなドキドキだ。デジカメとビデオに収めてこの先も期待大である。足取りもなにかしら軽やかだ。
新湯林道の終点まであっちに寄り、こっちに寄りと時間だけが過ぎていく。帰ってからカウントを見ると240枚デジカメで撮っていた。
ビデオでも撮っているから結構のんびりとそして忙しくしていたはずだ。いつものことである。
新湯上流の沢のミツバツツジは咲いている木はあるが蕾も多くこの陽気で一気に開花しそうである。
上流の沢から登山道に戻るとここで始めて人と会う。林道を戻る途中では結構人とすれ違った。
「新燃岳のミツバツツジは咲いていましたか?」と聞かれたので「まだじゃないでしょうかね。」と適当な返事をした。
この陽気だとつつじのトンネルはいつごろだろう。新湯に戻ると路肩まで車であふれていた。びっくり。


4月22日(晴れ)新湯〜大幡池
大幡より高千穂峰を望む 大幡展望所より大幡池を望む 大幡池より韓国岳を望む
フォト「大幡より高千穂峰を望む」「大幡展望所より大幡池を望む」「大幡池より韓国岳を望む」

手前より大幡池・丸岡山・夷守岳 フォト「手前より大幡池・丸岡山・夷守岳」

19日の日曜日にNBさんの家族とWさんが新湯からP1381経由で大幡に行きましたとコメントあり。
と言うことでわたしも新湯から大幡池を目指すことにした。
今日の天気は晴れなのだが北風が強いとのこと、朝5時40分新湯に着くが強い風で赤松もざわざわと騒いでいる。
車から降りると4月も終わろうかというのに寒い。すぐにウインドブレーカーを着込む。
手袋もはめて強風が吹きぬける新湯林道を歩く。途中での寄り道は今日はしないことにした。
新湯の沢にはミツバツツジが咲いていてここから新燃岳の北面まで登って新湯分岐を目指す。
ミツバツツジが咲いていたのはつつじのトンネルの手前に1本とその先韓国岳が見える場所に1本、登山道で咲いていた。
他のミツバツツジは紅い蕾で今にも咲きそうな感じだった。後1週間もしたら次から次へと咲き出すだろう、と思う。
新湯分岐から]P1381を通過して大幡山から展望所に行き大幡池を撮影する。大幡池は風で波立っていたが周りの若葉や新緑、シロモジかキリシマミズキだろう黄色が景色に染まってため息が出る。
ここから大幡池へと向かう。途中で男性1人とすれ違う。
大幡池の畔に立ったのは何年前だったか、畔からの構図はいまいちでやはり展望所からが構図もアングルもいい。
大幡池を4分の一周してさあ新湯ヘと逆戻りである。足腰は大丈夫だろう、今日は三脚は置いてきたから大丈夫だろう。
大幡から眺めた高千穂峰の山並みが素晴らしかった。大幡のミヤマキリシマの群生地もまだ花は早く、オオカメノキやキリシマミズキ、シロモジが山肌を賑わしていた。


4月24日(晴れ)両滝
両滝 フォト「両滝」
両滝に行った。
新湯の砂防堰から上流へと旧登山道を歩く。沢沿いに咲くミツバツツジが杉林越しに見え隠れする。
滝に近づくのつれ滝の音が大きくなってくる。結構人が入っているようで滝への道ができていた。
ミツバツツジがまだ元気にピンク色の花をつけていて落ちている花はない。
場所が場所だけに行動する範囲が限られていて無理しようがない。
滝壺に降りても構図的におもしろくなく、滝の上に行くには険しすぎておっかない。
自分なりにミツバツツジをいり手撮影したり岩肌を撮ったり新緑を撮ったり。
それでも1時間以上滝からの風を受けていた。ここの岩も赤茶っぽい色をしていて、しんもえ橋の沢のようなコケの着いた岩がない。
まあ今日の目的は滝とミツバツツジだから目的達成と自分に納得させる。新湯のヤマザクラもきれいでヤマフジも房が大きくなってきている。
紫色が鮮やかだ。






4月26日(曇り風強し)大浪池〜韓国岳
韓国岳避難小屋 韓国岳への標識 フォト「韓国岳避難小屋」と「韓国岳への標識」

まさか韓国岳の中腹から上が霧氷になっているとはびっくりである。
天気予報で風は強いとは言っていたが日の出とともに晴れ間が広がるだろうと思っていた。
大浪池の頂上に着いたが湖が見えたのも一瞬ですぐに雲に隠れてしまった。風はおさまるどころか強くなってきている。
東回りからまわって行けば風除けにもなると東回りから避難小屋を歩く。太陽は顔を出さず、青空もない。
高千穂峰も下界の温泉郷も見えない。
避難小屋から韓国岳までは1.2km、ゆっくり撮りながら板の階段を登って行く。
デジカメとビデオで撮りながら登って行くと板の階段が光っていて登山靴が滑ってしまう。よく見ると凍り付いているではないか。
躊躇していると男性が1人したから追いついて来た。「滑りやすいですね。」「下りが恐いですね。」なんて話をしてその人は登って行った。
そのうちに晴れてくるだろうと思ってまた板の階段を滑らないように登って行き半分を過ぎたあたりで枝には霧氷が咲いていた。
登るにつれて霧氷も大きくなっていき、風も強く視界は悪く回りの白い景色だけが見えるだけだ。
先に行った男性は見えず半分を過ぎたところで引き返すことにした。
今度は下りが問題で笹や木につかみながら板の会談を慎重に下って行く。へっぴり腰だ。
下る途中で1人、一時してまた1人と会って霧氷のことや板が滑りやすいこと、今の季節のことなどを話しやっとこさ避難小屋に到着。
南国宮崎でゴールデンウィークに霧氷とは初めて経験した。



4月28日(晴れ)新湯〜新燃岳
新燃岳 フォト「新燃岳」

昨日、一昨日の寒の戻りで新燃岳北面のミツバツツジは何分咲?
私から見た咲き具合は1分咲きか2分咲きくらい。
1週間前に訪れたときにも2株だけ満開で今日もまだきれいに咲いていた。今日からは気温も上がるようでミツバツツジも一気に開花するのではと思う。
新湯分岐からは獅子戸岳へは止めて新燃岳へと向かう。
新燃岳の火口からは噴煙が上がっているが噴煙が大きく立ち上ることはなかった。
ただ火口のエメラルドグリーンは見られず黄土色した湖になっていた。
ここでオニギリをパクついて元来た道を下る。縦走する人も見受けられ新湯分岐に座っている人もいた。
その人は「今年は暖冬だからミツバツツジを見に来たのに昨年と咲き具合が一緒だ。」と言われた。
つつじのトンネルを下る途中では登山者数組とすれ違った。新燃岳を下るときにはSさんと出会う。
花のことやカメラのこと、HPのこと、山のことなど登山道の脇で話が弾んだ。Nさんとは最近2人とも会わないがどうしているのだろう、なんて話も出る。
Sさんは一脚の代わりに釣竿を工夫して10mの高さからでも撮影できるよう、またストックの代わりにもなって軽そうで感心する。


4月30日(晴れ)韓国岳〜避難小屋〜えびの高原
韓国岳1合目手前より フォト「韓国岳1合目手前より」

朝6時過ぎ、えびの高原。
硫黄山辺りから朝日が差し込みノカイドウも朝霜で葉の回りが白くしていたが輝き始めた。
ほかに人気もなく30分くらい撮影して韓国岳登山口に車を走らせる。
韓国岳の山肌は朝日の光で北面を絵の具で描いたように新緑がきれいだ。
韓国岳の登山道は1合目からキリシマミズキやオオカメノキが咲いていてナナカマドの緑の葉っぱもみずみずしく青空に映えている。
韓国岳山頂からの景色は霞がかかっていて高千穂峰がぼんやりと見える。桜島も錦江湾も見えない。
山頂から大浪池へと下る。
前回は大浪池から韓国岳を目指したのだが中間あたりで板の階段が凍っていて引き返した。
今日は板の階段を下りながら回りの景色もよく見え心も軽やかで足取りも調子いい。韓国岳避難小屋からえびの高原へと向かう。
大浪池経由でもいいのだが大浪池の登山口からえびの高原へとアスファルトの上を歩くのが疲れるのと時間もかかるので止めた。
韓国岳〜降りるときに1人と会い、避難小屋で2人と会い、えびの高原へのルートで2組と会い1人に追い越された。
えびの高原に着くと大勢の人がノカイドウを見て写真を撮っていた。


韓国岳山頂 韓国岳〜大浪池ルート ノカイドウ
フォト「韓国岳山頂」「韓国岳〜大浪池ルート」「ノカイドウ」


  平成21年   
5/2 池めぐり   5/4 新湯〜新湯分岐   5/7 湯之野〜新燃岳〜新湯   5/9 甑岳   5/11 大浪池   5/14 新湯〜大幡山   5/18 中岳   5/20 硫黄山(賽の河原)   5/22 大浪池   5/23 韓国岳   5/24 池めぐり
5月2日(晴れ)池めぐり
池めぐりコースから韓国岳を望む 池めぐりコースから韓国岳を望む フォト「池めぐりコースから韓国岳を望む」

不動池に水鳥が一羽水面を泳いでいる。六観音御池、展望台の手前から湖岸に下りるとここも水鳥が二羽泳いでいた。
天気はいいのだが風が結構強く、湖面は波打っている。湖面に映りこみはない。
六観音御池を一周し白紫池へと向かう。六観音御池の周りにもミツバツツジが咲いていた。
六観音御池から白紫池へと向かうとミツバツツジが登山道を華やかにしている。
白紫池の反対側の朽ちた木のところへ行こうとしたが水かさが増えていて止めた。ここで初めて人を見た。
ここを引き返して北展望台へと登って行くと展望台で白鳥山から来た人と出会う。その人曰く「ここからの眺めは最高ですよ。」
白鳥山へと向かうとすれ違う人多数、二湖展望台へも然り。
えびの高原へと下る松林ではルートの案内の紙を手にした人、家族連れなどほんとにゴールデンウィークだ。
えびの高原の駐車場は満杯の札、観光客も登山者も車もあふれていた。
行きはのんびり・・・帰りはわいわい。山の中から出てきた私はこんなに賑わっているとは知らなかった。


池めぐりコースから韓国岳を望む 二湖展望台より甑岳を望む えびの高原
フォト「池めぐりコースから韓国岳を望む」「二湖展望台より甑岳を望む」「えびの高原」

5月4日(小雨)新湯〜新湯分岐
新湯の林道から望む両滝 フォト「新湯の林道から望む両滝」
ゴールデンウィーク後半、小雨が降る新燃岳のミツバツツジを見に家内と二人で行く。
その前にえびの高原のノカイドウを見に行くことにした。ノカイドウも雨に打たれて満開の時期を過ぎているようだ。白くなった花が目立った。
新湯に7時前に到着、他に車はない。私は傘を差して家内はフードを被って新湯の林道をテクテクと歩く。
傘にあたる雨の音と沢の水音に鳥のさえずりが遠く近くで聞こえる。新緑も雨に煙ってみずみずしい。
大浪池も中腹から上は雲に隠れていてポトポト降る雨も止むことはない。

ミツバツツジ 新湯の沢 フォト「新湯の沢」と「ミツバツツジ」
新燃岳の北面からはミツバツツジがピンク色して迎えてくれた。
小雨の中を傘を差してデジカメとビデオで撮る。やはりレンズが雨に濡れる。
時間はたっぷりとあるのでそのたびにザックからレンズ拭きを出して拭き方だ。
新湯分岐から新燃岳を見たが雲に隠れていて山肌のピンクは見ることが出来なかった。
縦走する人が3人獅子戸岳から降りて来た。






5月7日(晴れ)湯之野〜新燃岳〜新湯
湯之野分岐 矢岳と高千穂峰 新燃岳火口
フォト「湯之野分岐」「矢岳と高千穂峰」「新燃岳火口」

湯之野からスタート。
杉林の間から陽が差し込み、上を見上げると青空である。日の出から30分経過しただろう、鳥のさえずりが一段と大きく聞こえる。
時折さわやかな風が登山道を吹きぬける。気持ちいい。
後から来た男性にあっという間に先に行かれてしまった。その人は私よりずっと若いのだろう。マイペースなピッチの上がらない私である。
湯之野分岐まで標識には4.5kmの表示だった。
出だしの杉林を抜けるまでが急で、杉林を抜けると前方に中岳が見え、左側に新燃岳のウサギの耳だ。
湯之野分岐まではだらだらとごつごつした石の登山道を歩いて行く。新燃岳の中腹には鹿の群れが草をはぐくんでいた。
湯之野分岐に到着。約2時間かかった。先に行った人の姿は見当たらない。
新燃岳山頂、火口の色はなんと「こげ茶色」である。噴煙は低く火口から上に上がることはなった。新湯分岐へと進む。
新湯分岐へと下る途中のミツバツツジがきれいで新湯分岐から新湯へと下るミツバツツジのトンネルも青空に映えていた。
途中でSさんに会う。


