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フォト撮れメモ 平成17年

  2005平成17年   
1/2 高千穂峰   1/3 えびの高原   1/8 韓国岳   1/10 大浪池   1/16 矢岳   1/22 大浪池   1/23 韓国岳   1/30 池めぐり
1月2日(晴) 高千穂峰
高千穂峰山頂より韓国岳方向を望む フォト「高千穂峰山頂より韓国岳方向を望む」
今日は雲の形が気に入って空ばかり見上げながらの登山だった。御池小登山口(夢ケ丘)は標高645mで高千穂峰は1574m、その差929m。距離にして3700mの掲示がある。
御池小分岐から頂上まではまだ雪も残っていて雪を踏みしめた後は凍結気味で滑りやすい。簡易のアイゼンが必要かなと年末に登ったときも思ったのだがすっかり忘れてしまっていた。現場に来て用意しておけば良かったなんて後の祭りだ。
山頂は登山者も多く初登山で賑わっていた。御鉢からは噴気がよりいっそう高く吹き上げていて景気が上向くのではと賽銭箱にお金を投げ入れ願い事を頼んだりする。神様が叶えてくれるかも。
御池小からも皇子原からも霧島東神社からも登山者がいてやはり初登山は気持ちがいいものだなと一人感心する。
9:51御池小登山口→11:44御池小分岐→12:42山頂→14:40登山口


1月3日(晴) えびの高原
えびの高原の鹿 雲に隠れた高千穂峰 フォト「えびの高原の鹿」と「雲に隠れた高千穂峰」
あくたれネコさんからは大晦日、雪の中を小林からえびの高原へと走ったとのメール。薩摩おごじょMさんからは2日にえびの高原に行って楽しかったとメール。
凍結を恐がっては男が廃ると清水の舞台から飛び降りる心意気?でえびの高原へと車を走らせる。でも路面が気になってスピードが出ずすぐに後続車に捕まってしまう。
霧島神宮から新湯へと、その先大浪池を過ぎえびの高原へと向かう。もうこの辺りはガスの中で冷たい雨が降っていて雪に変わりそうな天気だ。途中途中で車を止めガスの中の雪景色を傘をさしての撮影だ。
えびの高原はスケートリンクがオープンしていて家族連れで賑わっている。雪景色と鹿のお出迎えで子供も大人も無邪気に正月を楽しんでいる。


1月8日(晴) 韓国岳
韓国岳の霧氷 韓国岳山頂 フォト「韓国岳の霧氷」と「韓国岳山頂」
韓国岳2合目から登山道は凍っていて石の上を踏んで登る。3合目からはツルツル状態が多くなり4合目からは簡易アイゼンをつける。
これから先は頂上まで霧氷があり下界を見ると登山道の林は白一色だ。頂上の雲もいつの間にかなくなり青空が広がって霧氷がキラキラと輝きだす。
高千穂峰の山肌には雪も見えずどんよりとした景色だが韓国岳山頂の雪が残っている所を見つけてデジカメで撮影する。
雪と青空と白い雲のコントラストが目に鮮やかに飛び込んできたひと時だった。満足して下山する。2合目で薩摩おごじょ二人と会い新年のご挨拶。


1月10日(曇り) 大浪池
大浪池火口壁の霧氷 フォト「大浪池火口壁の霧氷」
粉雪がちらつく大浪池の登山道を登って行く。北風は樹海にさえぎられて粉雪がちらちらと帽子に肩にかかる。
このまま雪が降り続けば帰りの新湯の下り坂は大丈夫だろうかと登り始めたばかりでも、もう不安になってしまう。
大浪池頂上は灰色の雲が覆い韓国岳も包み込んでいて聞こえてくるのは北風が木々を揺らす音ばかりだ。東回りの火口壁を見ると白くしていて霧氷が見られると吹きさらしの登山道を東回りに進む。
火口壁から吹き上げる北風は容赦なく私に襲い掛かる。防寒対策はしっかりとしているのだがもろに風があたると痛い。新湯の坂を見ると車が走っていて安心する。



1月16日(晴れ後粉雪) 矢岳
矢岳より高千穂峰を見る フォト「矢岳より高千穂峰を見る」
朝、韓国岳のライブカメラを見るとえびの高原は銀世界だが韓国岳は雲で隠れている。新湯からえびの高原への道路もチェーン規制だ。
高千穂峰の北斜面は雪が積もっていたのを昨日確認していたので矢岳へと登ることにした。皇子原から先の林道も積雪はしておらず矢岳登山口に着くと車が5台くらい止まっていた。
皆早くから登るんだなと思いながらまだ雪が消えない林道を歩いて矢岳へと足を進めて行く。だが他に足跡がなく下の樹海から回り込んでいるのだろうとこれまた勝手に思いながら矢岳を登って行く。
頂上の手前から雪になり中岳も雪雲に隠れてしまった。樹海の上を風が右から左へと雪を運んでいる。頂上から先、竜王山への尾根は雪があり鹿の足跡だけがついていた。
あの車の人たちは樹海の炭化木の調査だろうか?それとも樹海の中に消えたのだろうか?やはり気になってしまう。


1月22日(曇りのち晴れ) 大浪池
氷結した大浪池 東回りから新燃岳と高千穂峰を見る フォト「氷結した大浪池」と「東回りから新燃岳と高千穂峰を見る」
チェーン規制も解除されていて大浪池登山口まで道路沿いにも雪は見当たらない。昨日は快晴で雪が解けたのだろうか。
今日は張り切ってタイヤバンドの装着が何分で出来るかタイムを図るつもりだったが次回にお預けだ。なんて内心ほっとしているのだ。
大浪池登山道もアイゼンなしではちょっと恐い。雪が踏みしめられていて凍結しているから滑りやすい。頂上に立つと大浪池は凍っていて今日はまだ誰も歩いていない湖畔へと降りる。
岸辺は凍っていて乗っても氷は割れず、岩陰にはひょうたん型のツララが下がっていて面白い構図だ。さっそく撮影する。
岸辺から頂上へと戻り、東回りへと進む。雪の登山道をアイゼンで踏みしめて池を見、韓国岳に目をやり、桜島の方向を見たりと目が忙しい。新燃岳の山肌にも雪があり周りとのコントラストが印象的だった。
下山途中で薩摩おごじょさんと会った。えびの高原は道路脇は雪で不動池も凍っていたと言う。


1月23日(曇り) 韓国岳
韓国岳 ガスの中の韓国岳山頂 フォト「韓国岳」と「ガスの中の韓国岳山頂」
韓国岳を下山していて2合目手前でNさん夫婦と今年初めて会ってひとしきり話し込んでNさん夫婦は山頂へ向かわれた。晴れたらいいのだが。
登山道は新雪が積もり霧氷や樹氷も期待するが高度を上げても木には雪がない。5合目に到着するが大浪池もガスで見えない。でも新雪が白くまぶしい。
頂上に立ってもガスの中で写真を撮りに登られた人もただじっと待っているだけだ。縦走路まで進んでガスがなくなるのを待ったが山の天気は言うことを聞いてくれない。
早々に下山開始、簡易アイゼンは登るときにつけていたので下山するときも楽だった。
今日は新湯の手前からタイヤバンドを装着しえびの高原へと向かった。チェーン規制は出ていたのだが除雪されていてタイヤバンドは必要ではなかった。でも点検と装着の訓練になって帰りも新湯の先までタイヤバンドをつけたまま下った。


1月30日(晴れ) 池めぐり
白紫池 フォト「白紫池」 池めぐりコースの今日は人とすれ違うのもわずかでのんびりとしていた。
不動池に路肩に駐車して車から降りると冷たい風が吹きつける。不動池は今日も氷結していてその寒さが判る。
六観音御池への登山道の脇も雪がまだ残っていて溶けそうにもない。六観音御池の池の水は水量を増していて凍ることもなく太陽にきらきらと輝いている。池を一周したかったのだが無理だ。
次に白紫池へと登って行く。韓国岳も火口壁も登山道も真っ白だ。登山道も凍っていることだろう。白紫池も凍っていた。
竜神と呼ばれている朽ちた木をバックに撮影する。あくたれネコさんも見たいと言っていたのでひょっとして会えるかと淡い期待も散ってしまった。
白紫池を一周して二湖展望台まで行き引き返す。人にあまり会わなかったのは私が登山道を外れて写真を撮っていたからかも。



  平成17年   
2/6 高千穂峰   2/26 韓国岳   2/27 大浪池・韓国岳
2月6日(曇り山頂視界不良) 高千穂峰
御池小登山口から見た高千穂峰 高千穂峰山頂 フォト「御池小登山口から見た高千穂峰」と「高千穂峰山頂」
御池小ルートの登山道は御池分岐手前から陽の当たらない場所で残り雪があり凍っている。その脇にはまだ雪が積もっていた。
登山口から見た高千穂峰は二子石が見えていたが山頂は雲の中で登って行くうちに晴れてくるだろうと鹿の鳴き声を聞きながら1合目、2合目と高度を上げて行く。
4合目から先は視界も開けて鹿も見かけなくなった。山頂は相変わらず雲の中だ。二子石の方もガスがかかって来た。下界はまだはっきりと見えている。それにしても誰とも会わないまま御池分岐を過ぎた。
これから山頂へはガスと強風の洗礼だ。山頂には人が2人、山頂の小屋の外壁で強風を避けていて他には人を見かけない。旗も揚がっていないので山小屋は閉まっているのだろう。
晴れる気配もなく待つこと20分くらいで下山開始だ。まあ山登りにはこんな日もあると自分に言い聞かせてぼちぼちと下る。下山するときも誰とも会わなかった。みんな韓国岳のほうに行ったのだろうか。
登山口には私の車だけ停まっていた。あ〜あ、疲れた。
8:36御池小登山口→9:40五合目→10:24御池分岐→11:19山頂→11:40下山開始→12:29五合目→13:14登山口


2月26日(晴れ) 韓国岳
韓国岳山頂 フォト「韓国岳山頂」
なごり雪だろうか、忘れ雪だろうか、韓国岳は1合目から霧氷が咲いている。
登山道は積雪もなくアイゼンも必要なし。霧氷を楽しみながら登山道を登って行くがなかなか青空は顔を出してくれない。それでも4合目から下を見るとほんとに真っ白できれいだ。
登るにつれて霧氷がどんどん大きくなっていく。頂上からの景色が楽しみだ。
頂上に着くと雲間から青空が広がり霧島連山が見え、高千穂峰も御鉢から噴気が上がっている。大浪池はというと雲の下で下山するまでその姿は見なかった。
韓国岳の火口の中も真っ白で下山途中で火口を覗きながら撮影していると外国から来た団体さんもそばに来て覗き込んでいる。火口の深さは約400mだと片言英語で話しかけ、007の映画の話が出て新燃岳をデジカメで見せてあげたりとサービス旺盛な私だ。
帰る途中ではヒッチハイクをしているドイツから青年を乗せてあげ、今度は日本語で話しながら霧島神宮まで乗せて行く。またまた日本人のやさしい心が自然と出てくる。異国への興味がありすぎるのかな。
9:22韓国岳登山口→10:47山頂→11:38下山開始→12:46登山口

韓国岳山頂から高千穂峰を望む 韓国岳4合目登山道から
フォト「韓国岳山頂から高千穂峰を望む」と「韓国岳4合目登山道から」

2月27日(晴れ)大浪池・韓国岳
大浪池
フォト「大浪池」大浪池・韓国岳
今日もデジタル一眼レフカメラはご機嫌斜めだ。シャッターを押すとエラーになりシャッターが切れない。いらいらしながらシャッターチャンスも逃がしてしまっている。
と書いたらすごく腕がいいみたいに聞こえる。どうにかごまかしながら撮影が出来たので良しとしよう。
大浪池からも遠く開聞岳が見えている。パノラマをデジカメで作成しようと昨日から風景をターンしながら5,6枚とつないで撮っている。
今日は快晴で雲の形も良くいいロケーションだ。余りに張り切ってしまって韓国岳へと登ってしまった。韓国岳へと登りながら後ろを振り返ると大浪池の向こうに桜島が、開聞岳が、錦江湾が霞んで見える。
韓国岳の山頂は昨日の霧氷もすっかりなくなっていて春の気配がしていた。
帰りはやはり疲れてしまってまいった。

韓国岳山頂から高千穂峰を望む 韓国岳山頂から大浪池を望む フォト「韓国岳山頂から高千穂峰を望む」と「韓国岳山頂から大浪池を望む」









  平成17年   
3/6 矢岳   3/12 高千穂峰   3/13 大浪池   3/20 池めぐり   3/21 大浪池   3/21 池めぐり   3/26 韓国岳   3/27 大浪池
3月6日(晴れ)矢岳
矢岳尾根から見た中岳と新燃岳 矢岳から見た高千穂峰 フォト「矢岳から見た高千穂峰」と「矢岳尾根から見た中岳と新燃岳」
矢岳から見た雪の高千穂峰は青空に輝いていてきれいだ。
でも残念ながらデジタル一眼レフカメラは修理中だ。とても残念。
デジカメを持って矢岳から尾根沿いを歩き竜王山までが今日の予定だ。
尾根から下の樹海を見下ろすと人が歩いていてどこに行くのだろうと見ているとすぐに見失ってしまった。
別の所からは犬が吠えている。冬は葉が落ちて樹海の中が夏よりはっきりと見え、炭化木もあのあたりだったと勝手に決め付けている。
矢岳に登る前は韓国岳も見えていたのに矢岳山頂に着いたときには雲の中でパノラマを撮ったのだが写っていないかも知れない。
中岳も新燃岳も頂上は真っ白で青空とマッチングしている。
下山途中で以前良く山ですれ違った、多分小林の人だと思う女性に久しぶりに会った。向こうはわかっていないようだったがカメラの三脚を持っていたので声をかけた。「高千穂峰も新燃岳も真っ白でしたよ。いい写真が撮れますね。」
ああ一眼レフがあったらなとまだ後悔している。戻ってくるのが待ち遠しい。

3月12日(晴れ風強し)高千穂峰
天気は冬型の気圧配置で高千穂峰も冷たい風が吹いている。高千穂河原の駐車場に午前8時半頃到着したが車は数台あるだけでひっそりとしている。
松も風で大きく揺れていて高千穂峰への石畳の登山道にも強風が吹きつける。御鉢への急登も風をさえぎるものもなく手袋をした手も冷たくしびれる感じだ。
御鉢から先、馬ノ背から鞍部へと進み一脚をつっぱりにして登って行く。頂上への急なザレ場も強風が後ろから吹き付ける。後ずさりしないので登りやすい。やせ我慢か意地を通すかやけ気味になる。
頂上はこれまた豆台風が来たような突風が休みなく吹いてデジカメでパノラマを撮るなんて大変なくらいだ。風に向かって自分の身体を預けても前に倒れない。
山頂から下山するときに8人くらいのグループと会っただけで登るときは石畳の階段で1組の夫婦とすれ違っただけだった。
石畳の登山道 高千穂峰山頂から韓国岳を望む 御鉢
フォト左から「石畳の登山道」「高千穂峰山頂から韓国岳を望む」「御鉢」

3月13日(曇り時々晴れ、山は雪)大浪池
マンサク 大浪池 フォト「マンサク」と「大浪池」
昨年の今の時期、大浪池はマンサクが咲いていた。昨日カメラの修理が終わり戻ってきたと店より電話があり今日10時に店に取りに行く。そのまま大浪池へと直行だ。
大浪池の登山道はうっすらと雪が積もっていて陽のあたるところを除き頂上までこの状態が続く。雪化粧したマンサクを思い浮かべながら登って行くと下山者が一人、「マンサクはまだ蕾ですよ。」。あ〜がっかり。
それでも蕾が開いている枝があるはずと自分に言い聞かせ頂上に着く。頂上でいつものように韓国岳を入れて1枚撮影、時間をデジカメで後から見るためだ。その場に登山者が2人いてKさんだった。もう1人の方はAさんと言われた。
頂上で別れてまず東回りへとマンサクを求めて進む。途中から雪が舞いだし空には雪雲が次から次へと通り過ぎていく。この寒さだからマンサクの蕾も開きそうで開いていない。
次に西回りへと戻りいつもの場所に行くとここはもう開きかかっていて黄色い花が蕾から顔を出していた。岩場からマンサクの花に精一杯寄って撮影できた。満足する


3月20日(曇り一時雪)池めぐり
不動池 六観音御池 フォト「不動池」と「六観音御池」
朝9時半前、不動池。空はどんよりとしていて韓国岳は山肌が時々見えて白くしている。外は雪まじりの雨が車のウインドウに降りかかる。
池めぐりのパノラマを撮る予定だったがマンサクを見ようと大浪池へと車を走らせる。大浪池登山口は両側とも車でいっぱいになっていた。ここでアクシデントだ。バックして停めようとしていて跳ね上がっていてコンクリートの蓋に後ろをこすり、今度は前進していて路肩の段差に左の前輪を脱輪だ。
登山者が多くいたのですぐに3人がかりで押してもらい無事脱出。恥ずかしかったから大浪池はあきらめて最初の池めぐりへと戻ってしまった。
池めぐりは雪が降る中を傘をさして晴れることを祈りながら六観音御池、白紫池から二湖展望台へと行きここで雲が上がるのを待つ。昼前にはどうにかパノラマが撮影できる天気になったが韓国岳は中腹から上が雲の中だ。
次に北展望台へと行き撮影終了。


3月21日(晴れ)大浪池
夜明けの高千穂峰 朝日射す大浪池 フォト「夜明けの高千穂峰」と「朝日射す大浪池」
大浪池登山口、夜明け前午前5時。空は宝石をちりばめたような無数の星だ。星降るとはこのような情景を言うんだと一人納得して星明り?のする登山道を登って行く。もちろん懐中電灯を照らしてなのだ。
駐車場には他に車もなく他に登山者もいない。風があると木々がざわめいて語りかけてくるような錯覚になる。が今朝は無風だ。
日の出が6時17分だったようで東回りへと進み日の出を待つ。もう地平線は赤く染まっている。頂上は冷たい風が吹いている。
獅子戸岳の稜線から太陽が昇り周りの色を刻々と変化させていく。高千穂峰を撮り、反対側の大浪池を撮り、桜島、高隈山系を撮りと忙しい。
東回りのマンサクは開花が昨年からして遅い。次の週が楽しみだ。
西回りには1本マンサクの花が咲き誇っていて韓国岳をバックに撮ったり逆光で撮ったりと満足して下山する。
下山途中でKさんに会いまた下ると今度はNさんと会った。この後池めぐりへと移動する。
5:00大浪池登山口→5:33頂上→東回り→西回り→8:07登山口