韓国岳と獅子戸岳 ミツバツツジ ミツバツツジ
フォト「韓国岳と獅子戸岳」と「ミツバツツジ」

5月9日(快晴)甑岳
登山道に咲くミヤマキリシマ 甑岳南面に咲くミツバツツジ 甑岳火口から望む韓国岳
フォト「登山道に咲くミヤマキリシマ」「甑岳南面に咲くミツバツツジ」「甑岳火口から望む韓国岳」
連日の好天で露天風呂の登山口の沢には水が枯れていた。
雲ひとつ見えない青空に赤松林の登山道の新緑が眩しい。
これから甑岳の登りと言う所で下山してきた二人連れとすれ違う。早いもんだ。
甑岳の頂上手前で咲いていたミヤマキリシマを撮影していると後から来た二人に追い越された。「上の眺めはどうですか?」と聞かれた。
すぐに頂上に到着。韓国岳へふり向くと桜島が噴煙を上げたばかりで南に噴煙が流れていた。
わたしはこの後火口へと降りて行ったが頂上手前で会った二人は頂上止まりだったようだ。
火口の中をうろついて南面へと枯れススキのなかを向かった。
火口回りに木々の間からピンクが見え隠れしている。近づくとミツバツツジが結構たくさん花をつけていた。
ここ南面も道が出来ていて歩きやすくなっている。火口の縁から下は絶景であまり前に出ての撮影はビビッてしまう。
火口回りを頂上の到着点まではミヤマキリシマも咲いていて眺めも最高。気持ちいい。
でも気温はぐんぐんと上がっているようで日陰にならないところでは暑く額にも汗が出る。
甑岳から降りて赤松林を戻っているとまた二人連れとすれ違う。「上の花はどうでしたか?」と聞かれた。


5月11日(快晴)大浪池
ミツバツツジと大浪池 フォト「ミツバツツジと大浪池」

6時過ぎ大浪池の頂上到着。もう太陽は東回りの崖の上にあり眩しい。
逆光を画面に入れながら西回りから進む。
登山道にはミヤマキリシマが咲きミツバツツジも真っ盛りだ。陽は昇っているがすがすがしい朝に鳥のさえずりも心地言い。
大浪池の湖面も静かで韓国岳もきれいに映り込んでいる。
ただ逆光なので太陽の光が画面に入り込んでしまう。手持ち撮影だが縦撮りだと問題ない。
韓国岳避難小屋までに要した時間が約2時間、歩くスピードもスローでのぼりになると一休みが多くなる。
今日の桜島は昨日のようには噴煙が上がっていない。高隈山系も雲の中に浮かんで見える。
韓国岳避難小屋から東回りへと進む。これから一時登りである。一脚持参なので杖代わりになって助かる。
登山道から上の崖の方へと道が出来ているので登って見るとミツバツツジが2株崖っぷちに咲いていた。
花のピンクに青い湖にうっとり見とれてしまう私がいる。火口湖を見下ろすと湖の周りの緑がしょかを物語っていた。
帰り、新湯は車であふれていた。


5月14日(晴れ)新湯〜大幡山
大幡池 フォト「大幡池」

新湯林道の入り口に他に車なし。
午後2時前、新湯の入り口から路肩まで満杯でした。平日と言うのにすごいの一言。
夜明け前に戻って新湯林道を歩く。今日もペースは上がらず。人がいないだけ自分のペースで歩ける。
新燃岳の北面を歩くと花の終わったミツバツツジが目に入る。
さらに登って行くと新湯分岐まで見事にミツバツツジのトンネルが出来ていた。
新湯分岐から獅子戸岳へと進み新燃岳のほうを振り返ると結構ピンク色した壁面だ。まだ新燃岳の上空には厚い雲もない。
新湯分岐からP1381へと進みこの先大幡山へと向かう。

4/29山頂火事の大幡山 P1381 フォト「P1381」と「4/29山頂火事の大幡山」

途中にはミツバツツジの群生もありさらに進むとミヤマキリシマの群生地だ。
ミツバツツジは花一杯つけていてぐるっと360度まわってもミツバツツジである。
ミヤマキリシマも咲き始めていて3分咲きくらい?
大幡山から見る高千穂峰は雲に隠れだしていて撮影には適しなくなっていた。
ここから大幡池の展望所まで行き引き返す。向こうから年配の男の人と会い大幡山の火事について話し込む。
フォトのように結構山頂から広範囲に黒くなっていた。
遠く新燃岳を見ると縦走しているらしい大勢の人が火口の周りの登山道を歩いていた。霧島山は今が旬なのである。


5月18日(曇り後晴れ)中岳
中岳 フォト「中岳」

九州自然歩道から木橋の手前までうろちょろしている。
高千穂峰の左手が少し朝焼けになり陽が昇ってきた。
でも空は雲が多く太陽もぼんやりとしている。ここの丘のミヤマキリシマはもう満開である。
一旦戻ってツツジコースを歩く。木橋の手前まで840mと案内板に書いてある。
この時間帯では遠く大浪池の上空に青空が見えているだけだ。いつ雲が流れるのだろうと思いながら足は中岳へと向かう。
まあぼちぼちと歩くので、また曇っているので汗もかかず息が切れないペースで登る。
遠く桜島と高隈山系は雲海の中からその姿を見せていた。

高千穂峰 中岳登山道 フォト「中岳登山道」と「高千穂峰」

中岳へと登る登山道もミヤマキリシマは真っ盛りである。周りを見渡しても害虫の被害がある株は見当たらない。
中岳の山頂に到着、すぐにミヤマキリシマが目に飛び込む。
中岳の周りを一周して下山。中岳の火口の中のミヤマキリシマは害にあっているミヤマキリシマが多く花が咲いていない。
下山し始める頃から雲が南へと流れ青空も広がってきた。
これから中岳を目指す人や新燃岳、大幡の方へ行く人とすれ違う。なぜ判るのかと言えば「どちらに行きますか?」と離しかけたからである。
月曜日なのだが結構人が多いようだ。遠足の小学生一団も中岳を目指していた。元気がありすぎだ。
モミヂコースを通って変える予定だったが青空になったので九州自然歩道を歩いて下山した。
今朝は久しぶりにNさんと会った。久しぶりに山に来たとのことだった。<

5月20日(晴れ)硫黄山(賽の河原)
ミヤマキリシマ フォト「ミヤマキリシマ」
今夕から曇って後雨模様の予報。
昨晩リンクしているSさんの「霧島フォトギャラリー」を見るとトップページに硫黄山のミヤマキリシマがアップされていた。
朝方、我が家のワンちゃんを散歩に連れて行きいざえびの高原へと出発。
新湯を過ぎ、大浪池登山口を過ぎ、えびの高原に到着。やはり今の時期はどこも車と人で賑わっている。
韓国岳登山口も不動池の駐車帯も次から次に車が来る。
韓国岳も硫黄山もミヤマキリシマが山肌をピンク色になりこっちへお出でと呼んでいるかのようだ。
デジカメは声まで撮らないがビデオは人とその感嘆する声が入り構えてスタートするタイミングを図っている私である。
ここももう満開と言っていいだろう。
Sさんはオオヤマレンゲのところまで足を伸ばしていたが私は露天風呂の方へ行くことにした。
薄雲が上空を覆っている。


5月22日(小雨)大浪池
硫黄山のオオヤマレンゲ 大浪池東回りのオオヤマレンゲ フォト「大浪池東回りのオオヤマレンゲ」

午前6時前、韓国岳登山口には早くも県外車あり。
外は霧雨が斜めに模様となって強風に流されていく。車から出るとすぐにメガネも濡れてしまう。
車の中で様子見の人や雨具を着て出発するグループあり。8時半過ぎには団体さんも到着、体操をして雨の中に消えて行った。
車の中で待つこと約2時間半、硫黄山のオオヤマレンゲを見に行く。
不動池も荒れ模様だ。傘もさせないほどの風が吹く。
硫黄山の東野崖の中に入り込むと風も弱くなり岩場を登りながらの撮影だ。
岩の上は大丈夫なのだが木の根っこの上を歩くと滑って危ない。スーと足を持っていかれるから恐い。
大浪池のオオヤマレンゲも見たくなり大浪池登山口へと向かう。
大浪池登山口にも数台の車が停まっていた。この頃には小降りになってきたのだが傘を差して登ることにした。
傘を差していなければ雨粒が上から降ってくるのである。
大浪池の登山口には「オオバウマノスズクサ」と「ムベ」が咲いていて登山道には「ギンリョウソウ」に「ホウチャクソウ」も見られて頂上まで時間がかかった。
頂上手前では「キヨスミウツボ」を見つけることが出来た。これから槌から出てくるのが楽しみだ。
「ベニバナギンリョウソウ」をさがしたがまだ早いのだろう、見つけることが出来なかった。
下山する頃は青空も少し見えたりしていた。昼から晴れるのだろう。


5月23日(晴れ)韓国岳
韓国岳登山道 甑岳 韓国岳火口
フォト「韓国岳登山道」「甑岳」「韓国岳火口」

つつじケ丘から日の出を撮って韓国岳登山口へと車を走らせる。今の時間午前5時10分過ぎ。
硫黄山遊歩道のミヤマキリシマに朝日があたり色鮮やかだ。
昨日は雨だったが今朝は天気もよく朝早いのに登山する人が多い。
2合目を過ぎて甑岳の右側は山並みが美しくてその奥に市房山と石堂山が見えている。
5合目では大浪池の先、桜島は雲海に浮かんでいるが大浪池の周りには雲海らしき雲はない。
山頂から見る高千穂峰の雲海はなさそうである。白鳥山の右手にある電波塔は雲海に柱だけ見せていた。
山頂手前からミツバツツジも咲いていてミヤマキリシマがこれから咲こうとしている。株によっては満開のミヤマキリシマもある。
火口壁にはヒカゲツツジの黄色が目立ち、コイワカガミはと言うとこれから咲きばじめるようで捜すのに時間がかかった。
山頂から見る高千穂峰は霞んでいて上空の雲も広がって来ている。
縦走するグループやツアーの人がすごく多くて挨拶もほどほどになりそうである。
下山するときも人人人・・・。下を見下ろすと車車車・・・。
硫黄山もえびの高原もつつじケ丘も大浪池登山口も新湯も週末快適な登山日和で人と車であふれていた。


韓国岳から縦走路を見る 韓国岳山頂 韓国岳六合目
フォト「韓国岳から縦走路を見る」「韓国岳山頂」「韓国岳六合目」

5月24日(晴れ)池めぐり
池めぐりコースから望む韓国岳 池めぐり 六観音御池
フォト「池めぐりコースから望む韓国岳」「池めぐり」「六観音御池」

今日は孫3人と家内と5人で池めぐりコースに行く。
はや韓国岳登山口は満杯で路肩に駐車している車がある。
不動池に車を停めて池めぐりコースを歩き出す。晴れてはいるが風が冷たく皆1枚余分に着込む。
日翔は初めての山歩きなので韓国岳は止めて池めぐりとなったのである。
池めぐりコースから見る硫黄山の山肌がピンクに染まり朝日に輝いている。
六観音御池の裏にある小高い丘から撮影したくて皆に待っておくようにと言ったのだが皆運動靴で登って来た。
ザレ場状態の斜面なので滑りやすく登りも下りも滑って楽しいのかおっかないのか・・・。
六観音御池では展望台の横から下に降りて孫ははしゃいでいた。
ただは出しで遊ぶのにビンの破片が多くて注意する。池の青に周りの緑と青い空、コントラストが強い。
白紫池を通り抜け赤松林を下ってえびの高原に到着、すごい人手だ。鹿を見て日翔大満足である。
えびの高原から不動池へと遊歩道を歩く。この頃孫たちは足取り重し。
遊歩道から見る硫黄山もピンク色が鮮やかで韓国岳は初夏の様相をしていた。緑鮮やかな韓国岳である。