大浪池東回りから見る高隈山系 西回りに咲くマンサク
フォト「大浪池東回りから見る高隈山系」と「西回りに咲くマンサク」

3月21日(晴れ)池めぐり
白骨樹 池めぐりから見た韓国岳 フォト「池めぐりから見た韓国岳」と「白骨樹」
Nさんと別れて昨日四苦八苦した池めぐりへと車を走らせる。8時過ぎになっていて大浪池登山口にはもう数台の車が停まっている。Kさんの車もNさんの車もその中だ。
空は青空、絶好のパノラマ撮影だ。でも256MBのCFも2枚使っていて後1枚だけしかない。
1つのパノラマに6枚つなげるような具合で撮るので2回くらいに撮影するのをやめて次へと進む。
六観音御池から白紫池への登りは完全にペースダウンだ。空には飛行機雲もありなにかしら元気がなくなる。
二湖展望台から北展望台へと行ったが完璧にダウンだ。


3月26日(晴れ)韓国岳
夜明け前4時、小地獄登山口はガスがかかっていて辺りは何も見えない。車の中から見る光景はただガスが目の前を流れるだけだ。
先に駐車している車の持ち主はもう登っているのだろうか、懐中電灯を照らし登山道を登って行く。
1合目から雪はアイスバーンとなっていて懐中電灯の光に光っている。スリップしないように慎重に登って行く。
5合目を過ぎガスが流れて月も見え、星も見えてきてえびの高原は雲海が広がっている。
雲海は大浪池を過ぎ新燃岳の裾野まで来るのだがそこで消えてしまう。
日の出も見れたことだし雲海の流れも撮れたので下山する。
3月も下旬の今、霧氷も見れ満足する。


韓国岳山頂の月 夜明けの韓国岳 韓国岳の霧氷
フォト左から「韓国岳山頂の月」「夜明けの韓国岳」「韓国岳の霧氷」

3月27日(雨)大浪池
大浪池のマンサク フォト「大浪池のマンサク」
大浪池登山道を少し登って行くと石畳に薄い黄色の花が無数に落ちている。シキミという常緑の高い木で見上げると2本あった。
帰ってから本を開くと果実に猛毒があり「悪しき実」から変化してシキミになったそうな。
ヤブ椿は登山道の中間まで蕾あり落下した花ありだ。シキミとヤブ椿は木が高いので撮影するのにも遠いので落ちているのを撮影した。
今日は西回りから一周する。西回りのマンサクは2箇所で咲いているのを撮影し、東回りではまだまだ開花が遅くこのままで終わるのではと思ったりもする。
東回りでハルリンドウが小さな花を咲かせようとしていた。昨年見つけたクサボケは見つけることが出来なかった。



  平成17年   
4/3 甑岳   4/9 中岳・新燃岳   4/10 新湯林道   4/17 硫黄山   4/23 韓国岳   4/24 新湯林道・獅子戸岳   4/29 大浪池
4月3日(晴れ)甑岳
甑岳火口 新床の沢のマンサク フォト「甑岳火口」と「新床の沢のマンサク」
甑岳は昨年12月に登ったきりでご無沙汰していた。
甑岳のパノラマを撮らなければと昼前に露天風呂登山口に到着だ。何をしていたかと言うと愛犬メイの予防注射で都城市に午前中行ったいた為で山登りが昼からになった。
大浪池は相変わらずマンサクを見る人の車で満杯だ。甑岳の登山の前に寄り道して新床の沢のマンサクを撮影する。ここのマンサクは大浪池よりも花が大きい。
雲の流れが速く風も冷たく冬の格好で甑岳へと登って行く。山頂から火口を見ると登山者が一人湿地に居る。高千穂峰は見えないがパノラマの撮影だ。同じ位置で左から右へと5枚6枚と撮って行く。
火口でハルリンドウを探したがまだ早いようで見つけることが出来なかった。


4月9日(晴れ)中岳・新燃岳
中岳登山道の夜明け 夜明けの高千穂峰 フォト「中岳登山道の夜明け」と「夜明けの高千穂峰」
里は桜が満開で花見にどっと人が繰り出すはずだ。明日からは雨も降りそうと天気予報で言っている。
桜に負けじと霧島の山の花も一斉に咲きだしたようで登山道を歩いていても木々に足元にと花が咲いていないかとキョロキョロしどおしだ。
朝5時過ぎに高千穂河原に到着、辺りに車は一台も無し。夜明けを向かえ御鉢の稜線がはっきりとして周りも明るくなりだした。
懐中電灯も余り使わないで中岳の登山道を登って行く。平坦部に着くと高千穂峰の裾野は日の出のグラデーションが始まっていた。
まだ足元は暗く花もわからず写真を撮りながら中岳へと登って行く。風がちょっぴり冷たいなと感じるくらいで太陽を背に新燃岳へと進む。
新燃岳の山頂は冷たい風が吹いていてパノラマ用に写真を撮り元来た道を引き返す。下山するときにはクサボケが咲きハルリンドウも咲いていて目を楽しませてくれた。ミヤマキリシマも陽気に誘われたのか数輪花が咲いていた。


4月10日(曇り)新湯林道
新湯林道の滝 キリシマミズキ フォト「新湯林道の滝とキリシマミズキ」
新湯の沢はシロモジが黄色い花をつけていて、キリシマミズキも淡い黄色い房をつけそよ風にゆらゆら揺れている。
靄の中で揺れる様はまるでこびとが踊っているようだ。ガスがかかった新湯林道を歩いて目に飛び込むのはシロモジ、ミズキにヤブ椿と目を楽しませてくれる。
新燃岳も獅子戸岳も雲の中で鳥のさえずりと歯科の鳴き声だけが聞こえてくる。のんびりとした時間がゆっくりと過ぎて行く。
キリシマミズキは沢沿いにしか咲かないので林道終点の上流からは登山道が沢からはずれるので今日はここで引き返す。
まあなんだかんだ言っているが正直疲れているだけのこと。キリシマミズキが咲き出せば韓国岳の裾野も来週頃は楽しみだ。


4月17日(晴れ)硫黄山
韓国岳 フォト「韓国岳」
不動池に車を駐車し硫黄山へと登って行く。今朝は桜島も見え開聞岳も三角錐の姿を見せていた。
硫黄山からは開門だけは見えないけれど大浪池の横に桜島がぎざぎさの山並みを見せている。
韓国岳の登山道を登っている姿も見え、振り返り熊本方面を見ると阿蘇山が見えている。春の陽気だ。
硫黄山から韓国岳の裾野へと尾根伝いに進みキリシマミズキを追う。オオカメノキはまだ花が咲いていなくて去年よりは遅れている。
キリシマミズキはと言うとここも開花が遅れてはいるが木によっては房をいっぱいつけ満開の木をある。
青葉若葉の季節となりあたり一面春の装いだ。


4月23日(曇り)韓国岳
韓国岳山頂の夜明け 登山道に咲くキリシマミズキ フォト「韓国岳山頂の夜明け」と「登山道に咲くキリシマミズキ」
今朝の韓国岳は4月も終わりというのに風は冷たく寒い登山だった。
手袋はいつもザックに入れているがウインドウブレーカーは冬の厚手のものを着て正解だった。
手袋をしていても指の先が冷たい。途中で厚手の手袋と交換する寒さと冷たさだ。
登り始めは星も出ていたのだが夜明け前には雲が低く垂れ込み日の出を見ることが出来ないかもと思いながら山頂へと向かう。
山頂からは高千穂峰も大浪池も見え夜明けの太陽も雲間から見ることが出来撮影成功だ。でも風が冷たい。
誰も登ってくる気配もなく下山する。5合目を下っているときにやっと人ひとりと会った。


4月24日(快晴)新湯林道・獅子戸岳
新湯の夜明け フォト「新湯の夜明け」
今朝も朝焼けを期待して新湯でスタンバイ。しかし空には雲ひとつなく朝焼けもないまま太陽が新燃岳から顔を出した。
ほんとに昨日と違って青い空に新緑が目にまぶしいくらいだ。新湯林道はキリシマミズキも房をしぼめてみずみずしい葉を出している。
その代わりとは表現がおかしいがミツバツツジが満開で林道終点はまだ先の先だ。1年ぶりに紫色したピンク色したミツバツツジを目の前にすると心が躍ってしまう。
新湯の沢はまだまだキリシマミズキががんばっている。これから先はミツバツツジも紫色した蕾が今にもはじけんばかりだ。新湯分岐手前のトンネルはまだ花芽で連休頃から咲きだすのだろうか。楽しみだ。
獅子戸岳の帰りにもう一度新湯林道の沢沿いに下りてミツバツツジを撮影する。


4月29日(曇りのち晴れ)大浪池
大浪池東回りより 大浪池登山道のミツバツツジ フォト「大浪池東回りより」と「大浪池登山道のミツバツツジ」
今日こそ朝焼けを期待して大浪池登山口に着き空を見上げると月も隠れ星も見えない。
ひょっとして頂上に着く頃にはガスがとれて湖面にブロッケン現象が撮れるかもと懐中電灯で登山道を照らし登って行く。
頂上に着くが湖面も韓国岳も見えない。淡い期待を抱きながら東回りを進む。もうとっくに日の出の時刻は過ぎている。
東回りの崖に立っていると冷たい強烈な風がしたから吹き上げてくる。どのくらい待っただろう、ガスが流れて韓国岳の山頂が見え高千穂峰も頂上が顔を出している。
青空もすこし見え暗いながらも撮影する。下山するときはミツバツツジが登山道に咲いていて5本か6本紫色した花を咲かせていた。



  平成17年   
5/1 新湯   5/3 新湯林道   5/4 大浪池   5/5 韓国岳   5/8 新湯林道・獅子戸岳   5/14 中岳・新燃岳   5/15 新湯林道・大幡   5/22 池めぐり   5/28 韓国岳   5/29 大浪池
5月1日(大雨警報)新湯
大型連休の今日、空が明るくなったので新湯へと車を走らせる。
霧島神宮の樹海から先は濃霧で視界が悪く車はライトを照らして走っている。何十メートル先が見えるのかと運転する。
新湯に近づくにつれて雨は強く降り出し道路は水が流れていてスリップが恐いなと登って行く。
前を走っていく車は新湯で停まって状況を見ているようだ。私は新湯登山口まで行ったが車からは降りず空模様を見ているだけだ。
しばらくしてあきらめ帰路に着く。


5月3日(快晴)新湯林道
韓国岳 獅子戸岳 フォト「韓国岳」と「獅子戸岳」
夜明け前5時25分新湯で朝焼けを待つ。6時15分新燃岳から陽が昇る。暦では5時27分だから約50分近く遅れだ。
雲はあったが気に入った朝焼けとはならずすぐに新湯林道へと向かう。今6時17分、先人がもう夜明けも待たずして新燃岳に向かっている。
ラッキー!!。新湯登山道でホウチャクソウを発見した。ハイノキの花も白くたわわに花を咲かせている。
新湯林道からはずれてNさんから教えてもらった旧林道に行く。ここもミツバツツジが色を添えていた。
登山道へと戻る途中で2組、道を間違えてこちらに来ている。標識は分岐にあるのだが勘違いするのだな。
新湯林道が終わり沢から新燃岳へと向かうのだがまたまた登山道をはずれて沢の上流へと向かう。
沢にはミツバツツジが咲き絶好のロケーションとなった。
誰も来ていないようで沢に降りておにぎりをパクリ、うまい!!。
結構時間を費やしたので新湯分岐まで行くのをやめて後戻りだ。その途中でさっき道を間違えた日南市からのご夫婦とまた会った。風景写真を撮りに霧島に来たとかで霧島は初めてと言ってた。
間違いついでと上流の撮影ポイントに連れて行きここで別れた。
新湯林道を戻ると次から次へと登山者と出くわす。「花はどうでした?」「きれいでしたよ」と言いたかったが、根が正直なもので「途中までだったので」と素直な返事ばかりしていた。とにかくミツバツツジを見に行く登山者が多かった。


5月4日(快晴)大浪池
夜明けの大浪池と韓国岳 大浪池火口湖のミツバツツジ フォト「夜明けの大浪池と韓国岳」と「大浪池火口湖のミツバツツジ」
大浪池山頂に着くがガスがかかっている。ひょっとしてブロッケン現象が撮れるかもと東回りへと進む。
東回りを少し進んだ所でガスがとれて韓国岳が見え大浪池火口が見え、なんと火口湖に雲が漂っているではないか。ブロッケン現象が現実となるのかと心躍らせて写真を撮りながらいつもの撮影ポイントに到着。
もう太陽も顔を出していて火口湖の雲や新燃岳の火口の中の雲を見ながらあたりにガスがかかるのを待つ。
でも陽が昇るにつれ空も青く澄んでガスはかかりそうもなくブロッケン現象はお預けとなった。
まあ火口湖の雲海が撮れたし満足して後戻りする。
火口湖の崖にはミツバツツジがあちこち咲いていて華やいだ雰囲気をかもし出している。火口湖に下りる道のそばにもミツバツツジが咲いていて湖面に映える。
もうこの頃には火口湖の雲もなくなり韓国岳が湖に映りこみ、見上げると新緑とミツバツツジの花と青空に我を忘れて景色を楽しむ。
登山口に戻ると駐車場は一杯で路肩にもたくさんの車が停まっている。
新湯もたくさんの車が停まっていた。


5月5日(晴れ)韓国岳
韓国岳山頂の夜明け 韓国岳山頂からの展望 フォト「韓国岳山頂の夜明け」と「韓国岳山頂からの展望」
昨夜のテレビでえびの高原のノカイドウが満開と放映されていた。
夜明け前に韓国岳に登り下山してノカイドウが咲くつつじケ丘に立ち寄ればいいとテレビを見ながら計画する。
そして日にちが変わって午前2時過ぎに家を出発する。星もきれいで流れ星のおまけ付で登山道を登って行く。
駐車場には早くも車が一台と待っていた。早い!!。
山頂に着くと三脚にカメラをセットしてスタンバイしている男性と前夜から山頂で寝袋に包まって泊り込んでいた男性が居た。
カメラの人は午前3時半には頂上に着いていたと言う。泊り込みの男性は大幡経由で皇子原まで行くと言う。すごい!!
わたしは一脚で撮りながら移動するのだが何かに一脚がひかかって草薮の中に前のめりに突っ込んでしまった。レンズのキャップをはずしていたのでPLフィルターが傷ついた。ショック!!
下山後つつじケ丘でノカイドウを撮影して帰宅。


5月8日(晴れ)新湯林道・獅子戸岳
新燃岳 獅子戸岳より フォト「新燃岳」と「獅子戸岳より」
獅子戸岳山頂から眺める展望は霧島山のまわりが雲海で青空にマッチする。
獅子戸岳から新燃岳のピンクの山肌を見ながら下山しミツバツツジのトンネルを下っていく。7分咲きか8部咲きか、どっちにしろトンネルになったミツバツツジが素晴らしい。
朝の8時頃というのに団体の登山者とすれ違うので半端な数ではない。「おはようございます!!」「こんにちは!!」「どうでしたか?」。
今日はちゃんとミツバツツジのトンネルを見たので「きれいでしたよ」「咲いていましたよ」と元気な返事を返す。
でも先を見るとぞろぞろと来るではありませんか。顔が下がって口の中でモグモグと言ってしまう。
新湯の朝焼けを撮りに夜明け前に来て正解だったが、行きはよいよい帰りは恐い。
登山口も新湯の路肩も車であふれていた。都城の木望峰のご主人とも林道で会った。


5月14日(曇り)中岳・新燃岳
高千穂峰とミヤマキリシマ 中岳とミヤマキリシマ フォト「高千穂峰とミヤマキリシマ」と「中岳とミヤマキリシマ」
メデイアでも霧島山のミヤマキリシマを紹介していて今日は高千穂河原から中岳、新燃岳へと行く。
それから新燃岳のミツバツツジを撮る目的もありまだ誰も来ていない高千穂河原を中岳へと出発だ。もう夜明けも早くなっていて懐中電灯もいらず登山道を平坦部へと登って行く。
平坦部手前からピンクや紫色したミヤマキリシマがお出迎えだ。空は曇っていて太陽も顔を出さない。もみじコース、ツツジコースと一人散歩気分だ。
新燃岳から獅子戸岳の裾野を見ればミツバツツジが真っ盛りだ。大幡の尾根もミヤマキリシマで染まっている。
明日は新湯から大幡に行って見よう。
途中から雨もぽつぽつと降り出しガスで高千穂峰も隠れてしまい、中岳も隠れてしまった。この後も山はガスの中だったが訪れる人は多かった。
中岳を降りる途中で薩摩おごじょ2名様と会う。


5月15日(快晴)新湯林道・大幡
高千穂峰とミヤマキリシマ 大幡池 フォト「高千穂峰とミヤマキリシマ」と「大幡池」
昨日の湯之野分岐のミヤマキリシマも虫に食い荒らされていたが大幡の尾根も同様に虫にやられていた。
新湯の朝焼けも雲がなく次回にお預けとなった。前行のミヤマキリシマを期待し大幡へと登って行く。
ミツバツツジも登山道を覆い新湯分岐まで花のトンネルだ。新湯分岐に着き新燃岳の山肌を見るとピンク一色と言っていいくらいに華やかだ。
分岐を過ぎ大幡へと向かう。パノラマにと尾根のP-1381地点から撮影する。この先ミツバツツジも満開でミヤマキリシマも咲き出している。
大幡山を過ぎ大幡池展望所に到着、1年前と変わらぬ光景をまた見ることが出来て満足する。
新湯分岐から先、大幡へ来る登山者は多くなくたいてい新湯分岐で食事したり新燃岳や獅子戸岳途中から新燃岳の山肌を見たり撮影したりだ。
ミツバツツジのトンネルでHさんから声をかけられた。


ミツバツツジのトンネル 韓国岳とミツバツツジ
フォト「ミツバツツジのトンネル」と「韓国岳とミツバツツジ」

5月22日(雨が降ったり止んだり)池めぐり
韓国岳 フォト「韓国岳」
えびの高原つつじケ丘のミヤマキリシマも咲き出した。韓国岳の山肌もピンクが見える。
これはミツバツツジではなくミヤマキリシマだろう。
今日は朝から雨模様で韓国岳も中腹までが見えている。小地獄登山口には一般の車両はなくツアーで登山するバスが数台、かなりの登山者だ。雨と花と山が何かしらマッチしている。
池めぐりを回る前に硫黄山のオオヤマレンゲの開花具合を見に行く。オオヤマレンゲの蕾は多くが茶色くしているが一部白くなっているのもあった。案外開花は早いのか。
ここオオヤマレンゲが咲く崖にはミツバツツシジもミヤマキリシマも咲き、ベニドウダン、シロドウダンも咲いている。甑岳もよく見える。
池めぐりを歩く頃には韓国岳も見えなくなっていて池の対岸も見えない状態だった。
これからミヤマキリシマが咲き出しこの登山道にも多くの人が散策に見えることだろう