六観音御池で遊ぶ孫 六観音御池で遊ぶ孫" えびの高原の鹿
フォト「六観音御池で遊ぶ孫」と「えびの高原の鹿」

六観音御池 えびの高原と韓国岳
フォト「六観音御池」と「えびの高原と韓国岳」


  平成21年   
6/1 高千穂峰   6/7 大浪池   6/14 大浪池   6/20 韓国岳   6/25 大浪池〜韓国岳
6月1日(晴れ)高千穂峰
6月1日月曜日朝6時過ぎ晴天の登山日和だ。
高千穂峰に登る人や中岳へと登る人で平日でも高千穂河原には車も人も多いようである。
御鉢の岩場手前まではウインドブレーカーもザックに結びつけていたが御鉢の岩場を登り始めると強風に見舞われる。
一脚を持って行ったが強風で一脚が揺れるは、花も揺れまくりだ。御鉢に着くと太陽が御鉢の火口の半分を照らしていた。錦江湾も桜島も見えない。
結構カメラを持ってきている人が多く御鉢回りに咲くミヤマキリシマを撮っていた。
風は強くなったり弱くなったりで馬の背を登るにも慎重になる。
御鉢から山頂まではザレ場で人が降りてきているところは土埃がしている。
山頂手前には害虫にやられていないミヤマキリシマがあり韓国岳を入れて撮影。ミヤマキリシマは見事にぶれていた。
山頂の反対側にはミヤマキリシマが群生して咲いていた。
下山後高千穂河原に止まっていたタクシーの人と話しをしたが先週は高千穂河原から見た御鉢が鮮やかだったそうである。
御鉢を下っていると消防署の人たちが十数人登ってくるので「訓練ですか?」と聞くと「自分の居場所がわからない。とケータイで電話があり捜している。」との返事。
ヘリコプターも上空を飛んでいた。


高千穂峰山頂 高千穂峰山頂手前より 高千穂峰山頂裏手より 高千穂峰鞍部
フォト「高千穂峰山頂」「高千穂峰山頂手前より」「高千穂峰山頂裏手より」「高千穂峰鞍部」

6月7日(晴れ)大浪池
大浪池と韓国岳 フォト「大浪池と韓国岳」

5月末ごろから風邪気味で高千穂峰に登ってから体調が戻らない。
2日前にメイ(ゴールデン5才)を散歩に連れて行ったのだが右手首にリードをかけていたら急に引っ張られて内出血、紫色にはれてしまった。
今週中には梅雨入りのようで雨が降る前に大浪池へ行く。
登山口では「オオバウマノスズクサ」を多く見ることが出来た。でも「ベニバナギンリョウソウ」を登山道で見るにはまだ早いようで梅雨時に出てくるのだろう。
「キヨスミウツボ」も土から頭を持ち上げている状態である。
登山道はヤマツツジにミヤマキリシマが見頃で朝日に光っている。昨日降った雨がまだ花の中に残っている。
東回りへと進むが高千穂峰も新燃岳も雲に覆われていて見えない。桜島もしかり。
今日の目的は東回りに咲くオオヤマレンゲを撮影することで現場の岩場から下を覗き込む。
岩場からオオヤマレンゲは見えなかったが下に降りて咲いているのを見て安心する。
咲き終わって茶色くなったものもあれば蕾もあり、膨らんできた花あり、花弁を見せているものありで大浪池のブルーな色に溶け込んでいるようである。
韓国岳の上空には入道雲も湧き出していて初夏だなと思いながら撮影する。
東回りの途中までしか歩かなかったがミヤマキリシマの間をすり抜けるようにして歩く。
登山者も多くうっすらかいた汗に初夏の風が吹きぬける梅雨入り前の大浪池である。


6月14日(晴れ)大浪池
赤く染まる東回り火口壁 大浪池頂上から見る夕焼け フォト「赤く染まる東回り火口壁」と「大浪池頂上から見る夕焼け」

夕方4時大浪池登山口、駐車場にはまだ数台の車が停まっている。
今日の日の入りが7時21分。5時に頂上に着いて東回りを進み反対側に着く時間が6時頃と考えながら登って行く。
頂上には予定通り到着、もうほかに人はいないかと思いきや東回りから二人連れが降りて来た。
人吉から来たという女性二人は大浪池のオオヤマレンゲを見に来たそうでテレビで放映していたと言っていた。
自分も反対側まで行って逆光の写真を撮るのだと内心誇らしげに話す。自分が浅ましい。
硫黄山のオオヤマレンゲの咲いているところを説明すると帰りに寄ってみましょうとのこと。
東回りを進み反対側まで来たのだがいかんせん太陽が湖面に映らなくなっている。
今の時期の太陽の軌道はずいぶんと北寄りなのだとわかった。今の時刻は6時前だ。
引き返しながら岩場に上がり夕焼けをチェックする。
太陽が沈む北側の方は夕日に染まっている。韓国岳や高千穂峰の方はまだ青空で白い雲が靡いている。
7時10分、大浪池の頂上に戻って来た。後11分で日の入り、東回りの火口壁は夕日で赤く染まっている。
陽も落ちると韓国岳の上空の雲もうっすらと夕焼け雲になってくれた。来た甲斐があったのか期待はずれだったのか、でも夕焼けになってくれたので良しとしよう。
下山するときはやはり懐中電灯が必要だった。


6月20日(晴れ)韓国岳
火口壁に流れ落ちる雲 大浪池と山頂湖に流れる雲海 フォト「大浪池と山頂湖に流れる雲海」と「火口壁に流れ落ちる雲」

夕方4時過ぎ韓国岳登山口に到着する。停車している車は数台だけ。
北からはどんよりとした雲が韓国岳の方へと迫っている。
山頂からの夕焼けはどうも期待できないなと思いながら登れるところまで行こうとレインウェアをザックに入れ出発。
降りてくる人も少なく3合目、4合目、5合目へと登って来た。太陽は雲で隠れていて陽は差さないのだがやはり汗はかく。
5合目から上は雲にすっぽりと覆われているが雨が降らないので休憩後山頂へと向かうことにした。
韓国岳の火口の中もガスっていてぼんやりとしか見えず、大浪池も見えず山頂に5時44分到着。あたりは視界がなく山頂の看板を撮影して縦走路を歩くことにした。
縦走路をうろうろしながら陽没まで時間稼ぎである。
6時過ぎ山頂にいる。と、急に雲が流れて青空が広がった。胸が躍る。
今度は雲が火口の中へと流れ込み高千穂峰が雲海の中から現われ、新燃岳の火口回りも見えてきたのである。
これが数分くらい続いたか、また雲の中へと消えて青空もなくなってしまった。
あきらめて下っているとまた雲が火口の中へと流れ込んでいた。あわてて山頂へと戻る私である。
またまた雲海から高千穂峰も新燃岳も見ることが出来、新燃岳の噴煙はまっすぐと上がっている。
大浪池も見え後は夕日に染まるのを期待するが雲が少し焼けた程度でこれは期待はずれとなった。
今日はめまぐるしく情景が変化して自分としては満足度100%の韓国岳だった。5合目から懐中電灯を照らしながら下山。


6月25日(晴れ後曇り)大浪池〜韓国岳
韓国岳中腹の樹木 フォト「韓国岳中腹の樹木」

梅雨の中休みか?朝3時過ぎ星が輝いている。
朝焼けと雲海を期待して大浪池へ行くことにした。韓国岳は時間的に山頂には間に合わない。
午前4時半大浪池登山口に到着。懐中電灯は使わなくていい。
大浪池からの朝焼けにはちょっと間に合わないなと思いながら頂上に着く。案の定朝焼けにはなっていなかったかもう終わってしまったか。
湖面は波もなく韓国岳が映りこんでいる。まだ太陽は見えないが韓国岳の山容が明るく照らされていく。
5時42分大浪池の火口壁から太陽が顔を出す。
今日は西回りから歩いて韓国岳に登ることにした。まだ朝が早く鳥のさえずりだけがにぎやかだ。
青空も広がってきてのんびりと西回りを歩く。汗はかかないがお腹が減ってきた。避難小屋まで我慢しよう。
避難小屋からの登山道は水が流れていた。昨日降った雨だろうか。
大浪池の登山道も雨で濡れていたし大木が1本倒れていて登山道をふさいでいた。大木といってももう朽ちている木なのだが危険だ。
それで韓国岳避難小屋から韓国岳を登って行くのだが1.2kmの標識、板も濡れているので慎重になる。
8時過ぎ韓国岳の山頂に到着、あたりに人影なし。縦走路のほうへ行ってみる。
もうミヤマキリシマも花が散っていて霧島連山は緑濃い夏の山容をしている。
韓国岳を降りる頃から雲が湧き避難小屋に着いたときには韓国岳の頂上は雲に覆われていた。

大浪池登山口4:34→大浪池頂上5:07→西回り5:55→韓国岳避難小屋6:45→韓国岳山頂8:01→下山8:56→韓国岳避難小屋9:45→東回り→大浪池頂上11:03→大浪池登山口11:52



  平成21年   
7/4 新燃岳   7/6 小池   7/12 韓国岳   7/15 高城町東岳川   7/18 池めぐり   7/23 小池   7/27 新湯林道
7月4日(晴れ)新燃岳
新燃岳 新燃岳火口の噴気孔 新燃岳火口の噴気孔
フォト「新燃岳」と「新燃岳火口の噴気孔」

新湯から新燃岳へと登る。
日の出前に新湯に着くが山は雲に覆われていて朝焼けも日の出も無理とすぐに林道を歩くことにした。
新湯林道にはムラサキシキブが咲いていたがまだあたりは薄暗くて帰りに撮ることにした。
林道終点に午前6時半過ぎに着き上の沢へと向かう。
沢は機能までの雨で丸太の橋が片方外れている。また沢の水量も多少多くて流れに勢いがある。
私のはいている登山靴は年季が入っていて右側の登山靴は破れていて防水能力なし。
沢の中の岩帆飛んでと言うわけにもいかない。三脚も今日は持参だ。しかたなく登山靴を脱ぎ靴下を脱いで裸足になり堰沿いを渡ることになった。

新湯の沢 フォト「新湯の沢」

沢の水が冷たく足に心地いい。帰りもまた脱いで渡ることになりそうだ。
新湯分岐に着いたが獅子戸岳がうっすらと見えるだけで韓国岳は見えない。新燃岳は見えていてその先高千穂峰はどうか?
新燃岳に登りつくと目の前にエメラルドグリーンが飛び込んできた。来た甲斐があった。
まだ回りはガスっていて韓国岳も高千穂峰も見えず火口の周りを山頂へと歩くのだが風があり少し寒さを感じる。
太陽もぼやっとしている。
新燃岳の山頂で待っていると大要も明るくなり上空にも青空が広がってきて高千穂峰がぼんやりと見え出した。
待った甲斐ありと言っても30分は待っていないだろう。
新燃岳を下りる頃には韓国岳も姿を現し一応写真にビデオに収める。花の咲いていた頃の賑わいはなく自然に戻った霧島山を見た。


7月6日(晴れ)小池
御池町から望む高千穂峰 小池 フォト「御池町から望む高千穂峰」と「小池」

昼から小池に行く。小池への途中、御池町から見る高千穂峰が大きい。
国道223号線を御池へと向かう。その手前国道沿いのスペースに県外車が停まっていた。
小池へと歩く途中の杉林を「ヒナノシャクジョウ」を捜すが見つけることは出来ず。
本によると7月下旬に1センチくらいで頭が黄色であとは白、まだ早そうだ。
「イワタバコ」も葉っぱはあるが花は8月になってからでこれもまだ早い。うっそうとした小池は薄暗くじっとりと汗が出てくる。きのこも結構見つけた。
すり鉢上の小池を降りるのにヒルに吸い付かれるかれたら大変とスパッツを着けて降りる。水際まで来て高千穂峰をバックに撮影する。どうも足元が気になってしょうがない。
通常の登山道を小池へと歩いていく。下からひんやりとした風が吹きぬけほっとする。
小池は林に囲まれていて太陽はまだ高いのだが薄暗い。木漏れ日が強烈である。小池のほとりに着いたのが午後4時過ぎ。鳥のさえずりとせみの鳴き声がするだけで静かだ。
30分ほどほとりをうろついて小池を後にする。林の中は一段と薄暗さを増していた。