5月28日(晴れ)韓国岳
コイワカガミ フォト「コイワカガミ」
入梅前の今は霧島連山にミヤマキリシマが咲き乱れ、ここ韓国岳にもヒカゲツツジが火口の壁に見事に咲いている。コイワカガミも崖っぷちにピンクの花を可憐に咲かせ風に揺らいでいる。
登山者はミヤマキリシマが目的だと思うがコイワカガミを見に来る登山者も少なくない。
高千穂峰でも御池分岐から山頂に向かっての登山道にはコイワカガミが咲いているだろう。明日は大浪池を計画しているので次の週か、来年か。
韓国岳の山頂でコイワカガミを撮影するのに結構時間がかかってしまった。甑岳やえびの高原は見えるのだが獅子戸岳も新燃岳も高千穂峰も雲の中で最後まで姿を現すことがなかった。



5月29日(晴れ)大浪池
大浪池と韓国岳 フォト「大浪池と韓国岳」
昨日韓国岳から見た大浪池のピンク色した山肌を今日は西回りから満喫している。
西回りの登山道は見事にミヤマキリシマが咲き乱れ、歩けども歩けども次から次へとミヤマキリシマが目に飛び込んでくる。
8時過ぎというのに登山者はまだ少なく我が庭のように景色を眺め、花を鑑賞し自然を撮影する。
非難小屋から東回りへと進むと高千穂峰や新燃岳、獅子戸岳も姿を見せ、鳥のさえずりと風の音を聞きながらペースダウンだ。
一時して団体さんのオンパレードとあいなって林の中へと隠れてしまう。皆さん初めてのようで大浪池の山頂湖を崖の上から眺めて感激し感動する。



  平成17年   
6/5 高千穂峰   6/11 硫黄山   6/12 大浪池   6/19 矢岳   6/25 新湯林道   6/26 硫黄山
6月5日(晴れ)高千穂峰
高千穂峰 二子石 フォト「高千穂峰」と「二子石」
晴れてはいるが登山口からは頂は見えない。
7時前から原生林の中を登って行くのだが風が全然通らなくて蒸し暑い。三合目で給水し息を整えて自分のペースで登って行く。
五合目手前から開けた尾根に出て風も少し通るようになってほっと一息だ。下界を見ると雲の中でまったく見えない。山頂を見ても雲に隠れている。
2時間かかって御池分岐に到着、高千穂峰の山頂は見えず反対側の二子石へと向かう。ここからは御池、小池が見えるのだが今日は無理だ。
でもミヤマキリシマが美しい。韓国岳も見えず、手前の矢岳も頂上が見えるだけだ。
二子石の上に立ちお山の大将になった気分だ。高い所は気持ちがいいもんだ。
高千穂峰へと登って行くがコイワカガミも時期が過ぎていた。御鉢のコイワカガミはどうなっているのだろう。


6月11日(雨)硫黄山
オオヤマレンゲ フォト「オオヤマレンゲ」
今日、九州南部も梅雨入りした。例年からすると2週間くらい遅いそうだ。
昼からは曇りになるという天気予報で大浪池に向かったが濃霧で視界が極端に悪く、大浪池のオオヤマレンゲをパスして硫黄山へと向かう。
えびの高原も濃霧の上に強風で雨が冷たくウインドウをたたきつける。それでも硫黄山へと傘をさして行くとすれ違いに3名、オオヤマレンゲが咲く谷間に1人と見に来ている。
雨に濡れたオオヤマレンゲが気品のある白い花をいっそう艶やかにしているようだ。ベニドウダンもシロドウダンも房をたくさんつけて風に揺らいでいる。
写真を撮っているとまた1人見に来て感激していた。
花の本を開けば、オオヤマレンゲはもくれん科で枝先に直径約6cmの白い花を1個つけ、花からは芳香が漂うそうだ。まだその匂いを嗅いだことがない。


6月12日(曇り)大浪池
大浪池とオオヤマレンゲ フォト「大浪池とオオヤマレンゲ」
ミヤマキリシマも花の時期を過ぎあれほどたくさんの人が来ていた霧島山が静けさを取り戻している。
登山道のギンリョウソウも少なくベニバナギンリョウソウが咲いていないかと探しながら登って行く。去年は7月になってから登山道を賑わしていた。結局見つけることが出来ずに頂上に着く。
東回りからオオヤマレンゲの咲く場所へと進む。途中シロドウダンが咲いているのだが、ベニドウダンを見かけない。
火口の崖にへばりつくようにしてオオヤマレンゲが咲いている。硫黄山に咲くオオヤマレンゲより小振りで直径が約4cmか、風雨にさらされるので環境が厳しいのだろう。
崖下に点在するオオヤマレンゲの木を東回りで10本位見つけたが近くまで行くのは止めたほうがよさそうだ。
帰りにはベニドウダンを見つけ満足する。開けた崖に深紅のベニドウダンが咲いていて大浪池をバックに絵になっている。


6月19日(曇り)矢岳
矢岳登山道のミカエリソウ 矢岳山頂 フォト「矢岳登山道のミカエリソウ」と「矢岳山頂」
矢岳登山口をスタートするときには高千穂峰の頂も二子石も雲が垂れ込み眺めることが出来なかった。
矢岳の山肌はヤマボウシで緑の中に白が点在している。登るにつれヤマボウシが4枚のプロペラのように白い花をたくさん咲かせていて今にも飛んでいきそうな感がしないでもない。
中腹から高千穂峰が見えるのだがもう雲が低くなり裾野も見えない。矢岳の頂上も雲がかかってきている。
中腹から上、ミカエリソウがびっしりと山全体を覆っているようで上を見ても谷を覗いてもミカエリソウの緑だらけだ。
竜王山へ行きたかったがまわりは何も見えなくなってしまったのでおにぎりを1個食べて下山する。
7:30矢岳登山口→8:53矢岳頂上→10:00登山口


6月25日(晴れ)新湯林道
新湯林道の沢 フォト「新湯林道の沢」
梅雨の中休みといっても梅雨入りして1日だけ激しく雨が降っただけでもう夏になったような気がする。
気温は朝からぐんぐん上がり新湯林道の蝉も一段と声が大きくなって大合唱だ。それでも登山道に風が吹き抜けるとひんやりとしほっとする。
今日は暑くなる天気予報で真夏日になるということで新湯林道の新燃橋の沢と決めていた。
新燃橋の沢は岩にコケがついていて風情があり段差もあり絵になるかなと思っている。橋のすぐ上流の流れを撮影して下流へと降りる。
少し下ると滝になっていてここを降りたかったのだが2日前の雨で滑りやすくなっていて降りるのを止める。帰りは暑さでまいった。


6月26日(雨)硫黄山
硫黄山のオオヤマレンゲ フォト「硫黄山のオオヤマレンゲ」
新湯の砂防堰から落ちる水は茶色く濁っていて勢いよく流れている。
両滝に行くつもりだったがこんなに水かさが増え濁っていれば絵にならず硫黄山のオオヤマレンゲを見に行く。大浪池登山口手前からガスがかかりライトをつけてえびの高原へと向かう。
不動池に車を止めて硫黄山の谷へと降りオオヤマレンゲと再開だ。ドウダンの房は落ちていたがオオヤマレンゲは蕾もまだたくさんあり純白の花が雨に打たれて風情がある。
池めぐりも考えたが強い風と横殴りの雨でそそくさと退散した。ガスもかかったままで韓国岳も新燃岳も高千穂峰も見えなかった。



  平成17年   
7/3 大浪池   7/9 大浪池   7/17 高千穂峰   7/18 矢岳
7月3日(濃霧)大浪池
大浪池登山道の朽木 フォト「大浪池登山道の朽木」
今週の初めに薩摩おごじょのYさんからメールが来た。「大浪池の登山道にベニバナギンリョウソウがありました。」と書いてあった今日は必ず行く予定で大浪池が待ち遠しい1週間だった。
案の定、今日は小雨で濃霧で山頂の眺めは期待できない。
登山口で車が1台停まっている。早いなと思いながら登山口のバス停へ歩くと向こうから男性がこちらに来るではないか。あの車の持ち主だなと挨拶するとその人はMさんとおっしゃっていた。私をご存知でHPも2年前から見てくれているとのことで感謝感激。(以前に何度も会っているのに失礼しました。)
傘をさし登山道を登って行くとベニバナギンリョウソウを見つけデジカメで撮影する。三脚を持ってこなかったのでフラッシュで手持ち撮影だ。
ベニバナギンリョウソウは大浪池の中腹から下しか見られないのが不思議だ。
頂上から下に降りたが何も見えなくてただ波の音が聞こえるだけですぐに上に上がる。


7月9日(雨)大浪池
不動池駐車帯 大浪池登山道 フォト「不動池駐車帯」と「大浪池登山道」
今日も梅雨前線の影響で高千穂の樹林からは濃霧だ。車のライトをつけて走る。
大浪池登山口には車が2台停まっていた。ここを通り過ぎてオオヤマレンゲでも見ようと不動池へと向かう。えびの高原に近づくが対向車も目の前に来て判るくらいの濃霧と雨と強風だ。
不動池では豆台風並みの風雨で車から外に出ることも出来なかった。車も風で揺れている。ちょっと恐い気がしないでもない。早々に大浪池へと逆戻りだ。
大浪池登山口に着くとまだ2台の車が停まっている。大浪池の登山道はまわりが樹海なので風がさえぎられ雨も横殴りにはならないので登りやすい。でも頂上は吹きさらしだ。
頂上までは行かないからと傘とデジカメだけで登って行く。ベニバナギンリョウソウも登山道に咲き、頂上手前には先週見つけたキヨスミウツボも見れると期待する。
登山道途中でこちらに向かって降りてくる人が3人、ほんとにご苦労さんだなと思っていたら薩摩おごじょのSさん、Yさんでびっくりしてしまった。Sさん、Yさんは登山用のレインウエアを身につけ万全なのに私は傘だけだ。
頂上まで行くつもりはなかったのだが、結局登ってしまった。傘をさせる状況ではなくすぐに退散だ。
肝心のキヨスミウツボがなかなか見当たらない。先週撮影した場所を何度も行ったり来たりしてやっと1つ見つけただけだった。1週間でキヨスミウツボはどこに行ったのだろうか。


7月17日(雲の中、小雨)高千穂峰
御鉢から見た虹 鞍部から御鉢を見る フォト「御鉢から見た虹」と「鞍部から御鉢を見る」
高千穂峰から錦江湾に湧き上がる入道雲を撮りたくて家を出発する。でも車中から高千穂峰は雲に隠れている。
夏山シーズンとあって高千穂河原も早朝というのに車も人も結構な数だ。この時間、高千穂河原からは御鉢がうっすらと見える。曇り空なので暑くはない。
いよいよ御鉢への登りにかかるともう上空は雲が厚くなり雨も降り出してきた。錦江湾の方を振り返ると虹がかかっている。今日はいい事があるのでは。ひょっとして青空が広がり雲間から桜島が見えて・・・なんてプラス思考だ。
でも現実は甘くなく高千穂峰の頂上に着いてもパノラマを見ることも出来ず下山。佐賀から来られた夫婦と登りから下山して御鉢まで一緒だった。
御鉢の底も噴煙も隠れていた。下山途中から自然研究路の方へと足を延ばした。


7月18日(晴れ)矢岳
矢岳から見た高千穂峰 フォト「矢岳から見た高千穂峰」
矢岳へ登るには谷間に下りるか樹海の中を回りこんで竜王山へと登る。他にもルートがあるようだが私のルートは谷間からだ。
谷に下りると昨日の雨の影響か、風もなく蒸し風呂のように湿気がある。もうこの時点でばててしまっている。急な登りも水分を補給し休み休みの登りになった。
中腹の登山道のそばに夏椿が2本花を咲かせている。高千穂峰も青空でその全容を見ることが出来さっそく撮影だ。昨日の高千穂峰の登山を矢岳から高千穂峰の稜線を目で追いながら思いふけっている。
今日桜島も見え矢岳山頂に近づくにつれ夏椿があちらこちらと咲き乱れている。
矢岳山頂から竜王山へと向かう稜線でも夏椿が咲きヤマボウシもまだまだその白さを誇示していた。
下山もばててしまって這いつくばるように谷から上がった。
この稜線で女性2人と会い矢岳山頂から下山するときに女性3人と会い、中腹で男女4人と会った。
稜線で会ったべっぴんさんに「熟年さん?」と声をかけられてあわててしまって「違います」なんてことを言ってしまった。ごめんなさい。



  平成17年   
9/18 大浪池   9/19 甑岳   9/23 矢岳
9月18日(晴れ)大浪池
大浪池 フォト「大浪池」
2ヶ月ぶりのトレッキングということでダイモンジソウも咲いている大浪池にいざ出発だ。
夜中の3時に目が覚めてと言う事ではなく興奮して寝付けなかっただけの話だ。
夜空を見上げ中秋の名月を見、星を数えて朝5時過ぎに家を出る。
大浪池の頂上に立つと韓国岳もガスの中でしばらく待っていると朝の太陽とともに韓国岳が目の前に姿を表してくる。
この光景をケータイで撮影してAKさんに送るのだが送信不能だ。
まあいいかと東回りにダイモンジソウを撮影しに登って行く。桜島は見えず大浪池に広がっていた雲も時間とともに消えて行った。
ダイモンジソウは岩の法面に咲くのでダイモンジソウをアングルに入れて韓国岳を撮影するのは結構むずかしい。
で、だめだった。


9月19日(晴れ)甑岳
甑岳火口の湿地 ホソバリンドウ ヤマラッキョウ
フォト左より「ホソバリンドウ」「甑岳火口の湿地」「ヤマラッキョウ」
甑岳の頂上に着いたがガスがかかっていて火口の中も見えず韓国岳も山頂が見えるだけだ。
甑岳の加工へと降りて行くとススキが露に濡れて朝日に光っている。ガスが取れると火口の真ん中に人一人。Nさんだ。
私が2ヶ月ぶりの山行きだからNさんとはいつ会ったのだろうか。
Nさんに「登山口には車がなかったんだけど」と聞くと露天風呂のところに止めて夜明け前に登ってきたとのこと。
私も早いのだがNさんはまだ早い。恐れ入ります。
いつものとりとめのない井戸端談義でボツボツと下山する。甑岳の火口は二人だけの貸切であった。秋の風と抜けるような青い空に満足する熟年二人だった。


9月23日(晴れ)矢岳
ミカエリソウと高千穂峰 フォト「ミカエリソウと高千穂峰」
朝6時前の矢岳登山口には早くも車が3台仮眠中で秋の霧島路を満喫しているように見えてうらやましい。
太陽が昇ると同時に矢岳をめざす。いつもの谷越えを進むのだが太陽は低いのにもう汗が流れて来る。
秋とは言えども林の中は風もなく水分の補給ばかりして遅々として進まない。
それでも高度を上げていくにつれミカエリソウがあたり一面紫色した花を登山道を塞ぐ勢いで迎えてくれる。
頂上でも誰とも会わず尾根を歩きヤマボウシの赤い実を撮り、イソノキの紅い実を撮り、ススキをアングルにいれ高千穂峰を撮る。
矢岳地養生に戻り下山していたらNさんと会う。Nさんは御池の朝焼けを撮影して矢岳に来たと言う。
その後下山すれば次から次へと人と会い、会うたびにミカエリソウの説明をする私だった。



  平成17年   
10/2 韓国岳   10/10 霧島バードライン   10/16 大浪池   10/22 韓国岳   10/23 大浪池   10/30 池めぐり
10月2日(曇り)韓国岳
韓国岳火口 フォト「韓国岳火口」
昨日の九州地方は真夏日だった。今朝、韓国岳の登山道を登って行くとミヤマキリシマが3輪咲いていた。
これも温暖化の表れ?。
今日はどこに行こうかと思案しながらえびの高原まで来てしまった。ちょうど太陽が韓国岳から出たところで今日の山行きは決定した。
青空も広がってきているので小地獄登山口に車を止めるとNさんの車も停まっていた。申し合わせもないのに最近は行く所がドンピシャでうれしい限りだ。
山の天気は変わりやすく5合目手前から小雨になってしまった。ここでN Nさんが下ってきてお疲れ様だ。Nさんは今朝の4時ごろから登り雲海も撮影できたとのこと。
私も起きていたのだが大リーグを見ていて6時前に家を出たのだった。
韓国岳山頂のダイモンジソウも時期を過ぎていて白い花を探すのが結構大変だった。高千穂峰も新燃岳も雲の中だった。
ダイモンジソウ ホソバリンドウ キリシマヒゴダイ
フォト左より「ダイモンジソウ」「ホソバリンドウ」「キリシマヒゴダイ」


10月10日(曇り)霧島バードライン
霧島バードライン
フォト「霧島バードライン」
3連休というのに風邪が抜け切れずベッドの上で2日も過ぎてしまった。
昨夜もゴホゴホと咳をしながらなかなか寝付けなかった。
東の空が白み始め咳は出るが微熱である。3日も寝ていたらカビが生えてしまいそうで起き上がって山行きの格好に着替えた。
新湯からえびの高原へと車を走らせるのだが山に登る元気もなく霧島バードラインへと向かう。韓国岳も中腹から上は雲に隠れている。
3連休なので車もツーリングも多く登山者も観光客も高原の風に中にいて楽しんでいる。
紅葉はまだ先で11月になると紅葉が始まるのだろう。
生駒高原を通ったのだがいまがコスモス真っ盛りで大変な込みようだ。風邪が治らないのが悔しい。


ワレモコウ マイズルソウの実
フォト「ワレモコウ」と「マイズルソウの実」

10月16日(晴れ)大浪池
大浪池西回りの映り込み フォト「大浪池西回りの映り込み」
大浪池登山口に到着、今の時間は午前4時半だ。
駐車場に他に車はない。車から降りて空を見上げると満天の星だ。
自宅から見る星の数の何十倍か、いや何百倍だろう。星が降ってくるようだ。
頂上まではまだ早いかなと懐中電灯を点け登山道を登って行く。日の出が6時18分だったようで頂上には5時半頃には着いてしまった。
韓国岳を見ると明かりが2つ揺らめいている。地平線はもうグラデーションが始まっているのだろう。
韓国岳の真上には北斗七星が馬鹿でっかく柄杓の柄を山頂に立てるように大きく輝いている。
三脚を持ってこなかったので撮影できないのが残念だ。西回りに進みシャッターを切り、東回りへと戻って朝焼けを撮影。
時間が早すぎたのか帰りの石畳でやっと登ってくる人1人と会っただけだった。