7月12日(晴れ)韓国岳
朝日に染まる火口の雲 フォト「朝日に染まる火口の雲」

今日は梅雨明けになるだろう。
日の出が午前5時17分だから午前2時前に家を出ればいいと目覚ましをセットして眠る。
起きたのが夜中の1時前、外に出ると雲は多いが星が出ている。そそくさと支度をして韓国岳へと向かう。
韓国岳登山口に2時半前到着、早くも車が2台。空を見上げるとここも雲が多いが月明かりで明るい。
その分満天の星とはいかないが結構星も輝いている。韓国岳は五合目あたりから雲に覆われていて東の方へと流れている。
こんな情景を撮りたいなと思うがいかんせん私の腕では昼間しか撮れない。

ブロッケン現象 甑岳 フォト「甑岳」と「ブロッケン現象」

日の出までは時間もたっぷりあるので流れ星を見つけながら登るが結局見つけることは出来なかった。
念のため手袋とゴアテックスのレインウエアを用意していたので山頂では身につけ寒さをしのぐ。
山頂で待つこと1時間以上、大浪池から冷たい風と雲を韓国岳を駆け上っていく。時々雲が切れて月が見えたりする。
日の出前までには私も入れて5人か6人朝焼けのスタンバイだ。
皆それぞれの撮影ポイントがあるのだろうか変なことに気を回すのである。
雲が切れると雲海の中から高千穂峰の山頂が見えその上空は青空が広がり雲は焼けなかなかいい感じだ。
1時間寒さに耐えて?待った甲斐があるというものだ。
おまけにブロッケン現象も少しながら見ることが出来たので満足。
6時半が過ぎた頃また雲が広がってきて火口も辺りの景色も見えなくなったので下山。


7月15日(晴れ)高城町東岳川

東岳川と愛犬メイ フォト「「東岳川と愛犬メイ」

今日午後から韓国岳の夕焼けを撮りたいと家から山を眺めていたが雲に隠れている。
ライブで見ても韓国岳の中腹から上は雲の中だ。おまけに雨も降り出してきて上空は雨雲に覆われてきた。
しかたなくあきらめて大相撲でも見る。横綱安泰で愛犬メイを連れていつものコースを散歩する。片道20分くらいで東岳川の堤防に着く散歩道だ。
田んぼ道に差し掛かって霧島連山を見ると山には雲はなくその上空には太陽に光って雲が靡いている。
夕焼けはだいたい7時40分頃がいいのでメイを川まで連れて行き引き返す。メイとはゴールデンレドリーバーのワンちゃんである。
一度家に帰りカメラとビデオをザックにいれ三脚を持ってまたメイを連れて東岳川へと向かう。
2回目の散歩だ。車でも自転車でも行けるのだがあいにくビールを飲んでいたので歩くことになっただけ。
東岳川の撮影ポイントに着いたときにはもう太陽が高千穂峰に落ちるぎりぎりのところだった。
三脚をセットしメイはリードをはずして川で遊ばせて撮影開始。メイは大喜びで犬駆け回る。
川面に映る夕焼けもきれいでこれから秋にかけても空気が澄み切っていい写真が撮れそうで楽しみである。
7時半過ぎには夕焼けに染まっていた雲も暗くなり帰り支度をする。
メイは川に入ってずぶぬれで私のところに来ては濡れた身体を地面にこすり付けていてどろだらけだ。
2回も散歩したのにメイはごきげんであった。わたしはザックにカメラとビデオをしまいこみ三脚を持ってリードを持って帰路につく。


7月18日(晴れ)池めぐり
韓国岳 フォト「韓国岳」
午前4時半過ぎ不動池、風が強い。
ブレーカーを着て池めぐりコースを歩く。林の中に入ると風が止まり暑くてすぐに脱ぎ六観音御池の裏手の小高い山に登る。山ではなくて丘だ。
正面には韓国岳があり左に90度の位置に甑岳がある。
太陽は甑岳の右手から上がってくるのだが今朝は水平線あたりの雲が厚い。韓国岳の上空は青空に雲が靡いているが朝焼けにはならず。
午前6時前韓国岳の右側から雲が発生、す〜と糸を引きように北峰へと流れて行く。
時間が経つにつれ雲の帯も大きく帯の数も多くなり韓国岳の頂上を覆い隠してきた。6時20分頃には韓国岳をすっぽりと包み込み甑岳も雲の中に消えてしまった。
時間が経てば晴れるかもと六観音御池へと歩く。六観音御池も周りには雲が立ちこみ韓国岳も見えない。それではと白紫池へ向かう。
白紫池も同じで回りの景色は見えず二湖展望台へ向かうことにした。 ここから時々六観音御池の湖が見えたりしたが条件は一緒で元来たコースを引き返す。 不動池に戻って来ても韓国岳はまだ雲の中だったが韓国岳に登る人は多いようだ。


7月23日(晴れ)小池
小池と高千穂峰 フォト「小池と高千穂峰」

昨日の都城は部分日食で期待していたが雨雲に覆われて雨も降りテレビ観賞となった。
宮崎市は雲が切れて部分日食が見れて感激しているのがテレビで放送されていた。
今朝は朝から晴天で昨日と変わってれば良かったのにと誰も思う天気である。
小池へ向かう。
昨日の雨に小池の水かさは増しているかと思いきやあんまり増えてはいないようだ。
でも蒸し暑くじと〜としている小池だ。案の定頭によぎっていることが現実に起きるのである。
それはヒルだ。念のためスパッツをつけていたのだがその場にじっとしているともうヒルが尺取虫のように這っている。
その場でじっとして撮影しようとするともう登山靴を這っていたりスパッツを這っていたり・・・。
じめじめとしたところで休憩なんかしたら大変、足を動かしながら下を見てヒルがついていないか確認する。
宮崎県側からの登山は勾配があり湿ったところも多く気をつけたほうがいいかも。
おちついての撮影もできず汗もじわっとでてあたまがもうろうとなりそう、蒸し暑い。
小池に自生している変な木がおもしろくて撮影したのだが木の名前は今もわからない。
赤と白の花を咲かせていた木があったのだがこれも判らず、サルビアかと思ったりしている。


7月27日(曇り時々晴れ)新湯林道
しんもえ橋上流の沢 しんもえ橋下流の沢 フォト「しんもえ橋下流の沢」

梅雨明け後の晴れ間、山に行くと言うと孫の日翔が一緒に行くともう決めている。
4歳なのだが雨でも降ったりしたら大変と家内が「プールに行くよ。」の一声で「行ってらっしゃい。」とお見送りである。
大浪池に登る予定だったが新湯に着くと雲が低く垂れ込みだしたので新湯林道を歩くことにした。
昨日の雨で林道も雨水が山から流れ林道を横切って下に落ちていく。
林道から見る両滝の水も勢いが違って倍くらいの水量と音がどどどーと言う位すごい。
しんもえ橋の沢も水量が多い。
水の流れは迫力がありさっそく三脚を添えてTvにセットして1秒の設定で撮影、回りの小枝や葉は揺れていないようである。
念のためAv設定で手持ちで撮影しておく。上流にある滝まで進んだが水量が多くて撮影は止める。
下流の滝のほうは端の手前の林道から降りて撮影する。
滝のそばまで寄って見たが流れが速くてへっぴり腰で撮影、滝壺は見えなかった。



  平成21年   
8/5 大浪池   8/16 新湯林道   8/20 韓国岳   8/29 大浪池
8月5日(曇り後小雨)大浪池
大浪池頂上にかかる虹 フォト「大浪池頂上にかかる虹」

大浪池の東回り、崖の上に午前5時半前。
大浪池も隠れ、韓国岳も見えず。周りの景色も見えない。
5時半が過ぎても太陽の光が見えず、雲が南から北へと流れて行く。風も南から吹き寒くなってウインドブレーカーを着込む。
時折青空が少し見えてはあたりが明るくなる。でもまたグレーに変わる。
1時間くらいその場にいたが場所変えだ。東回りを戻ってノリウツギが咲く岩場で雲が切れるのを待つことにした。
小雨も降り出してきた。この天気は台風8号の影響だろう、今度は韓国岳の方から雨風が流れている。メガネも雨で水滴がついて余計に見えにくくなる。
一瞬湖面が見え西回りも見えてきたのである。
虹もかかっていてシャッターを切るがすぐレンズに水滴がかかり拭くのに虹が気になってしょうがない。ビデオでも撮影したがうまく撮れたかわからない。
湖面には韓国岳から雨がスコールのように流れている。


8月16日(曇り)新湯林道
午前中は別用事で昼からの山行きになった。
お盆の最後の日、新湯の水汲み場も行列ができていた。帰りに水を汲んでと新湯登山口に着く。
案の定日曜日で夏休みでお盆なのだろう、結構車が停まっている。
今日は昼からの出発で新湯の沢の流れを撮るつもりで三脚を持って歩く。林道を歩くと水の音に滝の音、鳥のさえずりと風はないが涼しく体感。でも暑い。
最初にしんもえ橋の下流にある滝があり林道から沢沿いへと下りる。
すぐ下には滝の落ち込みがありあまり近くまで行くのは大変危ない。岩には苔もつき岩肌も濡れていておっかなびっくりである。
イワタバコの花は早くも散っていて撮影できず、しんもえ橋へと向かうことにした。
沢沿いにはノリウツギやアマクサギ、ウラジロにイワタバコも咲いていた。いつもの通る沢沿いではイワタバコが反対側に咲くので橋から反対側へと回りイワタバコを撮影する。
橋を見ると登山した人がしんもえ橋を渡って帰っている。雲も広がってきて大浪池も隠れだした。帰りには雨がポツンと降ってきた。


しんもえ橋上流の滝 イワタバコ しんもえ橋上流の沢
フォト「しんもえ橋上流の滝」「イワタバコ」「しんもえ橋上流の沢」


8月20日(晴れ)韓国岳
韓国岳火口にかかる虹とブロッケン現象 フォト「韓国岳火口にかかる虹とブロッケン現象」

真夜中3時過ぎ、えびの高原韓国岳登山口。
車から降りると満天の星に天の川、流れ星も見えた。今夜は新月に近く月が見えない。
韓国岳の方を見るとまだ雲はかかっていない。
先日家でテストした星の撮影を賽の河原で実行することにした。
韓国岳の上空を狙ってMにしてBulbでレリーズを使い待つこと10分。
ライブビューで見ると暗い。天の川も失敗だ。
時間があっという間に過ぎていく。山頂からのグラデーションが見れないので星の撮影は終わり。
後で気づいたのだが絞りが間違っているようだ。ISOの設定も必要か?
また家でテストしなければと登山道を登って行く。
登山口では満天の星だったのが山頂ではガスがかかりおまけに雨まで降り出してきた。
雨具を着て折り畳み傘を差して雨が上がるのを待つ。
もう太陽が上がっている時間だが太陽は見えず、でもまわりは薄明るくガスも時間とともに消えそうだ。
太陽を背にしてブロッケン現象が見れそうなので縦走路を傘を差してポイントへと向かうことにした。
ブロッケン現象が起きる前に火口に虹が二重にかかってきてその中にブロッケン現象である。
初めて見る自然界だ。ビデオにもちゃんと収める。時間とともに夏山の景色が広がってきた。でも高千穂峰は雲の中で山頂にいる間顔を出すことはなく下山。
今日は登りも下りも正直疲れてしまってどうなることやらと不安だった。


8月29日(晴れ)大浪池
獅子戸岳と朝日 フォトと「獅子戸岳と朝日」

大浪池登山口に2時半到着、周りに車無し。
夜空には星が瞬いている。さっそく駐車スペースに三脚をセットしてバルブ撮影すること20分。
車も通らない。絶対にうまく撮れているはず。プレビューで見ると星の軌跡が写っている。
2時40分過ぎに登山道を登って行く。大浪池の頂上に着き大体の見当で韓国岳をいれて星空を撮影する。
次に東回りを進み高千穂峰の上空の星を撮影する。私の性分か、同じ場所にじっとしていると時間が止まった感じがする。
獅子戸岳の左から雲をかき分けるように太陽が顔を出した。5時55分である。
韓国岳を見ると山頂に薄く雲がかかってきて南へと流れている。辺りも明るくなってきてススキが風に靡いている。秋だな。
帰ってから星空のフォトを見たらぶれていた。
どうにか1枚だけ見られそうだ。風もありレリーズをつけたままでカチャカチャ三脚に当ったりでぶれたのだろうか。
15分、20分とバルブ開放の時には三脚に重しが必要かも。



  平成21年   
9/6 中岳平坦部   9/7 韓国岳   9/9 韓国岳裾野   9/13 御池   9/20 大浪池   9/24 矢岳
9月6日(晴れ)中岳平坦部
新燃岳うさぎの耳 フォト「新燃岳うさぎの耳」

夕方4時家を出発。夜中か翌朝には帰ってくるとポリ缶を1つ車に積んで出発。新湯でポリ缶に霧島裂罅水?を汲むためである。
これは魚の水槽の水でカルキを抜く必要がなく魚も長生きし水槽には苔がつかないので重宝している。
新湯の水汲み場に着いたが人が一杯で汲むのを止めて高千穂河原へと引き返すことにした。
高千穂河原に着いたのが午後5時半過ぎ、すぐに中岳の手前の平坦部へと登って行く。
雲が多く低く垂れ込み高千穂峰は見えない。平坦部に着くが中岳も見えない。
雲は勢いよく流れているがたまに星が見えたりするだけだ。
九州自然歩道を歩き登山道の高いところまで来たが相変わらず雲が低い。新燃岳のウサギの耳だけが見えていて来た証拠と撮影してあとは星が瞬くのを待つことにした。
鹿の威嚇する鳴き声があちこちで聞こえる。
懐中電灯を照らすのだが鹿の姿は見えず威嚇する声だけが風に乗って近くにいそうな気配がする。びびる。
午後8時前、撮影はあきらめて高千穂河原に戻る。新湯で水を汲み、えびの高原へと車を走らせる。
ここも誰ひとり居ないようだ。午後10時前韓国岳の上空には雲が流れていてその上空にはお月様が煌々と照らしている。
えびの高原で月と星を撮影しながら車の中で仮眠する。寒い。


9月7日(晴れ)韓国岳
韓国岳山頂にかかる月 韓国岳火口 フォト「韓国岳山頂にかかる月」と「韓国岳火口」 韓国岳登山口には他に車は停まっていない。
韓国岳は月明かりで見えるのだが5合目辺りまで、振り返り白鳥山にもガスがかかって来ている。
天を仰ぐと雲間に見え隠れはするが星が見える。風は弱いが雲の流れは速いようだ。
車の中で仮眠、寒いのでジャンパーを着込む。エンジンは切っているので車の窓越しから眺める月が冷たく感じる。
不動池の方へ移動して車から降りて韓国岳の上空や星を眺めて頃良しと三脚をセットしレリーズをつけ韓国岳の上空の月や星を撮影する。
15分、20分と時間は結構早く経ってしまう。月明かりで回りも明るくぶらぶらしていればあっという間だ。車は1台も通過しなかった。
韓国岳の登山口に戻り仮眠を取る。エンジンを切っているのでジャンパーだけではやはり寒い。
今度から冬用のコートも車に積んでおこう。
ダイモンジソウ 韓国岳山頂より フォト「韓国岳山頂より」と「ダイモンジソウ」

うつらうつらしていると時間はもう午前3時前、外に出て韓国岳を入れての星を撮影。後で見たらうまく撮れていた。
3時を過ぎると車が1台、また1台登山口に停車する。挨拶を交わしそれぞれカメラ機材を背負って登山開始である。
山頂に着くとガスの中、時々ガスの間から朝焼けが見えたりするがすぐに隠れてしまう。火口からはすごい勢いで雲が吹き上がってくる。太陽も見えない。
それでも7時前には風も弱くなり高千穂峰も見えてきた。青空もどんどん広がり空には秋の雲が靡いている。ススキもきれいだ。
月曜日なのだが登山する人も多く登山口のほうへ目をやると車でいっぱいになっていた。


9月9日(晴れ)韓国岳裾野
韓国岳とススキ フォト「韓国岳とススキ」

星の撮影がなにかしら病みつきになりそうである。
天気予報を見て晴れと言うと昼過ぎからソワソワしだす。新聞を見ると月の出が夜8時47分。
晴れていれば月が出てくるまでえびの高原は星が瞬いているはずだ。いざ出発。
えびの高原に向かう手前で花を見て回る。ワレモコウはこれからのようだがサイヨウシャジンはもう紫の花を咲かせていた。
韓国岳登山口を通り過ぎ露天風呂に到着。ここで食事をとる。
露天風呂から韓国岳の裾野へと足を踏み入れるとそこはススキの原が広がっていた。
ススキ越しに野生の鹿がこっちを見ていた。陽が傾くにつれ裾野は段々と薄暗くなっていく。夕焼けに染まるなんてことはなく空に星が1つ、また1つと見えてくる。
8時前には辺りは闇に包まれ天空には星が輝き始めてきた。
B、ISO400、f8でM無限でレリーズオン。山の周りには雲が薄くかかっているようでうまく撮影できるかわからない。
三脚をセットした足場も草むらでふわふわした感じでぶれが心配だ。鹿も四方八方から威嚇している。
懐中電灯をつけることもできず鹿が鳴けば怒鳴るだけである。
辺りは闇に包まれて心細くなる。来た通りに帰れるか心配するのである。
9時前にはえびの高原に戻って駐車帯から撮影する。でも雲が韓国岳を覆いだしあっという間に星も消してしまった。退散だ。


9月13日(晴れ)御池
ヒガンバナと高千穂峰 フォト「ヒガンバナと高千穂峰」

午前中は里でも雨が降ったがお湿り程度で中学校の運動会も予定通り行われている。
でも空には厚い雲が広がっていてなかなか太陽の日差しが差し込まない。
午後になると青空が広がってきて高千穂峰も見えるようになった。
夕方になるとさらに青空が広がりひょっとして御池から星空が撮影できるかも知れないと家を出たのが午後4時前。
近くのスーパーで飲み物とにぎりを買い御池へと車を走らせる。
御池の手前の道路沿いには彼岸花が咲いていてここから高千穂峰も見え車を停めて撮影。
高千穂峰の上空にはうろこ雲が靡きだし早く雲が流れないように祈る。もうこの辺りでは稲刈りが始まっていた。
御池に着くと日曜日でもありツーリングで休憩している人や湖畔では釣りをしている人、撮影している人にベンチに腰掛けて夕暮れを見ている人と結構人と車が多かった。

御池と高千穂峰 フォト「御池と高千穂峰」

高千穂峰に陽が落ちて茜雲とはいかなかったが夕焼けに雲も染まりいよいよ星の撮影だとじっと時間が過ぎるのを待つ。
うろこ雲はずっと前に流れてしまって空には黒い雲が広がってきていた。
午後7時半過ぎには高千穂峰にかかっていた雲も少なくなり星も瞬きだしてバルブ撮影開始。
でも失敗してしまった。夜の御池は真っ暗でも自動販売機の明かりが煌々と湖面を明るく照らしているのである。/SPAN>

9月20日(晴れ)大浪池
韓国岳 フォト「韓国岳」

真夜中2時半過ぎ、大浪池登山口から満天の星空をバルブ撮影。
北の空を狙って15分ほど撮影したがいまいちだ。南の空の方が星明りもきれいで次は南の空と決めて登山道を歩く。
頂上に着いてここで1枚撮影と三脚を立ててカメラを韓国岳の上空に向けて撮影し始めると雲が湧く出してきてアウト。
雲はどんどん上昇してあっという間に星空を飲み込んでしまった。韓国岳も見えなくなった。
しかたなく東回りへ向かって日の出を見ることにした。
太陽は獅子戸岳から昇ってくるようで獅子戸岳の頂上が明るくなってきている。
雲は相変わらず北から南へと流れていて時々雲の切れ目から星が見えるのだがすぐに雲に隠れてしまう。
太陽が獅子戸岳の頂上辺りから見えそこだけはオレンジ色である。
どのくらい経っただろうか、太陽はぼんやりと輝き大浪池にはブロッケン現象がかすかに出きたりしているが撮影するまでには至らず。
西回りへと行くのを止めて引き返す。
山はススキに秋の草花や紅葉が見れ空気も乾いていて寒いくらいである。
シルバーウィーク最初の日曜日大浪池を訪れる人多数。
えびの高原も秋真っ盛りで観光客や登山者が多いはず。帰りに新湯で水を汲んで帰る。


9月24日(晴れ)矢岳
ミカエリソウ フォト「ミカエリソウ」

シルバーウィークも終わった翌日、矢岳登山口に到着。
高千穂峰も中腹から上は雲を被り空もどんよりとしている。日の出は見れそうもない。
いつものルートで谷に下りてそれから山頂目指して登って行く。
登りの道は踏みしめられていてミカエリソウを見に来た人の多さを物語っている。
矢岳の南面を登って行くのだがミカエリソウは申し訳なさそうに咲いている。中腹から上は咲いているのかいないのか心配する。
中腹辺りで中岳にも雲がかかっていた。でもここのミカエリソウはまあまあ咲いていた。
写真を撮りながらビデオも撮りながら山頂を目指す。山頂に午前8時40分到着、韓国岳は見えない。
竜王山への尾根には行かず山頂から北の尾根へと降りて見る。
この尾根の北面にはミカエリソウがびっしりと咲いていて際立っていた。その先にも登山道らしき道があったが先に行くのを止めて引き返す。
帰りの下りでは多くの人とすれ違った。登山口に着くと10数台の車が停まっていた。



  平成21年   
10/3 韓国岳   10/10 新燃岳   10/21 池めぐり・霧島バードライン   10/26 新湯   10/29 大浪池   10/31 高千穂河原   10/31 新湯林道
10月3日(晴れ)韓国岳
韓国岳山頂から 韓国岳登山口より フォト「韓国岳山頂より」と「韓国岳登山口より」

午前3時過ぎ、韓国岳の登山口に到着。早くも車1台あり。
今夜は中秋の名月でも満月は明日とか、空には煌々とお月様が輝いている。
すぐに石の階段を登り賽の河原へと向かう。ここで三脚をセッティングしてまず中秋の名月を撮影する。
ズームを一杯使ってもお月様は小さくしか写らない。今度は韓国岳の方に向けて星を撮影。
ところが雲が着たから次から次へと流れ込み韓国岳の上のほうも隠れてしまいだした。5分ほど開放にしたのだが止めた。
登りだしたらもう星も消えお月様も消え懐中電灯の明かりで登山道を登って行く。
この懐中電灯の明かりが電池切れになりそうでカチャカチャと振りながら登山道を登って行くのである。
5合目から先、山頂までは一寸先は闇みたいで懐中電灯の光も足元から先1mくらいしか見えず。自分の勘で歩く始末だ。
山頂手前で1人追いつかれ、山頂で2人連れの人が縦走路のほうへと向かっている。
山頂で待つこと1時間もしないで火口から吐き出すガスが上空へと飛んで行き空には青い空も見えてきた。
もう太陽は昇っていて火口から吹き上げるガスを赤く照らしている。あわててシャッターを切る。
高千穂峰も新燃岳も獅子戸岳も見えてきてシルエットとなり幻想的な世界に連れて行かれるような気がする。
横撮り、縦撮りと夢中で撮影する。もちろんビデオも撮る。超満足!!