10月22日(曇りのち晴れ)韓国岳
4合目から韓国岳頂上を見る フォト「4合目から韓国岳頂上を見る」
韓国岳の頂上で2時間半粘って撮影できたのだがシルエットにもならずアップを取りやめる。自分でもあきれるくらい頑張った。喝采ものだ。
夜明け前3時半に登山口に着くともう2台停まっている。空には星もなくガスがかかっていて雨も降り出す始末だ。
頂上に着く頃にはガスもなくなり夜明けのグラデーションが見られるかもと防寒具を着、手袋をして小地獄を登って行く。
後から登ってくる人もなく懐中電灯を頼りにぼちぼちと足を進めるがピッチがあがらない。
雨は降らなかったが頂上に立って待っていてもガスは取れなかった。で、上の写真が2枚撮れただけで下山する。
登るときは真っ暗闇でわからなかったが山肌はすっかり紅葉していて青空も広がり山肌が美しい。
登ってくる人もこの時間帯はすごく多く週末のトレッキングを皆さん楽しんでいらっしゃる。









10月23日(曇り)大浪池
大浪池より高隈山系と桜島を望む
フォト「大浪池より高隈山系と桜島を望む」
冬型の気圧配置で北風が霧島山を吹き荒れる。大浪池の頂上も林が雄叫びを上げ湖面は白波も立っている。
登りは誰とも会わず頂上に着いたときは朝焼けがもう始まっていた。
あわてて撮ったものだからぶれてしまっているデジカメのフォト多数あり。急いで西回りの撮影ポイントへと走るように登って行く。
自分では走っているつもりなのだが足が前に進まない。あわれ。
西回りで撮影しているとそばにミヤマキリシマが1株咲いていた。東回りでも1株あった。この寒いのになぜだろう、昨日晴れていたからだろうか。
東回りは火口壁の木々も色づき始めていて今日のような寒さが続くと紅葉も早いのかと思ってしまう。
下山するときに会った人5人。


10月30日(晴れ)池めぐり
池めぐりコースから望む韓国岳 池めぐりの紅葉 フォト「池めぐりコースから望む韓国岳」と「池めぐりの紅葉」
朝早くは雲が低く垂れ込み韓国岳も白鳥山も見えず不動池に着くと車が2台停まっていた。
ブレーカーを着込み手袋をして池めぐりの登山道を進む。登山道を歩くと木々は紅葉していて一瞬立ち止まってカメラを向けてしまう。
六観音御池に着いても湖面も対岸も見えずすぐに白紫池へと登って行く。
白紫池手前では青空も広がりだし韓国岳も顔を出し始めている。二湖展望台、白鳥山から北展望台へと進むと六観音御池は紅葉がくっきりと見えている。
この頃になると散策する人も多くあちこちで声が弾んでいる。青空に紅葉がきれいだ。
不動池に戻って見ると右も左も車だらけだった。



  平成17年   
11/3 大浪池   11/6 新湯   11/12 新湯林道   11/13 新燃岳   11/20 高千穂峰   11/23 韓国岳   11/26 大浪池   11/27 中岳
11月3日(曇りのち小雨)大浪池
大浪池東回りの紅葉 フォト「大浪池東回りの紅葉」
11時前、雨が降る大浪池の登山口に戻って車の所に行くと女性の声が私を呼んでいる。
雨に霞んで誰だかわからない。周りにもたくさんの登山者で賑わっている。
近づくと薩摩おごじょのYさんとSさんだ。お久しぶり。
7時に登山口に到着。まだ雨は降っていない。先着の車が2台停まっている。
頂上から西回りへと進む頃には小雨が降り出してきた。傘をさすまでもなくカメラが濡れないようにと登って行く。
時々ガスが流れて湖面と紅葉が姿を表す。刻々と変化する自然に感嘆する。韓国岳の頂上も姿を見せてくれて思わずシャッターを切る。
非難小屋を過ぎても雨は降らず湖面には火口壁の紅葉が映りこんでいる。それも一瞬の間に消え韓国岳も消えてしまう。


11月6日(雨)新湯
両滝 フォト「両滝」
小降りになったので家を11時前に出る。雨も上がるだろうと新湯の沢と新湯林道から見る獅子戸岳の夕焼けでも撮りたいなと新湯へ向かう。
新湯は雨が降ったり止んだりだがガスが回りの景色を隠してしまっている。それでも熱心にカメラを切っている人も多い。もちろん紅葉を見に訪れる人も車もこのガスの中ひっきりなしという感じだ。
両滝に行ったがここもガスでぼんやりとしている。今日は登山靴を深長靴に履き替えている。
やはり傾斜地には長靴は不向きで靴の中で足が滑ってしまい歩きにくい。
今日みたいな天候だったら三脚が必要と持って歩いたのが正解で沢の中で落ち葉が回っているところを撮影できた。 これだけが今日の成果だった。


11月12日(晴れ)新湯林道
新湯の紅葉もピークを過ぎ登山口には車が4台停まっていて静かだ。
落ち葉が敷き詰められた新湯林道をのんびりと歩くのだが上を見て横を見てとチェックに忙しい。
青空も広がってきて紅葉が光り輝きなかなか前に進まない。デジカメのCFを3枚用意して240枚は撮れるのだが危うい。
メデイアの残りを気にしながら横道にばかり入り込んで林道の終点もまだである。
たまに新燃岳へ向かう人と会うくらいで本当に新湯の秋を満喫している。
新湯林道に5時間もあちこちと動いてしまった。戻ってみると登山口にも道路にも車があふれていた。

新燃岳 獅子戸岳 韓国岳
フォト左から「韓国岳」「獅子戸岳」「新燃岳」


11月13日(曇り)新燃岳
新湯の夜明け フォト「新湯の夜明け」
新湯の朝焼けを期待したがあまり染まらず残念、次回にこうご期待だ。今朝はまだ他に車は無し。
昨日は青空も広がり紅葉もきれいだったが今日は雲が流れてきて空を覆いつくそうとしている。
それでも小さな秋を見つけながら林道を歩く。新湯の沢を過ぎ新燃岳へと登って行くのだが途中から斜めに行くルートが閉鎖されている。
以前の真っ直ぐに登るルートに戻っていた。まあこちらの方が道を間違えないで登ることが出来安心だ。
新燃岳に立つと風は冷たく初冬のような景色で辺りには登山者の姿はない。東回りに頂上まで行くと高千穂峰の左手に鰐塚山が見え、右手には錦江湾に桜島、そして開聞岳も見え満足する。
高隈山系の山並みは見事である。


11月20日(曇り)高千穂峰
二子石と御池、小池 フォト「二子石と御池、小池」
空はどんよりとしているが登山口からは頂上も見えていて晴れるのを期待しながら登って行く。
一合目、二合目とぐんぐんと?登り三合目の手前でやっと平坦になり安堵する。二子石の山肌は色づいていて晴れていれば一段ときれいなんだろうなと思いながら四合目めざして足を進める。
四合目も五合目も登りが急でペースダウンだ。六合目手前になると二子石もよく見え分岐目指して足も軽やかなり?。これから先頂上までは丸太の階段になっているのだがザレ場では丸太を埋め尽くしていて登り辛い。
高千穂峰の頂上に着いてまもなく粉雪が舞いだした。やはり寒いのである。腰に巻いていたブレーカーを着、元来たルートを下山。御池と小池も見て撮影して下山開始だ。
霧島東神社からのルートも2組高千穂峰を目指していて御池小ルートも4組とすれ違った。王子原ルートからは登山していないようで登山口にも車は停まっていなかった。
いよいよ雪山のシーズン到来だ。
7:21御池小登山口→7:32一合目→7:46二合目→7:59三合目→8:14四合目→8:31五合目→9:00六合目→9:19御池小分岐→9:26皇子原分岐→9:53鳥居→10:13高千穂峰頂上→10:50御池小分岐→11:38五合目→12:20御池小登山口


11月23日(晴れ)韓国岳
韓国岳の夜明け フォト「韓国岳の夜明け」
午前4時半過ぎ韓国岳登山道を登って行く。月明かりが登山道を照らしていて懐中電灯もいらないくらいだ。
おかげで満天の星と言いたいが半減、流れ星も2,3個見たか見なかったか・・・。
やはり山頂は風が冷たく手袋にフードつきのブレーカーで日の出を待つこと46分。何で46分かと言えば日の出の時間が6時49分だからだ。
御来光はいつ見ても気持ちがいい。
韓国岳も紅葉が終わって登ってくる人が少ない。私の時間が早いのかも。下山するときに駐車している所を見下ろすと10台は停まっていなかったな。
登ってくる人みんなから「お早いんですね。」と言われながら下山。


11月26日(晴れ雲多し)大浪池
東回りから望む韓国岳 フォト「東回りから望む韓国岳」
大浪池で朝焼けを撮るためスタンバイ。でも雲が多く少し赤くなっただけだった。
辺りが明るくなって韓国岳を見ると頂上付近が白くなっている。初雪か、それとも霜か。いよいよ冬に向かっているのだとうれしくなる。
なぜかというと23日にスタッドレスタイヤに替えたので雪が待ち遠しいのである。
東回りでわた雲を撮りながら高千穂峰、韓国岳と雲を構図に撮影して引き返す。下山途中で左の目がぼんやりしている。
おかしいなと思いながら先日テレビを見ていた糖尿病網膜症で失明しそうになるドキュメンタリーが脳裏をかすむ。
ヤバイなと思いながら糖尿病でもないのにと、左の目を触ろうとするとなんとなんとレンズがない。こりゃまたヤバイ。
どこで落としたのかと下を見ながら元来た登山道を引き返し撮影した場所を探しあせってしまった。
なんでレンズがはずれたときに気づかないのかとあきらめたところ草むらで発見。宝を見つけたようにうれしかった。


11月27日(晴れたり曇ったり)中岳
御鉢の日の出 中岳 フォト「御鉢の日の出」と「中岳」
中岳へは今年の5月14日に登って以来だ。
平坦部で三脚をセットして高千穂峰からの日の出を待つ。朝焼け雲もあるがそんなには焼けていない。
御鉢から噴煙が昇り太陽に照らされて輝いて見える。西の空はどんよりとして大浪池の中腹から雲が覆っていて風が冷たい。
7時41分、御鉢のとんがりから太陽が出てきた。1時間半は粘った。感心!!感心!?。
三脚はブッシュの中に隠し中岳へと向かうのだが西風が冷たく吹き時折遠くで雷もなる始末だ。
中岳の頂上に着き新燃岳へと思ったがわざわざ寒い中を行かなくてもと下山する。 下山するときには何組かとすれ違い、高千穂河原に着くと駐車場は車も人も多く皆秋の終わりを楽しんでいる。
高千穂河原を出てから霧島神宮の紅葉を撮って帰路に着く。家に帰り着くまで雨が降りっぱなしだった。



  平成17年   
12/10 韓国岳   12/11 大浪池   12/18 大浪池   12/24 新燃岳   12/25 両滝   12/30 大浪池   12/31 池めぐり
12月10日(曇り後晴れ)韓国岳
凍りついた琵琶池(手前) 韓国岳火口 フォト「凍りついた琵琶池(手前)」と「韓国岳火口」
12月3日に霧島山がこの冬初積雪、昨年より23日早いとか言っていたようだ。タイヤもスタッドレスタイヤに替えて準備OKだ。
霧氷も樹氷も楽しめて霧島山の道路を思い切り走れ楽しみばかりふくらんで寝たのが10時頃。
12時前には目がさえてあとは3時過ぎまでテレビを見ていて寝不足気味だ。でも神経が昂ぶっていて目はパッチリ。
韓国岳登山口に4時半前に到着、もう2台止まっていた。昨日の快晴で道路は雪もなくスタッドレスタイヤを試すこともなかった。
簡易アイゼンをつけ小地獄の石の階段を登って行く。ガチガチに凍っている。二合目までアイスバーンだ。
えびの高原の上空には星が輝き、なんて言いたかったが雲に覆われていてあまり星を見れなかった。登るにつれて雲がだんだん多くなっている。
山頂で夜明けを待つのだが雲が邪魔して日の出は雲にかき消されて残念。それでも霧氷に白くなっている高千穂峰や新燃岳を撮影する。
三脚も持って登ったが荷造り紐で縛って肩に掛け右手にスティック、左手に懐中電灯という格好で人目も気にしない。帰りは睡魔が遅い途中で仮眠する。


12月11日(曇り後晴れ)大浪池
韓国岳 フォト「韓国岳」
雨も降らず雪も降らず大浪池の霧氷も溶けてしまっていた。
それでも頂上は北風が吹き荒れ時々粉雪が舞う天候で韓国岳も見え隠れしている。
湖のそばまで下って見ることにした。まだ誰も踏み込んでいない雪を踏みしめ、雪の重みで垂れ下がった笹をかき分け下る。
湖に氷は張っておらず岸辺沿いに雪がラインを作っているだけで何枚か写真を撮ってすぐ上に上がる。
東回りには登山道に雪が凍って残っているが周りの木々には雪をつけていない。崖下の木にも霧氷はない。
東回りの途中で青空が広がり風も止み韓国岳もくっきりと姿を見せてくれまたまた写真を撮ることになる。
昨日も今日も似たような天気で雪はどんどん溶けて行く。
今週にはまた寒気が西日本に下りてくるとかで楽しみにしている。


12月18日(快晴)大浪池
大浪池の雪景色 大浪池登山口 フォト「大浪池の雪景色」と「大浪池登山口」
大浪池登山口には4、5台の車が停まっていてこの冬一番の寒気にも南国宮崎は青空が広がっている。
それでも路面は凍っていていくらスタッドレスタイヤといえども心配で、カーブ手前からスピードは控えめに運転も慎重で登山口に着くまで心臓の鼓動が上がる。
スパッツをはき簡易アイゼンをつけて登山道を登って行く。積雪も10センチ位はあり石畳の段差もなくして登り易いのだが、枝葉に雪が積もり登山道を覆い中腰でよけながら進む。
先に登った人の足跡があるので楽に登って行ける。
雲は北風に流され韓国岳も青空に真っ白い山肌を見せてくれる。東回りは雪も吹き溜まりでは膝下までありここも先人の足跡を利用して進むと楽だ。霧氷あり、桜島あり開聞岳もありだ。錦江湾も志布志湾も輝いて見え満足する。
ただ帰りの新湯の下り坂が心配で東回りから見える新湯の坂が気になってしまう。
東回りでSさんに声をかけていただきありがとうございました。
下山後新湯の下り坂はどのようにして帰ったのかはスタッドレスタイヤのコンテンツで書くことにする。


12月24日(快晴)新燃岳
新燃岳から矢岳と高千穂峰を見る 湯之野分岐手前にて フォト「新燃岳から矢岳と高千穂峰を見る」と「湯之野分岐手前にて」
昨日、都城市のアウトドアショップ「木望峰」で登山靴を購入。今日は早速履き初めだ。
心ウキウキで昨晩から湯之野から新燃岳と決めていて夜中に目が覚めてしまった。えびの高原への道は積雪で通行止めとなっている。
湯之野登山口には車はなくスパッツをして簡易アイゼンは登山靴が新品だから滑らないとつけずに登山開始だ。登山道は登って行くにつれ雪が深くなり心もとない。
でも昨日登った人の足跡が点々と続いていてその足跡を踏んで進むのだが足を上げなければならず結構大変で疲れる。
新燃岳の裾野の登山道は膝まで雪に埋まり悪戦苦闘。後から登ってきた男性に追い越されてしまう。
この人は新湯の坂を上がっていたのだが前に進むことが出来なくて元来た坂をバックで下ったと話されていた。
新燃岳の頂上に着き火口を見ると水は凍っていておまけに豆台風のような風が吹きつけ立っていられない。足を踏ん張ってどうにか撮影する。
雪をかき分けて進むのが如何に大変か思い知った今日で大変疲れてしまった。
9:11湯之野登山口→11:20湯之野分岐→11:42新燃岳頂上→12:03湯之野分岐→13:32湯之野登山口


12月25日(晴)両滝
両滝 雪だるま フォト「両滝」と「雪だるま」
昨日の湯之野から新燃岳は私にとってはハードであったな。
今日は両滝で残雪に滝でも撮ろうと新湯の砂防堰の手前に駐車する。ここから両滝までは時間もかからない。
誰かが歩いた足跡を踏みしめながら野松林の中を登って行く。その足跡は両滝へと続くのだ。
旧登山道へは足跡がなかった。
滝を撮影して沢沿いの崖を雪を掻き分けて歩いていると向こうから猪が一匹、崖下をこちらに向かって歩いて来ている。
私が先に気づいたのだがシャッターチャンスがなく猪も私に気づいて向かってくるかと身構えたが走り去った。 ほんとの話。子連れだったら向かってくるのだろうか。


12月30日(晴)大浪池
結氷した大浪池 フォト「結氷した大浪池」
いよいよ今年も残す所後2日になった。
仕事納めも終わり家に帰って旅支度じゃなくて山支度だ。夕焼けが撮れそうな気がして大浪池へと向かう。チェーン規制は解除されているが道路の脇には雪がまだまだたくさんある。
大浪池登山口に着くと車が4台停まっていた。さっそく石畳の登山道を登って行くのだが雪が石畳の段差をなくして滑り台のようになっている。
ちょっと登った所でアイゼンをつけ滑り台のような登山道を脚を踏みしめて登る。登山姿の女性の人1人とすれ違い、スニーカーの若者3人とすれ違い、家族5人とすれ違い、頂上付近で昆虫を調査している男性1人と会う。
これで車4台のメンバーということになり大浪池は私が1人ということか。
頂上に着きすぐ湖畔へと下ってみる。氷の上に乗っても氷はビクともしない。ツララも下がっている。
太陽が西に沈むのに韓国岳には雲もなく青空が広がっていて夕焼けは撮れなかった。
下山するときは滑り台を滑っているようでアイゼンが役に立った。


12月31日(晴のち曇り)池めぐり
不動池 白紫池 六観音御池
フォト左より「不動池」「白紫池」「六観音御池」
12月4日、南国宮崎に降った雪は今日まで溶けたことがあるのだろうか。
不動池の路側帯に車を停めて硫黄山へと登って行く。雪が深くて足跡を踏みながら階段を登る。不動池も前面氷結である。
池めぐりもスパッツにアイゼンを登山靴に着けて歩く。雪はくるぶしより上にあり溶ける気配もない。
六観音御池は薄く凍っている程度で白紫池へと向かう。白紫池は凍りも厚く氷の上を歩いても大丈夫だ。スケートも出来るかも。
二湖展望台から白鳥山へと進み北展望台から池めぐりのコースへと着く。ここで左足のアイゼンがないのに気がつき今来た道を引き返す羽目となった。
北展望台の先白鳥山への尾根沿いの登山道でアイゼンを発見。疲れがどっと出てしまった。
不動池に着くと路側帯にはコーンが並べてあり明日路側帯は駐車禁止になる。明日の初日の出は期待できるのだろうか。




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