10月10日(晴れ)新燃岳
新湯の夜明け 新湯林道 フォト「新湯の夜明け」と「新湯林道」

台風一過、明日あさってと運動会、マーチングで今日しか山行きはない。
夜中の2時前には起きてしまって空を見たりテレビの天気予報を見たり気になる。
新湯に5時半過ぎ到着、カメラとビデオを持ってスタンバイ。
今日の日の出は6時14分だったと思い手袋にブレーカーを着込み待っていると1台の車が止まった。
Fさんである。先日星の撮影でアドバイスを受けたのでお礼を言ったかどうか、新湯からの夜明けを2人で話しながら撮影する。
今日の夜明けは秋らしく結構シャッターを切った。かえってパソコンに移すと200枚近く撮っていた。
FさんからWBの使い方も習って試してみた。またカメラの楽しみ方が増えてにっこりである。
太陽も顔を出しFさんと別れて新燃岳を目指す。早い時間は寒いけど気持ちがいい。

新燃岳 中岳とススキ フォト「中岳とススキ」と「新燃岳」

新湯林道は秋へと少しづつ衣替えをしている。紅葉にはまだ早いが天高く青い空が広がっている。
新燃岳火口回りの登山道には多くの登山者が歩いていて獅子戸岳を見ると登山者が見える。新燃岳山頂では中岳から登って来る登山者がいる。
新燃岳山頂から眺める桜島も噴煙を少し上げてなにかしら近くに見える。錦江湾も見えるけど開聞岳は目を細めてうっすらと見える位だ。
久しぶりに新燃岳に登ったから帰りはちょっとしんどかった。







10月21日(晴れ)池めぐり・霧島バードライン
韓国岳 六観音御池 フォト「韓国岳」と「六観音御池」

新湯に午前3時頃到着、車から降りると薄く雲がかかってはいるようだが星は輝いている。
さっそくデジカメを空に向けて星の撮影だ。バルブ開放は15分くらいと決めてレンズをMにしてあれこれして星を眺めながらただ待つ。
今夜は流れ星が多くて1時間の間に十数個は見た。流れ星を見て心ときめくのはなぜだ?
開放15分で4枚撮影してバッテリー切れ、消耗が早い。
出来栄えは帰ってからのお楽しみにして一路えびの高原へと車を走らせる。
新湯には1時間ちょっと居た。えびの高原に着くと韓国岳の見える駐車帯で仮眠する。車の中からも流れ星が見える。ロマンチックな夜である。
車のエンジンを切ると寒さが増してきてブレーカーの上にオーバーを着込み足からもオーバーを包み込む。
今日の日の出は6時22分だ。東の空は明るくなってきている。

霧島バードラインの紅葉 不動池 フォト「不動池」と「霧島バードラインの紅葉」

不動池の横の登山道で雲が染まるのを待つことにする。風は弱くときたまススキの穂が揺れる程度だ。寒くはない。
6時23分、雲がオレンジ色に染まり登山道の紅葉がキラキラ光っている。
最初の場所から六観音御池へと移動していてまわりは林で構図がなかなか決められず気持ちだけが焦っている。
六観音御池まで足を運んだがそれから先へは身体が拒否、体調は万全でなく元来た道を引き返す。
三脚も段々重くなってきている。
霧島バードラインの紅葉も綺麗で車の中から見ても良し、近くによって眺めても良し、綺麗である。
もう一人ビデオを撮影されていて私の後姿を撮らせて欲しいと言われたがご辞退した。すみませんでした。
星の写真の出来具合は結局ピントが合っていなくてがっかり、左下の山が大浪池でその横が韓国岳である。


10月26日(晴れ)新湯
両滝のスズメバチの巣 新湯上流の沢 フォト「新湯上流の沢」

午前中は曇り空で昼過ぎから青空が広がってきた。
午後2時過ぎにようやく山行きの支度をする。
行き先はまず新湯の紅葉、それから新湯から星空を撮影、夜中に韓国岳に登る予定だった。
新湯の砂防堰に午後4時前に到着。
すぐに新湯を沢沿いを登って行く。1人先着ありで沢で撮影中である。
太陽の逆光を受けて紅葉が鮮やかな色を出している。沢沿いのを上から撮影しながら登って行くと両滝の手前まで来てしまった。
太陽の光も当たらなくなり紅葉もどんよりとしている。
両滝のそばまで来て撮影しようとして右前方の崖にスズメバチの巣があるのに気づきビビる。遠めに見ても結構大きな巣だ。
ビデオでズームアップしてみると蜂が巣から出入りしている。
シャッター音とか黒く動くものの気配とかハチに気づかれないよう何枚か撮影してそーと引き返す。
巣から10mが警戒範囲とか。帰ってから見た写真はあわてていたのか全部ぶれていた。
ビデオからスナップショットして張り合わせたフォトだ。
車を停めているところまで戻って来ると辺りは薄暗くなっていた。それでも撮影できそうと沢の下流へと歩いて行く。
すると前方から来た車が私の前で停まった。
車の窓が開いて声をかけられてびっくり、2年ぶりか3年ぶりのさつまおごじょさんお二人だ。お二人は大浪池から韓国岳へと登ったとのことで元気そのもの、何分話したことかうれしかった。
星空の撮影や韓国岳へはいつの間にか取りやめとなってしまって帰路に着く私である。


10月29日(晴れ)大浪池
大浪池山頂湖に溜まる雲 ドウダンツツジと大浪池 フォト「大浪池山頂湖に溜まる雲」と「ドウダンツツジと大浪池」

午前3時23分新湯、星がはっきりと見えない。
先日バッテリーを2個購入して合わせて5個になった。
これで夜間撮影も余裕が出来てさっそく新湯で星を撮影する。
ISOを800にしてF4.0、絞り開放のちょっと手前で数分のバルブ撮影である。
プレビューを見ながら方向を調整し数枚撮影した。次に向かうは大浪池。
西回りより 西回りより フォト「西回りより」2点

大浪池登山口に4時過ぎ到着、ここ登山口でも星を撮影し、終わると登山開始だ。
ほかに車はなく音楽を聴きながら登って行く。耳から入るのは音楽だけで雑音が排除されビビらない。
大浪池の山頂に着くと北斗七星が韓国岳の上で光っている。
すぐに撮影開始だ。星の軌跡を長く残すと北斗七星とわからないのでバルブ撮影は数分だ。
大浪池には雲が漂っているようで白く見える。朝日が差し込む頃まで残っているかと期待する。
でも大浪池の火口壁に日差しがかかる頃には雲も消えてしまった。
でも星と雲が見れて太陽が昇ってくれば紅葉が楽しめる。じっとしていると寒い。
西回りへと進むと太陽の日差しも受けるようになり手袋をはずしウインドブレーカーも脱ぐ。
紅葉の進み具合は早いようで紅葉した葉っぱも登山道に落ちているのが目立つ。
韓国岳もすっかり紅葉していて東回りへと進むとようやく火口壁に陽があたり出した。
平日なのだが登山者は多く、撮影に登ってきた人も数名見かけた。
小学校の遠足か、中学校か遠足で多数の生徒に先生がにぎやかに登山道を登ってくる。
駐車場も満杯で路肩に止まっている車多数。大浪池は今が旬のようだ。


10月31日(晴れ)高千穂河原
祭殿より 御鉢 フォト「祭殿より」と「御鉢」

明日は雨模様と言うことで今日中に星と紅葉を片付けなければと家を出る。
高千穂河原に午前2時半過ぎ到着、土曜日だからもう来ている人がいると思っていたのにはずれ。
月は4時前に西に沈むと新聞で確認している。
今夜はISOを1600にしてF3.5、絞り開放で今夜も数分のバルブ撮影。
高千穂河原から祭殿へと向かう。風がちょっと強いよう。
西の空は月が輝いいていて星は見えない。
祭殿で中岳と南の空を撮影する。が、風が祭殿の雨戸を音を立てて揺らしビビる。
月が西に沈むと星の数も多くなり撮影にも気合が入る。でも風は止まない。
高千穂河原に戻って河原の照明を避けて撮影開始だ。
この時間帯になると車がライトを煌々と照らして駐車場に入ってくる。
そのたびに撮影は中止である。
次に中岳の麓へ向かうことにした。
中岳の麓から夜明けの撮影だ。気合がはいっているのか登りも楽勝だ。
麓で待っていると雲が湧き出してきてあっという間に高千穂峰も中岳も天空の星も消えてしまった。
待てども中岳も星も見えず、御鉢がたまに見えるくらいであきらめモード。
高千穂河原を後にして新湯へと向かう。


10月31日(晴れ)新湯林道
新湯上流の沢 五色の林 フォト「新湯上流の沢」と「五色の林」

新湯から高千穂峰を見ると雲間から太陽が白く輝いていた。
ここ新湯も駐車スペースに車はなく林道を歩く。
林道を歩くと逆光で色づいた葉がキラキラしている。カメラのWBのAやISOのAを確認する。
秋の朝のすがすがしい風に鳥のさえずり、なんともリフレッシュするのである。
目に飛び込む紅葉になかなか先へと進まない。後から来た人に1人2人と追い越されてしまった。
林道に残っている水溜りに紅葉が映りこんでいる。
午前9時半過ぎようやく林道の終点に到着。林道終点の沢でも流れの中に紅葉が映りこんでいた。
滝のほうへと下りてみるとまわりの林は色彩り々でビデオで空に向けてくるっと撮影する。
上流の沢は真っ青な空がすごくコントラストをかもし出していてまるでグラビアの中にいるようだ。
あまりにも大げさか?・・・沢を渡る登山者は2人連れが多く見かける。みなその先へと登って行く。
私はここで引き返した。帰りは脇道にも入らずもくもくと林道を戻って行く。カメラと三脚が重い。
新湯の駐車スペースには車があふれていた。



  平成21年   
11/3 小林えびの高原線   11/4 韓国岳   11/7 新湯   11/12 中岳〜新燃岳   11/17 大浪池   11/21 甑岳   11/23 獅子戸岳   11/25 小林えびの高原線   11/26 韓国岳
11月3日(晴れ)小林えびの高原線
韓国岳とオリオン座 賽の河原と北斗七星 フォト「韓国岳とオリオン座」と「賽の河原と北斗七星」

3日は満月で月の出が午後6時過ぎ、月の入りが翌日の午前7時前。
満月を撮ろうとまず御池に向かった。御池に着いたのが午後6時前、いっとき待っていると星が輝きだしてきた。
月は東から出てくるのだろう、時間的には今頃顔を出したくらいだ。
御池に映りこむ月をと思っていたがよく考えれば夜中に真上にかかる。それまで待てない。
星も満月で明るすぎて数が少ない。それから自動販売機の灯りも明るくて参る。
ISOを1600で撮影すると白く飛んでしまう。ISOを800にしたり400にしたりして撮影した。
御池から高原町、生駒高原で撮影しえびの高原へと向かう。
昼間走るのと夜走るのではまた趣が違って新たな発見をする。
不動池に着き湖面に月が映っていないか覗き込むが映っていない。韓国岳が見える駐車帯に車を停めて車泊。エンジンを切るとぐんぐん冷え込む。
防寒具を着込み寝袋を足から肩までかけて仮眠する。仮眠といってもシートを倒して星を見たり月の位置を見たりで眠れるものじゃない。
エンジンをかけておけば暖かいのだがこれが危ない、窒息してしまう。午前3時半過ぎに韓国岳登山口に移動して待機する。


11月4日(晴れ)韓国岳
車の中で仮眠しているが満月で山も池も道路もはっきりと見える。
鹿が2匹道路を歩いている。東の空からは北斗七星が昇って来ている。
夜中の2時過ぎだろうか大浪池の上空が白くなっているのに気づく。雲海か?
断続的に「ゴー」とうなる音が聞こえてきて車から出てみると風の音だ。
ガスが広がる気配はなく韓国岳もはっきりと見えている。
4時前に韓国岳登山口を出発、昨日の祭日も多かったみたいだが今日の夜明け前でも結構登っている。
山頂手前までは山並みもはっきりと見えていたのだがすぐにガスがかかって辺りは真っ白になってしまった。
車の中でも冷え込んでいたが山頂ではガスと風と水滴でグループで登ってきた若者たちは岩陰に隠れ寒さをしのいでいた。
私は完全装備で寒さはしのげたがメガネが濡れてカメラが濡れてと防御に大変。
火口の中から巻き上がって来るガスではなく南西の桜島方向から流れ込むガスで気圧の関係だと思う。
ガスの切れ間から太陽がオレンジ色を放ったり、ブロッケン現象を演出したりまたまた雲海のおまけつきで寒さの中待った甲斐があった。
山頂では夜明け前から数時間めまぐるしく天候が変化し山の恐さを思い知らされる。
先日の男の子の遭難では誰もが心を痛めたと思います。ご冥福を祈るばかりです。


雲海 ブロッケン現象 オレンジ色に輝く日の出に感動する若者たち 雲海
フォト「雲海」「ブロッケン現象」「オレンジ色に輝く日の出に感動する若者たち」

11月7日(晴れ)新湯
湯之野登山口 フォト「湯之野登山口」

LEDヘッドライトが昼過ぎ届いた。これで夜間の山登りは楽勝だ。
新聞やテレビの天気予報を見ながら山行きの時間を考えてしまう。山沿いでは午後3時から雲が広がりそうである。
明日も曇りの予報で結局3時前に家を出る。
順番はこうだ。まず新湯の沿道をビデオで撮影し、次に歩いてカメラで撮影。その後高千穂河原に行き星を撮影。
新湯の手前で車のダッシュボードにビデオを設置してスイッチオン。
新湯の沢沿いを走り新湯登山口まで来てUターン、ビデオを回しながら湯之野登山口に着く。
このビデオは明日編集してアップの予定だ。
湯之野登山口に車を停めて砂防堰まで沿道を歩く。もう陽が傾いていて薄暗くなり始めている。
せっかく三脚を持って歩いているのに面倒くさく手持ち撮影でカメラのシャッターを切る。
家で見直すと結構ブレテいた。不精はやはりだめだ。
砂防堰から戻ってきて高千穂河原へと向かう。
高千穂河原に着くともう雲が広が始めていて夜空の星は期待出来ないと判断、家路を急ぐ。


11月12日(夜中晴れ後曇り)中岳〜新燃岳
高千穂峰 桜島 新燃岳山頂から望む
フォト「高千穂峰」「桜島」「新燃岳山頂から望む」

やっと21灯LEDのヘッドライトを使える。
夜中1時過ぎに高千穂河原に到着、空には星が瞬いている。薄く雲もあるようだ。
月はまだ出ていない。
星を撮影するのだが、一番の目的は新燃岳山頂から高千穂峰の上の星と韓国岳の上の星を撮ることだった。
でもこの2つは雲に遮られ次回となってしまった。
中岳登山道をヘッドライトをつけて登って行く。
今までは手に懐中電灯を持っていたので何をするにしてもやりにくかったが、今日からはセッティングも楽々である。
午前2時過ぎに高千穂峰に向かって左の中腹から三日月が顔を出して来た。
高千穂峰の裾野にも下界の灯りがあり、桜島の方向には国分や鹿児島の夜景が瞬いている。
新燃岳へと向かう途中途中で星の撮影をするのだが数分足らずでバルブOFF。
三日月もすぐに雲に隠れてしまってこの雲が時間とともに空に広がってきている。
輝いていた星も少なくなり中岳の頂上に着いた頃には韓国岳の方も雲が広がってきていた。
雲は広がってしまったが山を隠すようには垂れ込まず下界の灯りも見えている。
曇っているのに遠くの開聞岳が見えているのにはびっくりだ。


高千穂峰と中岳 桜島と開聞岳 新燃岳と韓国岳
フォト「高千穂峰と中岳」「桜島と開聞岳」「新燃岳と韓国岳」

11月17日(晴れ夜中は雪、朝晴れ)大浪池
大浪池東回りの朝日に輝く霧氷 東回りから望む韓国岳 フォト「大浪池東回りの朝日に輝く霧氷」と「東回りから望む韓国岳」

16日夜9時過ぎに家を出発、しし座流星群が深夜に見れるとか。
高千穂河原に着くと御鉢の上空に星が瞬いている。中岳の方はと言うとすっかり雲に覆われていてその雲の端切れが風に流されて御鉢に来る。
あわててカメラをセットして星景を撮影、後で判ったのだがレンズのAFをMに切り替えていなかった。
おまけに北風と雪が斜めから降りレンズにくっついて水滴となる。風が強いので傘を差しても無理とここは退散して新湯へと向かう。
新湯の上空も厚い雲に覆われていて星は見えない。もちろん山も見えず、えびの高原へと車を走らせる。
大浪池登山口を過ぎてからあっという間にガスが立ち込めてきて視界が悪くなる。路面も濡れているようだ。
えびの高原に到着、速度は20キロくらいライトをローにして不動池へと進む。月も出ておらずライトに照らされるガスだけが妙に不気味だ。
不動池の駐車帯で1時間ばかり仮眠をするが風がの音と工事中の照明で眠られない。
ガスは余計に深くなってきたみたいで新湯へと下ることにした。下りものろのろ運転である。
新湯で2時間は待っただろう、車の中から空を見ているとぱっと星が見えた。
山の方はまだ何も見えないが反対側の空には星が輝く出してきた。いっぺんで元気になる。
午前4時を過ぎたあたりから山沿いの星も見え出し、流れ星も結構流れていた。10数個は見ただろう。
でもバルブ撮影に流れ星は写っていなかった。風が強かったせいかピントが甘かった。
ピント合わせは現地では結構難しい。
午前5時過ぎから大浪池へと登って行く。ほかに車は無し。北風が弱まることはなく頂上に着いてもまともに池の方は見れない。
このときはまだ辺りは真っ暗で霧氷があるとは思えなかった。
東回りへ行って日の出を撮ろうと進むと気が枝が白くしている。先へと進むと崖には霧氷が出来ていて朝日に染まりだした。
北風は下からすごい勢いで吹き上げてくる。それでも霧氷を撮らなくてはと一生懸命だ。
帰りも誰とも会わず、寒かった。


11月21日(曇り後晴れ)甑岳
赤松千本原 フォト「赤松千本原」

甑岳に登ったのは今年5月9日、半年ぶりである。
露天風呂近くの登山口に着くと行きがパラパラと舞って来た。空は灰色をしているが雲は高く韓国岳は見えている。
登山口から赤松千本原へと下りて行く。晩秋になり木々の葉も落ちて見通しが良くなっている。
甑岳の頂上でデジカメでパノラマ撮影、一周するのに10枚くらい。次にビデオで回しながら一周。
火口に下りて同じようにパノラマの撮影である。
火口の中はススキも靡かず湿地の水面も穏やかだ。鹿の鳴き声も聞こえず静かな時間が流れて行く。
一時して2人連れが火口へと入ってきた。頂上から降りてすぐに鹿児島から来たと言う家族3人と会う。
その家族は甑岳が初めてのようで「下山するのに他にルートがありますか」と聞いてきた。
「今来た道を引き返しますよ。」と言うと「そうですか。ありがとうございます。」と言われて話をしてよかったと思った。
山は慣れていても初めてでもいろいろな条件で困ることもあるはず。
下山後、赤松千本原を歩いていると青空が広がってきた。


11月23日(快晴)獅子戸岳
獅子戸岳頂上と韓国岳 フォト「獅子戸岳頂上と韓国岳」

天気予報は正確に予報されている。感心するだけである。
午前3時過ぎに新湯の到着、車から降りて天を仰ぐと雲ひとつない満天の星である。感謝感激!!
北斗七星も天高く瞬いている。すぐにカメラをセットしてバルブ撮影だ。ISO1600で絞り3.5、開放時間は適当に。
流れ星の数は少なくこの目で見たのは4個だけ。でも撮影した1枚に流れ星が写っていた。にっこりマーク。
夜明け前には夜露がレンズを曇らせ撮影不能となり車の中で待機する。
大浪池を見ると灯りが1つともっている。私のように熱中する人がたくさんいるんだと自分を含めて感心する。

獅子戸岳から望む桜島 獅子戸岳を登る登山者 フォト「獅子戸岳を登る登山者」と「獅子戸岳から望む桜島」

日の出になっても空には雲もなく太陽が顔を出す。それではと獅子戸岳へと向かうことにする。
新湯林道から見た高隈山系は雲海から山容を見せていた。新湯分岐から獅子戸岳へと登って行く。
高度を上げるにつれ高千穂峰が見え桜島も見えてきた。
獅子戸岳の頂上から見ると、えびの高原から縦走している人や高千穂河原と思うが縦走する団体に新湯からも登山者が獅子戸岳に新燃岳に登ってきている。
獅子戸岳まで来たのはよかったが帰りがピストンで帰りがつらい。







11月25日(晴れ)小林えびの高原線
御池から高千穂峰を見た星景 フォト「御池から高千穂峰を見た星景」

月は半月、夜空には雲らしき気配がなく月が煌々と夜空を照らしている。
御池青少年自然の家の近くの牧場による7時過ぎ到着、高千穂峰と向き合うと月は私の左上空にある。
月明かりで星の数も少なめだ。それに夜間の飛行機が多い。
いつもの手順で星景を撮影しプレビューで見るとやはり星の数が少ない。時間が経てば月も西に傾くだろうと場所を移動しながら撮影する。
えびの高原に着いたのが夜中の10時過ぎ、風が少し出てきたようだ。
韓国岳回りの道路は拡張工事のようで工事灯の明かりが点滅している。
明かりが入らないよう移動して韓国岳の星を撮影し、つつじケ丘へと向かう。
鹿の鳴き声がうるさいくらいに何回もも鳴く。月が出ているから遠吠えするのか・・・犬じゃあるまいし。
次にエコミュージアムセンターの駐車場に行く。
駐車場には他に車はなく私一人車に中で仮眠する。でも車のエンジンを切っているので寒くて寝られない。
鹿は鳴くし・・・。明日は午前2時に韓国岳に登る予定だ。月はまだ西の空にある。車の中から夜空を見ているといつの間にかうとうとしていた。



11月26日(晴れ)韓国岳
韓国岳山頂より フォト「韓国岳山頂より」

午前2時過ぎ、昔で言う丑三つ時とはちょっと違うような。
月はどうなったかと言うと車の中で仮眠していてはっと目を覚ましたら空は満天の星、月はどこに行った。
月が西に沈んでいて月明かりはなく星が煌いていた。
不動池に行く前に駐車場から星を撮影しようとあっちに行きこっちに行きで2時が過ぎたというわけで不動池まで車を走らせる。
日の出は6時51分だったようで、まだ登るには時間が早いのだが途中途中で撮影するので2時スタート。
それでも山頂に着いたのが5時過ぎでのんびりとした登りである。
昨日から山頂まで使ったバッテリーが4本、山頂でバッテリーを取り替えていたとき火球が頂上を右上から左下へと横切った。
目では確認したのだが撮影には至らず残念至極である。
私が見て記憶している流れ星でも最大級じゃなかっただろうか。
夜明け前には桜島が噴煙を上げていて東へと流れて行き、その先端は高隈山系を越して延びていく。
東は明るくなってきたが西はまだ陽が当たらずどうにか撮影した。
今朝の韓国岳は風もやさしく寒くもなく桜島の噴煙は見られたし、普賢岳も遠く顔を出していた。
いつか山頂で火球を撮影したい。



  平成21年   
12/2 大浪池   12/7 韓国岳   12/11 えびの高原   12/12 池めぐり   12/13 新湯   12/16 大浪池   12/19 新燃岳   12/26 高千穂峰
12月2日(晴れ)大浪池
朝日があたる韓国岳と大浪池 西回りから望む韓国岳 韓国岳側から見た大浪池 渡り鳥が浮かぶ大浪池
フォト「朝日があたる韓国岳と大浪池」「西回りから望む韓国岳」「渡り鳥が浮かぶ大浪池」「韓国岳側から見た大浪池」

午前4時前、満月は西に傾いている。
日の出は7時なので大浪池の登山口には6時頃着けばいいなと月の傾きを見ながら大浪池へと向かう。
大浪池の登山道から見える満月を撮影するのだがこれが私には難しい。
P、A、T、Mと切り替えて撮影する。でもズームが限られていて目一杯にしても月は小さくしか写らない。
レンズの交換はしたくはないし・・・。
適当に撮影して頂上へと登る。登山道を歩くときは暑かったのだが頂上では風が強く冷たい風だ。
韓国岳から吹き降ろす冷たい風をまともに受けて寒くなり岩陰に身を寄せる。太陽は昇ってきているのだがまだ日が差し込まず。
太陽が見える前に西回りへと登って行く。木々の間から太陽の日差しが差し込み暖かくなりほっとする。
西回りから下の湖を見下ろすと湖面は波立っている。
登山道に落ちている葉っぱには霜がついていて夜の冷え込みが判る。霜柱もあちこちで立っていた。
今日は満月と360度のパノラマを撮るのが目的で最初に撮影したのがMでピントがずれていた。
AFにして他は360度一周して撮影、結果はどうだろう。
今日は花もなく霧氷もないので自分の腕を上げるための練習と慰めか。
東回りでようやく登山者と会いだした。頂上から下山するときには防寒具を脱ぐ暑さとなっていた。


12月7日(晴れ)韓国岳
高隈山系 普賢岳 フォト「高隈山系」と「普賢岳」

朝8時前、インターネットのライブ画像を見ると韓国岳にはまだ白いものが見えている。
ひょっとして霧氷が見られるかもと期待してすぐに家を出る。
えびの高原手前の沿道から韓国岳を見ると白いものは頂上にも見当たらない。
それでも登山口近くまで行き、車から降りて韓国岳をチェックする。
やはり霧氷は見当たらない。
韓国岳の登山口の道路は拡張工事で駐車ができず手前の路側帯に停めて韓国岳を登る。
月曜日でも登山者は結構多く観光バスも結構通過している。
久しぶりに明るいときに登るのでなかなかペースがつかめない。他人を気にして急な登りを大またで登ればすぐにギブアップである。
心臓バクバクで写真を撮る振りをしてなが〜い休憩。
山頂に着くまでにデジカメとビデオでパノラマの撮影である。ぐるっと一周でレベルが違う。
それにしても桜島はよく爆発する。朝、家にいるときもビリビリッと鳴ったし、登ってからも何回爆発しただろうか。
デジカメでパノラマ撮影の時、AEロックで撮影した。
えびの高原ではアイススケート場がオープンしていて平日でも大勢の人が滑っているのが8合目からでも見える。


韓国岳山頂より 桜島 えびの高原 韓国岳
フォト「韓国岳山頂より」「桜島」「えびの高原」「韓国岳」

12月11日(新湯は晴れ、えびの高原はガス発生)えびの高原
エコミュージアムセンターの星景 フォト「韓国岳の星景」と「エコミュージアムセンターの星景」

今月13日のふたご座流星群はどうも曇り空のよう、今夜えびの高原に行って見ようかと夜8時過ぎに家を出る。
新湯は星が瞬いていて、そのままえびの高原へと車を走らせる。
えびの高原のアイススケート場は夜なのにライトが煌々としている。製氷に夜中12過ぎまで明かりがついていた。
車から降りると星も韓国岳も見えずガスの中である。ちょっと期待はずれで新湯に戻ることにした。
交通案内板には低温で凍結に注意が暗闇に浮かんでいる。
大浪池登山口を過ぎ天空の星はまた煌いている。新湯に戻ると流れ星が流れていた。
でも数は少なく4個か5個見ただろうか。やはり13日にまた来ようと思う気持ちが強い。
風はなく寒くはない。他に車も通らない。でもよく見ると空には少し靄っているように見える。
新湯の砂防堰まで来て星景を撮ろうとすると砂防堰のライトがつきびっくりした。タイマーがセットされているのだな。
新湯から韓国岳を見ると良く見えている。夜中11時過ぎにえびの高原へとまた車を走らせる。
それにしても桜島はよく爆発する。朝、家にいるときもビリビリッと鳴ったし、登ってからも何度爆発しただろうか。
えびの高原のアイススケート場はまだ煌々と照らされていてコアミュージアムセンターをいれて星景を撮影。
でもガスが星や山を隠し午前2時過ぎにはあたりは真っ白になってしまった。しかたなく車中泊、冷え込みは厳しい。


12月12日(曇り)池めぐり
池めぐり登山道の樹木 白紫池 フォト「池めぐり登山道の樹木」と「白紫池」

夜も白々と明けたがガスが垂れ込み韓国岳の裾野も見えない。
時折通る車のライトが白いガスの中に浮かび上がる。
日の出が7時10分過ぎだっと記憶しているが韓国岳があるから太陽が出てくればまだまだずーと後だ。
ガスが消えることもあるのでちょっと早めに池めぐりの登山道を歩く。
最初の撮影ポイントまでは約20分である。
ここは六観音御池の裏側の高台で韓国岳が正面に見える。北からの風も遮られてじっと待つ。
1時間以上待っただろうか、甑岳にかかっていたガスが流れて見えてきた。空には時折青空も見えたりする。でも韓国岳は見えず大浪池が見え隠れする。
韓国岳が中腹まで見えたところで撮影をあきらめて六観音御池へと向かう。登山道には枯葉がびっしりと敷き詰められていて落ち葉の絨毯である。クッションが合って足に優しい。
六観音御池もガスがかかっていて対岸は見え隠れ、北展望台へと登って行く。北展望台からは甑岳も韓国岳も見えずパノラマ撮影は止めて白鳥山へと歩く。
白鳥山からはえびの岳が見えていてパノラマ撮影、二湖展望台へと下る。二湖展望台からエコミュージアムセンターへと赤松林を下りて行く。
防寒具を着ているのだが暑くてたまらない。じっと我慢してもとの不動池に帰り着く。


12月13日(曇り後晴れ)新湯
新湯からの星景 獅子戸岳と新燃岳 フォト「新湯からの星景」と「獅子戸岳と新燃岳」

13日の深夜から翌日の午前3時ごろがふたご座流星群のピークと聞いている。
日中の天気は曇り空で家からも霧島の山は雲に隠れている。
夜8時過ぎ、期待度50%から最悪0%でもその場でしか確認は出来ないから現地へ行く。
霧島の樹海を走る頃には細かい霧雨がフロントガラスを濡らす。
これはほんとに最悪かなと思いながら新湯へと向かう。月も出ていなくておまけに白い雲だけが漂っているようだ。
新湯に午後9時過ぎ到着する。風があるのでひょっとして雲が流れるかも知れないと車から降りて空を見上げる。
寒い。
車の中で待機するが空模様が気になりしょっちゅう外に出ては空を見上げる。
雲間からオリオン座が見えたのでその周りを見ると星が見え隠れしているではないか。
さっそく撮影するために外に出る。狙いは流れ星をキャッチして写真に収めることだ。
夜中11時過ぎになる頃には新燃岳獅子戸岳も見えてその上空には星も輝いている。
でも韓国岳から大浪池の上空には白く雲が覆っていて星も見えない。上空にはカシオペアがあるのだがこれも見えない。
ふたご座流星群は情報どおりにこの時間から天井を四方に流れて行く。
時折大きな流れ星が天を駆け抜けていくのに心が躍る。
カメラは天を向けているのだが神のいたずらか行ないが悪いのかカメラのアングルには入らず。
1時間に50個とか聞いていたがその通りで流れ星は帰るまでに100個は見ただろう。
カメラに収まればしめたものと半ばあきらめてバルブ撮影を繰り返す。
途中、えびの高原へと向かって星を見たが新湯よりはぐんと星の数が少なくまた新湯へと引き返す。
午前4時過ぎになると流れ星の数も少なくなり、おまけに風も強く吹き出してきたので今夜の撮影は終了。
次は22日のこぐま座流星群だ。北極星の回りみたいだから期待度UP。


12月16日(晴れ)大浪池
東回りから望む高千穂峰 東回りから望む高千穂峰 フォト「東回りから望む高千穂峰」2点

12月に入って一番の寒気が日本列島を震え上がらせている。
朝起きて霧島の山を見ると高千穂峰から韓国岳も真っ白だ。
交通規制はとインターネットを見ると大浪池登山口からえびの高原がチェーン規制されている。
小林、えびの市側からもチェーン規制されている。非金属タイヤチェーンも簡易アイゼンも車のトランクの中で出番待ちである。
午前9時半前に家を出て食糧を買いいざ霧島路へと車は走っていく。わが町から見える霧島山を目の前にして心踊るがスリップの心配もする。
霧島の樹海から新湯へと登って行くが道路に行きも凍結もなくすいすいと車は走っていく。
新湯から青空の下に広がる冠雪した霧島山を見ると心はもう一点しか見ないでほかの事はすっかりと忘れている。
大浪池登山口にはもう車が数台停まっていた。上空にはヘリコプターも飛んでいる。雪の霧島連山を撮影しているはずだ。
登山道を登るとすぐに雪があり、頂上近くになるとドカッと雪が木々に葉っぱに登山道にある。
私の登山靴は両方とも破れていてなにかしら雪がしみこんできているようだ。
韓国岳の山頂には雲が北風に流れていて山頂を隠したりすっぽりと覆ったり刻々と景色が変わっていく。
西回りには足跡が2つあり東回りには足跡はなく、東回りの板の階段を登ったところで撮影する。
撮影していると女性2人が登って行くのが見えた。いっとき撮影して東回りを進むとさっきの女性2人がひき返してきた。
私はその先を進み雪で垂れて歩きにくい登山道を進むのである。
さらに進むと向こうから3人組の若者とすれ違う。お互いに挨拶を交わして道を譲り合う。気持ちがいい。
高千穂峰が撮影できるところまで来ていろいろとアングルを決めながらの撮影、後は帰ってからのお楽しみだで満足して引き返す。
帰る途中で志和地から来たといわれた夫婦連れに会う。ご主人は私と話して先へと進まれ、奥さんはカメラを手にして手前で待ってらっしゃった。
夫婦でカメラが趣味とうらやましかった。


都城市から望む霧島連山 新湯から大浪池と韓国岳を望む 大浪池頂上 東回りから火口湖を見下ろす
フォト「都城市から望む霧島連山」「新湯から大浪池と韓国岳を望む」「大浪池頂上」「東回りから火口湖を見下ろす」

12月19日(晴れ山中は雪が降ったり止んだり)新燃岳
湯之野の道路状況 湯之野登山道から中岳を望む 新燃岳火口
フォト「湯之野の道路状況」「湯之野登山道から中岳を望む」「新燃岳火口」

みやま荘から先、高千穂河原へも新湯へもチェーン規制のようだ。
湯之野登山口辺りの道路も凍結しているが空には青空も広がっている。でも雲の流れがすごく速い。
新燃岳目指して湯之野からスタート、杉林を登って行く。先には足跡が続いている。靴のサイズから男性のようだ。
杉林を抜け雑木林を抜け前方に中岳が見えてきた。白がまだら模様に中岳の斜面を彩っている。
スパッツをつけて登ったのだが登山道の雪はそんなに積もっていなかった。
吹き溜まりに足を突っ込んだとき雪が登山靴に入らないのでその点は安心である。
湯之野分岐の途中で先ほどの足跡の男性とすれ違う。湯之野分岐手前で新燃岳の板の階段から3人組の男性が降りてくる。
湯之野分岐で挨拶して板の階段を登って行く。階段は踏み固めらた雪と横から吹く風に足を取られそうになる。
振り返ると高千穂峰は北斜面の中腹から上が白に染められ威厳がある。
新燃岳の頂上はと言うと立っていられない。ビデオもデジカメも踏ん張っての撮影だ。顔に当る風が痛い。
空は雲が流れ晴れたかと思うと粉雪交じりの天気になる。
粉雪ならいいが高千穂峰も中岳も吹雪の中に消えたり天候はめまぐるしく変わるのである。
中岳から登ってきた2人連れも新燃岳の頂上では座り込んで撮影していた。
結局人と会ったのは湯之野から1人と中岳から5人だった。人と会っただけこんな天気に登るなんて物好きだ、と言われずに済みそうだ。


新燃岳への板の階段 高千穂峰 中岳
フォト「新燃岳への板の階段」「高千穂峰」「中岳」

12月26日(晴れ)高千穂峰
高千穂峰の日の出 フォト「高千穂峰の日の出」

夜中3時半過ぎ新湯の水汲み場の上空に星が瞬いている。
ポリ容器に水を入れ新湯温泉へと向かう。でも空には星がない。風も強く吹き冷たい。
Uターンして予定通り高千穂河原へと向かう。高千穂河原には他に車はないが空には星が輝いている。
御鉢の方はと目を凝らしてみるとガスがかかっているようだ。ここで星を数枚撮影してお鉢へと向かう。
高千穂河原から御鉢へ登る手前までは木に覆われていてその隙間から星が見え隠れする。
御鉢を登るときにはガスがかかり星も隠れて回りはLEDのヘッドライトだけではよく見えず懐中電灯で照らしながら御鉢を登って行く。
御鉢に登ったところで岩陰に身を寄せて風と寒さをしのぐ。1時間以上経っただろうか、高千穂河原の駐車場にライトを照らし入ってくる車1台。
星は相変わらず見えては消えてしまう。

高千穂峰山頂の天の逆鉾 高千穂峰山頂手前の標識 フォト「高千穂峰山頂手前の標識」と「高千穂峰山頂の天の逆鉾」

日の出は7時10分頃だ。あたりもうっすらと明るくなり星数も少なくなってきた。
御鉢を登ってくるライト1つ、ぐんぐんと登って来る。いつのまにか馬ノ背をヘッドライトが歩いている。
私もようやく腰をあげ馬ノ瀬を登って行くことにした。鞍部についた所で日の出となる。
ここから山頂へとザレ場を登るのだが小石は寒さで固まっていて登山靴も滑らない。
それでもこのザレ場は私にとっては胸突き八丁だ。山頂から見る今朝の雲海は何とも言いがたく雲海の上にいるという優越感を感じる。
でも風はあいかわらず強く冷たい。下山していて御鉢で人と会う。その人は私が登るときに下山した人である。
ライトをつけて登ってきた人だ。これで2回目か?
御鉢を降りたところでまたその人と会う。またこれから登るとのこと、3回目!?すごすぎて唖然。




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